アレルギーの心配がないドッグフードはどれ?動物看護師が選んだ比較ランキング
[公開日]2018/06/28[更新日]2018/07/06
ドッグフードが原因でアレルギーになってしまうことはあるの?
アレルギーを持った愛犬にはどんなドッグフードがおすすめなの?
愛犬をアレルギー予防にはどんなドッグフードを選べばいいの?
アレルギーを持った愛犬にはどんなドッグフードがおすすめなの?
愛犬をアレルギー予防にはどんなドッグフードを選べばいいの?
筆者は動物看護師の経験があり、現場で「飼い主の無知は愛犬の命に関わる」ということを学びました。
アレルギーも同じで、愛犬の食物アレルギーはドッグフードに含まれる食材で発症するため、飼い主の行動次第で十分に予防が可能です。
この記事では、犬の食物アレルギーの症状、アレルギーを引き起こしやすい食材、アレルギーを起こしにくい食材、筆者がおすすめのドッグフードについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
犬の食物アレルギーとは?疑う症状と危険度

ドッグフードや食材を食べた後にどんな症状があれば食物性アレルギーを疑うべきなのか、アレルギーの症状についてご紹介します。
犬の食物アレルギー反応は2種類に分けられる
犬の食物アレルギー反応は食べてすぐに症状が現れるもの(アナフィラキシーショック)と、少し時間が経ってから症状が現れるものがあります。食べた数分〜数十分後に発症するアレルギー(アナフィラキーショック)
食べてすぐに発症するアレルギーを起こした時は、血圧の低下や呼吸困難、発赤など全身に症状が見られます。命に関わる緊急を要する症状なので、発症したらすぐに動物病院で処置をしてもらってください。
食べた1時間~6時間後に発症するアレルギー
時間がたってから見られるアレルギー症状はすぐに命に関わる症状はほとんどありません。しかし、皮膚症状や消化器症状などが見られます。犬の体には負担がかかるため、油断はできません。
こんな症状があるとアレルギーかも?症状の種類
気が付かない飼い主も多い「皮膚炎」
食物性アレルギーの症状としてよく見られるのが皮膚の赤みや痒みなどの皮膚炎です。皮膚炎は体のどの部位にも見られますが、特に目・耳・口周り、お腹などの皮膚が薄い部分によく見られます。
他にもフケや抜け毛の増えるなどの症状も見られるので、軽いアレルギー症状だと気が付かない飼い主も多くいます。
犬は患部をかゆくて掻きむしってしまうことがあり、傷ができると細菌感染の恐れもあります。症状を確認したら、早めに動物病院を受診するようにしましょう。
重症化する恐れもある「嘔吐、下痢(腸炎)」
食物性アレルギーの症状として皮膚炎同様よく見られるのが、嘔吐や下痢などの消化器症状です。下痢や嘔吐はすぐに見られることも、数時間後に見られることもあります。
腸炎は食べた栄養を体に吸収できなくなるために栄養失調や脱水を引き起こし、重症化すると動物病院で入院することもあります。
食物性アレルギーでは軽い嘔吐や下痢で数日で落ち着くことがほとんどですが、中には腸炎を引き起こし完治に数ヶ月かかることもあるので、早めに動物病院で治療を受けましょう。
風邪と間違いやすい「鼻炎」
鼻水やくしゃみなどの症状は、風邪の症状にも似ているため食物アレルギーと診断されるまでに時間がかかることがあります。寝ている時にいびきを起こしていたり、鼻水が出続けている時は動物病院を受診してみるのが良いでしょう。
目の炎症
前足で目のあたりを引っ掻く仕草をしている場合、目が炎症を起こしている可能性があるので、目をチェックしてみましょう。引っかきすぎると顔周りに傷がついてしまうこともあるので注意が必要です。
目やにが多くなり涙やけがひどくなることもあるため、ドッグフードを変えて目やにが増え、アレルギー症状に気づいたということもあります。
犬が食物アレルギーを起こしやすいドッグフードの原材料は?
犬の体質により、食物アレルギーを引き起こす食材は異なりますが、食材の中には特にアレルギーを引き起こしやすいものがあります。
これか紹介する食材が使われたドッグフードは避けるようにしてください。
牛肉や豚肉

