フリーター/主婦向けキャッシング・カードローンの会社選び

[公開日]2014/12/20[更新日]2015/04/17

フリーターや主婦の方は正社員で仕事を持っている人と違い、もし急にお金が必要になった時には実際貸してくれるところがあるのだろうか、といった不安があります。キャッシングをする際に、お金を貸す金融会社が融資できますと判断を下すまでには、フリーターの人や主婦の人に対しての審査は厳しくなるものなのでしょうか?

主婦・フリーター向けキャッシングとカードローン

そういったことも踏まえて、フリーターや主婦の人でも安心して借りられる、審査が通りやすいキャッシング会社を見ていきたいと思います。

審査の基準


これはどんな方でも同じです。

過去の返済、現在の返済全てにおいて借り入れの履歴
これは以前に借り入れしていた分も含めて、返済が遅れていないかとおいう部分の確認です。

事故情報の有無
過去、もしくは現在ブラックリストに載っている、つまり自己破産や債務整理などをしているかどうかの有無です。

直近2、3か月以内での再申込者ではないか
つい最近申し込んだばかりの人だったり、他社でも多数申込みをしていて断られているかどうかの情報の確認をします。あまりに多いと、申込みブラックとして断られる率が高くなります。

申込み内容と信用情報に登録されている内容(住所、勤務先等、居住年数等)の照合
虚偽の申し込みをしていないかの確認をします。一般的にですが返済能力が高いと言われる職業を上げていくと、上から順に、公務員、大手企業勤務、中小企業勤務、自営業、派遣社員、フリーターという順番になります。フリーターなどのアルバイトの場合でも、安定した収入があればキャッシングの利用は可能となります。

また、もっと重要なのは勤務年数の長さです。つい最近新入社員で入社したばかりの新人だったり、転職したばかりで勤務年数が短い人などは収入が安定しているとは言い難い状況だと言えます。勤務年数が長ければ長いほど良い評価を得られるようです。

また、記載されている居住形態や居住年数などから信用度が高いかも判断されます。持ち家であるか、同居人がいるかなどが判断材料となりますが、実際アパート暮らしだと家賃が発生しますし、持ち家でないと住宅ローンがあることから評価は持ち家より下がりますし、同居人がいるかいないかだと同居人がいる場合のほうが生活面において比較的に余裕があるといった診断になることが多いよです。

融資においては、持家、同居人(配偶者や親)がいる方が審査に通りやすくなるようですね。

総量規制の基準以内か
年収の3分の1を超える金額の申し込みはできません。超えてなくても、収入と照らし合わせて支払能力が本当にあるのかも判断されます。

健康保険の種類
審査に最も通りやすい順番は公務員が加入している共済保険、そして大手企業の組合保険、次に社会保険、最後が国民健康保険の加入者となります。健康保険に加入していないのが一番良くないので、この場合ほぼ審査に通るといったことはないと思います。

すべてクリアになって初めて、職場へ在籍確認が行われるわけですが、フリーターの人はともかく、主婦の人は直接の収入が無いわけですから、この総量規制の対象となる金融会社では借り入れができないということになります。

しかし、総量規制の対象外である銀行のカードローンは専業主婦でも借りることが可能になっています。この場合、審査基準は申込みをする本人でなく、その配偶者である人になります。ですから配偶者の同意書、収入証明書などが必要になります。

以下、専業主婦におススメするキャッシングの会社の情報と金利、そして融資可能額です。
※執筆時点での情報なので、詳細は公式ページでご確認ください。

株式会社三菱東京UFJ銀行


株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ100%出資会社
金利4.6%~14.6%
融資額最高500万円(主婦の利用限度額は30万円)

株式会社みずほ銀行


株式会社みずほフィナンシャルグループが100%出資会社。
金利4.0%~14.0%(実質年率)
融資額最高1000万円まで

株式会社イオン銀行


イオンフィナンシャルサービス株式会社が主要株主
金利3.8%~13.8%
融資額最高800万円まで

レイク(=新生フィナンシャル株式会社)


株式会社新生銀行が99.8%出資の会社
金利4.5%~18.0%
融資額最高500万円

実際消費者金融で借り入れするよりも、銀行カードローンのほうが金利が安いですし、総量規制もありませんからなんだか専業主婦にとっては嬉しいことばかりのように思えますが、審査が厳しいので最初の限度額の設定は低いところからスタートすることが多くなります。

そののち状況が変わったり、時間の経過により枠が増えるといったことはあるようですが、専業主婦に提示される利用限度額は10万円くらいが限界のようです。

しかし、急な入り用程度に必要な数万円なら対応できますし、あまり多額に借りれたとしても直接の収入のない専業主婦にとっては、逆に後々困ることにもなりかねませんから、少しの利用程度で利用するには十分だと言えます。

