キャッシングとカードローンどちらで借りるべきか?

[公開日]2014/12/16[更新日]2015/04/17

キャッシングとカードローンとの違いとはいったいなんなのでしょうか。また、どちらで借りるのがベストなのでしょうか。借り入れをする前に理解をすることが大切になります。借りる前に7つのチェックポイントを確認してください。

キャッシングとカードローンの違い

カードローンの特徴


カードローンとは簡単にいうと個人用に無担保融資をしてくれることです。ローンに中には目的を持った目的ローンと、目的のない使徒自由なフリーローンがありますが、カードローンはフリーローンに区分けされます。カードローンとは申し込み時に金融機関などで最初に利用限度額を決めたのちに契約して、その限度額の範囲内であれば何度でも返済や借り入れを繰り返し行えます。

また、ローンカードは、一定の収入のある方に発行される傾向があるため、フリーターなどの不安定な雇用状態にある人に発行される傾向がある消費者金融の発行カードと区別しています。返済は残高スライド定額リボルビング方式によるものがほとんどで、利用残高に応じて毎月あらかじめ決められた返済額に基づいて返済を続ける方法です。

借入残高がゼロになるまでは、毎月の約定返済日に口座自動振替やATMなどで最低支払額を支払っていきます。ちなみに、毎月の返済を続けているかぎり、限度額内であれば、何度でも引き出して使えるのです。しかし、逆に枠内であれば簡単にいつでも自由に引き出せるという感覚が借金をしている感覚を薄めてしまって借りて返して、また借りるといったことを繰り返してしまい、金利だけでかなりの金額を支払う結果にもなりかねません。そうなると大きな損失となります。

借入残高がゼロの状態に早めに戻すことを心がけるようにすることが大事と言えます。実質年利率、簡単にいうと利息ですが、借入残高に対して日割計算で日々発生するものがほとんどで借入額が高額で返済が長期にわたるものは利息が影響するため元金がなかなか減らないといったことがあります。

ですからその元金を減らすために余裕ができたタイミングで少しづつ先に返済していくこともできるので早めに返済したほうが良いといえます。カードローンは一度与えられた限度額はかなりよっぽどことがない限り、下げられるといったことはありません。枠内ならとくに審査を受けなくても自由に引き出せますからそこが最大の利点と言えます。

キャッシングの特徴


キャッシングというのは短い期間に借入する多くても50万円位の小口融資のことを指しますが、例えばクレジットカードに付帯している融資機能などで返済も一回で返してしまうというものを言います。通常は無担保で保証人も不要でクレジットカードやキャッシングカードに付随のキャッシング機能を利用してATMなどから1万円単位の少額から借りられます。利用額はカードに決まっているご利用限度額の範囲内となります。使途も自由になっています。

キャッシング銀行や消費者金融が個人にお金を貸して利息を回収するという仕組みです。消費者金融などは人に合わずに契約できる無人契約機などを設置していますし、需要が高まっていることがうかがえますね。

キャッシングは銀行系、信販系、消費者金融系など金融会社の種類によって特徴がありますし、借り入れ可能な金額や金利もそれぞれに違いがあります。やはり銀行系は金利も安いですが審査も厳しく、消費者金融系は金利が高めの代わりに審査が緩いといった特徴があります。

どれも共通して言えることは、限度額までなら何回でも借り入れが可能で、使い道にも特に制限がないということです。返済は、毎月の返済金額や日はあらかじめ決めますが可能であれば前倒しで返済してしまうこともできます。前倒しすれば利息を低くしていくことができるのでもっと有利な条件で融資を受けることも可能となります。

無担保で保証人も必要なく手軽に融資を受けることができる、お金が必要な時にすぐに準備ができて、返済もしやすいといった意味ではキャッシングは借り方次第ではとても便利なものだと言えます。

個人対象のキャッシングの限度額は大体10万円から100万円前後の設定がほとんどで、店頭やATM機械などの短い時間の審査で借入が可能です。大きな金額になったり、場合によっては収入を証明する書類を添付する必要が出てきます。

個人のキャッシングの中に、学生や女性を対象にしたものもありますが、特に限度額も金利も通常のものと変わりありません。

カードローンとキャッシングの比較


次にカードローンとキャッシングの違いを比較してみます。

カードローン

・融資額:幅が広い金額設定
・融資方法:インターネット 専用ATM 店舗等
・返済方法:残高スライド方式リボルビング
・金利:低

キャッシング

・融資額:少なめ
・融資方法:インターネット 専用ATM等
・返済方法:翌月一括もしくはリボ払い
・金利:高

これだけで見るとカードローンのほうが得なように見えますが、借入先によって違いがでてきます。

銀行のカードローンとキャッシング


銀行カードローンの最大の魅力、そして特徴は金利が圧倒的に安いことにあります。そして総量規制対象外という面から、審査に通れば年収の3分の1以上でも借りられます。ただ、信販会社や消費者金融と比べて審査に多少時間が掛かることや、審査が厳しいといった部分があります。