肉類が持つタンパク質は犬にとって重要な栄養素で、犬の食事は高タンパク質低炭水化物が理想です。
そのため、ほとんどのドッグフードには肉類のタンパク質が含まれています。
牛肉や豚肉はドッグフードで使われることが多いため、アレルギーを持っていると今後与えるドッグフードに悩んでしまうことも多いでしょう。
メジャーなお肉の中なら鶏肉が比較的アレルギーの原因になりにくい食材です。
またラム肉、鹿肉、馬肉はアレルギーを引き起こしにくい食材だと言われているので、一度試してみてもいいかもしれませんね。
トウモロコシ・小麦などの穀類

実は、犬は炭水化物を消化するのが苦手です。
しかし、トウモロコシや小麦などはかさ増しに利用されるため、安価なドッグフードには必ずと言っていいほど入っています。
食べる量を調節すれば問題ないこともありますが、アレルギー体質の犬には不向きな食材です。
そのため、トウモロコシや小麦などの穀物を犬が過剰に摂取すると消化不良や下痢・嘔吐などの消化器症状の原因になってしまいます。
どうしても穀物が入ったものを選ばざるをえない時は、大麦や玄米などの穀物の中でも比較的アレルギー症状が起こりにくい食材を取り入れるようにするといいでしょう。
酸化防止剤などの添加物
ドッグフードには様々な添加物が含まれていて、特に注意してほしいのが「エキシトシン」、「BHA」、「BHT」です。これらの添加物は酸化防止剤として使用されていますが、ガソリン用や石油用などに使用されるような強力な酸化防止剤です。
皮膚炎だけでなく、ガンを発症する恐れがあると言われている添加物なので避けたほうがいいでしょう。
他にも、着色料、甘味料、保湿剤、合成保存料などにも注意が必要です。
アレルギーを起こしにくいドッグフードの選び方
アレルギーを起こしにくいドッグフードを選ぶポイントは3つあります。
アレルギーを起こしにくいドッグフードを選ぶ3つのポイント
・アレルギーを起こしにくい原材料のドッグフードを選ぶ
・無添加のドッグフードを選ぶ
・穀物が含まれていないドッグフードを選ぶ
・無添加のドッグフードを選ぶ
・穀物が含まれていないドッグフードを選ぶ
アレルギーを起こしにくい食材を選ぶ
アレルギーの原因となるアレルゲンが特定できていない場合でも、アレルギーを起こしにくい食材を使用したドッグフードを選ぶことで予防することが可能です。それでもアレルギーを起こす可能性はゼロではありません。そのため、ドッグフードを変える際は、まずは少量を混ぜてみるなどして時間をかけて少しずつ慎重に行う必要があります。
まず、ドッグフードを選ぶ際は原材料を確認し、牛肉・豚肉、トウモロコシ・小麦を使用しているものは避けましょう。
無添加のドッグフードを選ぶ
ドッグフードの添加物が全て悪いわけではありませんが、元々野生の犬にとって添加物は不要なものです。天然由来の添加物であれば犬の体への負担は少ないのですが、合成添加物は病気を誘発する可能性もあります。
さらに、添加物は犬のためというより、飼い主のために使われることが多いのが現状です。
ドッグフードの色が可愛い、保存期間が長いなどの理由で購入しているのであれば、犬にとってメリットは少ないドッグフードの可能性が高いので、ドッグフードの変更をおすすめします。
穀物が含まれていないドッグフードを選ぶ
アレルギーを防ぐドッグフードを選ぶためには「穀物が含まれていないドッグフード」を選ぶことが重要です。穀物自体は本来あまり犬にとって必要がないもので、消化するのも得意ではありません。
穀物が過剰にドッグフードに含まれていると食物アレルギーだけでなく消化不良や肥満などの病気を引き起こす可能性があります。
動物看護師が選ぶ!アレルギーを防ぐおすすめのドッグフードランキング
アレルギーを起こしにくいドッグフードの選び方を紹介しましたが、実際にアレルギーを防ぐおすすめのドッグフードはどんなドッグフードなのか気になりますよね。
先ほど紹介した3つの選ぶポイントをおさらいしましょう。
アレルギーを起こしにくいドッグフードを選ぶ3つのポイント
・アレルギーを起こしにくい原材料のドッグフードを選ぶ
・無添加のドッグフードを選ぶ
・穀物が含まれていないドッグフードを選ぶ
・無添加のドッグフードを選ぶ
・穀物が含まれていないドッグフードを選ぶ
このポイントに当てはまるドッグフードの中で、特におすすめできる4種類のドッグフードを紹介します。
商品名 | 総合評価 | 原材料 | 価格 |
---|---|---|---|
アレルギーが 心配な原材料が無く 高品質 | 牛豚不使用 穀物不使用 | 3,564円 (税抜,1.8kg) 1kgあたり1,980円 |
|
1位に負けず 高品質 食いつきが モグワンに劣る | 牛豚不使用 穀物不使用 | 3,960円 (税抜,2kg) 1kgあたり1,980円 |
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ラム肉使用で 高品質だが 穀物アレルギーには× | 玄米・オーツ麦使用 牛豚不使用 | 3,960円 (税抜,2kg) 1kgあたり1,980円 |
|
高品質だが 穀物アレルギーには× | 大麦・玄米使用 牛豚不使用 | 2,296円 (税抜,1kg) |
これらの4種類のドッグフードを比較し、図にまとめると以下のようになります。