同じ主婦でもパート勤めをしていたり、また正社員でなくてもフリーターの人にも借りやすいキャッシング会社もあります。フリーターやパート勤めはどうしても収入が低くなりがちなのですが、キャッシング会社によっては、年収を申込みの際に自己申告するだけでいいところがあります。しかし借りられる金額の設定は低くなることが多いです。

例えば学生用専用のキャッシングなどもあるくらいなので、フリーターでもパートでも、長く勤めていれば信用度は増しますし、必要書類を提出することによってキャッシングは可能です。以下、フリーターやパート勤めの方におススメするキャッシングの会社の情報と金利、そして融資可能額です。
※執筆時点での情報なので、詳細は公式ページをご確認ください。

アコム(=アコム株式会社)


株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループが36.88%出資している会社。
金利4.7%~18.0%(実質年率)
融資額最高500万円まで

アイフル(=アイフル株式会社)


基盤となっているのは代表取締役社長の福田吉孝氏(創業者)であり、株主も福田家資産管理会社と福田氏本人なのでどこかの銀行グループではありません。
金利4.5%~18.0%
融資額最高300万円まで

プロミス(=SMBCコンシューマファイナンス株式会社)


三井住友フィナンシャルグループ100%出資会社
金利6.3%~17.8%
融資額最高300万円

モビット(=株式会社モビット)


株式会社三菱東京UFJ銀行50%、SMBCコンシューマファイナンス株式会社45%の共同出資会社
金利15.0%~18.0%
融資額最高300万円

女性専用ローンについて


よく勘違いしやすいのが女性専用ローンですが、これは主婦専用という意味ではありません。いわゆる女性のためのキャッシングで、別名レディースキャッシングともいいますが、各キャッシング会社が女性の利用者の為に展開しているサービスで、最初お金を借りるということに抵抗を感じる女性の為に、受け付け対応してくれる担当者などが全て女性だということ。

実際女性の場合は収入もそれほど多くありませんし、パート勤めの主婦やアルバイトをしている人でも安心して利用できる窓口を提供しようと企業が考えて展開しているようです。特に、家族などに知られたくないといった方のために、プライバシーの保護を手厚くしてくれる取り組みなどもあるようですね。

しかし、申し込んでくる相手が女性だからと言ってか金利を少し高めに設定しているようなところも実際ありますから安心感を逆手にとってだまされないようにしましょう。特に女性専用だから審査内容も優しくなるといったことはありません。

審査の基準は一般の申し込みとほぼ同じですが、主婦向けも通常と同じような審査内容になりますが、企業によっては金利を少し高めにしている変わりに、審査を甘くしているところもあるようです。

とにかく虚偽の報告だけはやめましょう。パートだから年収が低いから少し高めに…と嘘をついたり、もし過去に事故をしたなどの履歴がある場合は、審査が難航することは覚悟してください。あと、必要書類として主婦の人は配偶者の収入証明、そして自分の収入を証明できるものなどが必要になります。

この時心配なのは配偶者に連絡が入るのでは?と思いがちですが、それは申込みをした本人と申し込んだ会社との間の証明となるため、配偶者に直接連絡が入るといったことはないようです。

主婦向けキャッシング・カードローンの会社選び まとめ


以上のことから、専業主婦の方はイオン銀行などを利用することをおススメします。お買い物でイオンカードを持っていればポイントも付きやすいですし、ATMがイオンの中に設置されているから寄りやすいという点でも便利です。

また、審査自体も緩く気軽に借りられ親しみのあるネーミングといったのもイオンの特徴ではないでしょうか。キャッシングやお金を借りるということはどうしても悪いことをしていると女性は捉えてしまい、困っているのに人に言えない、相談できないから誰にも知られないようにヤミ金融などに手を出してしまったという人もいるのです。

イオン銀行のカードローンなら返済もイオン銀行ATMが利用できるので、そういった気分にはなりにくいと思います。また、フリーターの人は長く勤めていてフリーターだけど収入が安定しているのならプロミスなどで申込みをしてみると良いでしょう。

プロミスは審査自体も比較的通りやすい傾向にありますので選択肢になります。逆に銀行ローンのほうがフリーターの人には厳しいかもしれませんので、銀行ローンではなく若干金利も高くなりますが、プロミスやアコム、アイフルなどを利用するほうがいいでしょう。

必ず年収の3分の1を超える借り入れがないことを確認してから申込みをするようにしてください。審査に通って借り入れできることが決まっても、主婦やフリーターの方は後々返済がきつくならないように返済の計画だけは事前に立てるようにしておいてくださいね。