消費者金融に抵抗のある人を対象の一つとして、他社から複数借入している場合の借換えや一本化などの用途に利用しても良いといった、おまとめローンなどもあります。

銀行のキャッシングは、限度額が100から500万円と高額に設定されていて、適用金利も数%から15%程度と低めに設定されていますが、提携先である貸金業者が保証会社になることが条件とされています。一般的に無担保で保証人も不要です。

安心できるおススメの銀行カードローンは、東京三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」があります。全国の提携コンビニATMなどでも利用ができるカードローンです。

ジャパンネット銀行のネットキャッシングも好評のようです。ジャパンネット銀行の普通預金口座を持ってて平日の9時から14時までに200万円までの申し込みであれば審査は60分と早いです。

消費者金融のキャッシング


消費者金融のキャッシングは、限度額が10から50万円と比較的低額の設定で適用金利も8から18%前後といった若干高めの設定です。当然一般的に無担保で保証人も不要ですし、審査が緩いといった特徴があります。

CMでおなじみのプロミスです。無利息サービスやポイントが貯まるサービスや利用できるATMの多さなどサービスに充実しており、審査も比較的易しいと評判です。

クレジットカードのカードローンとキャッシング


クレジットカードのカードローンはキャッシングとは別にリボルビング方式の融資制度があります。カードローンを希望するカードの会員に、審査をした上でカードの利用限度額とは別のローンの利用枠を設定します。

クレジットカードのキャッシングの場合は、消費者金融と同じで限度額が10から100万円と比較的少額に設定されていて適用金利も14から18%前後とやはり高く設定されていることが多いです。一般的に無担保で保証人も不要です。カードを作って届くまで2週間前後の時間がかかります。

貸し過ぎや借り過ぎを防止するため貸金業者から借りることのできる総額に制限を設けた新しい規制、借入の総額が年収の3分の1を超えている場合は新たな借入はできないのですが、この規制の対象となるのは個人が貸金業者から借入をする場合です。

銀行で借り入れる場合や、法人名義での借入は対象外で、住宅ローンや自動車ローンなども対象外です。
そしてこの規制はクレジットカードで現金をキャッシングした場合は適用になるのですが、クレジットカードで買い物、ショッピングをした場合は適用されません。

審査が比較的易しく、便利だと評判の楽天カード。申し込んでからカードが郵送で到着するまでの時間も比較的早いと評判です。ネットキャッシングはパソコンや携帯電話から24時間いつでも申し込みできます。
ポイントの貯まる率もよく利用すればするほど貯まります。

返済方式のチェック


色々な種類の返済の方式がありますので、申し込みをする際に返済方式も確認することが大事です。知らない返済方式等があれば確認しておきましょう。

元金均等方式
毎月の返済額の内、元金の額が一定で返済する毎に確実に元本が減ります。ですので返済回数を重ねていくことにより負担が軽くなることが特徴です。

元金部分は返済回数による均等額を支払い、利息部分はその元金残高による利率を乗じて算出し、その合計額を毎月の返済額とします。住宅ローンや教育ローンなど返済期間が長期にわたる場合、 かつ金額が大きくなる場合、元金均等返済は初期の負担が大きいため、利用しにくいですが、最初のうちさえ頑張れば返済額は徐々に減っていき、また支払い利息総額は元利均等払いより少なくなります。

元利均等方式
元利均等方式とは、毎月の返済の支払額を一定にする方法で、毎回の返済額が同じになるよう元金部分と利息部分を合わせているため返済における資金繰りは安定しますが、元金部分は利息の減少に従って増加していきます。元利均等返済はなかなか元本が減らないので支払総額では元金均等返済よりも多くなることが特徴です。

リボルビング方式
リボルビング方式とは、利用金額にかかわらず毎月一定金額を支払うクレジットカード決済方法です。毎回の返済額を決め、その金額に応じて支払い回数が決定されます。途中利用残高が変わっても毎回の返済額は変わらない定額払い方式と、残高によって返済額が変わる残高スライド方式があります。

利用金額が増えても、返済していく額にはあまり影響がないので返済しやすいですが分割払いより手数料率が高くて返済が長引くと利息の負担も大きくなってしまいます。

毎月の支払額をあらかじめ指定する定額リボルビングは、回数ではなく最低支払額を定めた支払方法です。また、分割払いは代金を何回かに分けて支払いますが、リボ払いは利用限度額の範囲内ならいくら利用しても支払金額は毎月一定になるといった特徴があります。

残高スライドリボルビング方式
残高スライド方式とは、借入残高によって毎回の返済額が変わる返済方法です。例えばですが、50万以下なら1万円ずつ、50万円を超え100万円以下なら2万円ずつといった借入残高によって自動的に返済金額が変わる支払方法をいいます。

一言でカードローンやキャッシングといって、同じ金額を借りたとしても、借入する先や借入方法や種類、そして返済方式などによっても実際支払っていく総額や毎月の支払額が全くことなります。その時の自分の状況や何を優先するかによって借入する場所や方法、種類を判断して正しく返済していくことが大事と言えます。