それでは、各ドッグフードを解説します。

モグワンは動物栄養管理士が栄養バランスを考え、穀物や添加物不使用で犬の消化器に負担をかけないように作られたドッグフードです。
人間が食べられるレベルの高品質な原材料
モグワンに使用されている原材料はすべて高品質で、人間が食べても問題ないヒューマングレード品質です。主要原材料の鶏肉やサーモンも新鮮で良質な食材をし、トマトやアスパラガスなどの栄養価の高い野菜もバランスよく配合されています。
鶏肉やサーモンなどのタンパク質を50%以上使用しているので、犬の理想とされる高タンパク質低炭水化物食になっています。
オメガ3脂肪酸やαリノレン酸を多く含みアレルギー症状から守る
主要原材料のサーモンはオメガ3脂肪酸やαリノレン酸を多く含んでいます。これらは、血液トラブルを改善したり、皮膚や関節などの保護、免疫機能の向上、アレルギー症状の改善などの効果が期待できるので、アレルギーを気にする場合はおすすめの栄養素です。
牛豚・穀物不使用・無添加で安心
モグワンは無添加でヒューマングレードの高品質の原材料を使用しています。そのため、安心して愛犬に与えることができるのです。
香料も使用していませんが、素材(特にサーモン)の香りで犬の食いつきの評判もよく、食いつきの心配はないでしょう。
実際にモグワンを与えている飼い主の口コミは?
モグワン到着🍚✨
— チワワのゆず (@yuzu_chihuahua) 2017年7月12日
( *˙ω˙*)و グッ!
皆さんは回転食って気にしてますか!?興味はあるのですが、れもんが結構偏食なので、ちょっと難しいなぁと思ってます(笑)😅
モグワンくらい喜んで食べてくれるフードは初めてですからね~✨#チワワ#多頭飼い#回転食#モグワン pic.twitter.com/REWvnpHmMC
おはようございます
— みちょ (@komugipoo2) 2018年2月1日
ヾ(´︶`*)ノ🎵
友達に勧められて
フードをモグワンに変えてみました!
偏食のミシェルもがっついてました! pic.twitter.com/uNgFFJEsmX
ワンコロのご飯、試しにモグワンに変えたんだけど食いが違うくてびっくりだわヽ(*´▽)ノ♪
— たっちーっ (@tatsu_inte9695) 2018年6月24日
ツイッターでは特に食いつきの喜んでいる声が多く見られましたね。
愛犬の健康を重視するすべての飼い主におすすめしたいドッグフード
モグワンはドッグフードをなかなか食べてくれない犬や、牛肉・豚肉、穀物にアレルギーを持っている犬におすすめのドッグフードです。アレルギーを引き起こしにくい原材料を使用しているため安心して与えることができます。
また、新鮮な素材を使用して作られているので、消化しやすく体に吸収されやすいため、子犬から成犬、老犬まで長く食べ続けることができます。
モグワンは自社では公式サイトでしか販売していません。Amazonや楽天は第三者が販売している転売品で割高なので、必ず公式サイトで購入するようにしましょう。
モグワンの公式サイトへ

牛豚・穀物不使用なのでアレルギー予防にぴったり
カナガンは犬の本来の食生活に近づけるために穀物を一切使用していません。牛肉や豚肉も使用しておらず、メインの原材料は鶏肉です。
アレルギーを気にする飼い主におすすめできる原材料のドッグフードと言えるでしょう。
ヒューマングレードの厳選された原材料を使用
使用する原材料はすべて厳選し、人間が食べても問題ないと言われる高品質な食材です。原材料の品質の高さからペット先進国と言われるイギリスでも愛され、愛犬家の中でも高い評価を得ています。
実際にカナガンを与えている飼い主の口コミは?
しょうた、カナガン試して涙やけ薄くなってきたんだよ( ・∇・)
— 右も左も犬と猫 (@maemoushiromo) 2018年6月26日
ってか、フードをカナガンにして1ヶ月経過。
悩みの涙やけ薄くなってるし( ☆∀☆) pic.twitter.com/oRq8FEqGGK
カナガン(ドッグフード)の試供品とどいたー!100円だよ!
— はるなつひめ (@HaruNatsuHime) 2018年6月21日
めっちゃ食いつきいい!おやつより食べるwww
キャットフードもサンプルもらお😆 pic.twitter.com/hRNPuYU7ew
ドッグフードのカナガンをあげたら食べる❗そのままでも食べる❗
— にゃむ (@pagupagubu) 2018年3月8日
腹に合えばこれに変えるか❗
実際に涙やけの症状が緩和している人や、食いつきの良さに喜ぶ声が多く見られました。
愛犬の健康維持に悩んでいる飼い主におすすめ
カナガンは穀物アレルギーを持っている犬や皮膚疾患などに悩んでいる犬におすすめです。原材料にはサツマイモやクランベリーの抗酸化作用、マリーゴールドなどの免疫力維持効果が期待できます。
アレルギーだけでなく皮膚の状態が良くなかったり、病気がちな犬にオススメです。
カナガンは自社では公式サイトでしか販売を行っていません。Amazonや楽天で販売されているものは第三者の転売で割高です。必ず公式サイトから購入するようにしましょう。
カナガンの公式サイトへ

ラム肉を使用しているのでアレルギーになりにくい
牛や豚と比べてアレルギーになりにくいと言われているラム肉が使用されています。アレルギーを引き起こしやすいと言われる小麦・大豆・トウモロコシ・乳製品・牛肉・豚肉なども使われておらず、ほとんどのアレルギーに対応したドッグフードだと言えるでしょう。
ただし、穀物である玄米とオーツ麦が使用されているので、愛犬が「穀物アレルギー」という方にはおすすめできません。
無添加のドッグフードなので安心して与えられる
ナチュラルドッグフードラムは、100%無添加・アレルギー対応・高嗜好性のドッグフードです。犬の健康に害があると言われる人工添加物・着色料・保存料・香料などを一切使用していないので、安心して与えることができます。
穀物使用が残念!小粒なので大型犬より小型犬向き
ナチュラルドッグフードラムはアレルギーに配慮して作られたドッグフードです。ただし、アレルギーが起きにくい食材ではあるものの、穀物である玄米・オーツ麦が使用されているのがマイナスポイントではあります。
無添加でできており、消費期限は添加物が含まれているドッグフードより短くなります。ドッグフードの管理は、密封容器に入れるなどして、しっかり行いましょう。
また全年齢・全犬種対応ですが、粒が小さいために大型犬よりも小型犬向きと言えます。
ナチュラルドッグフードラムは、自社では公式サイトでしか販売を行っていません。Amazonや楽天で販売されているものは第三者による転売で割高です。必ず公式サイトから購入するようにしてください。
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アレルギーから守るためのドッグフードは牛豚・穀類・添加物に注目
アレルギーを起こしにくいドッグフードを選ぶ3つのポイント
・アレルギーを起こしにくい原材料のドッグフードを選ぶ
・無添加のドッグフードを選ぶ
・穀物が含まれていないドッグフードを選ぶ
・無添加のドッグフードを選ぶ
・穀物が含まれていないドッグフードを選ぶ
ここでは犬の食物アレルギーの症状、アレルギーを引き起こしやすい食材、アレルギーを起こしにくい食材、おすすめのドッグフードについてご紹介しました。
犬の食物性アレルギーの症状は皮膚炎、消化器症状だけでなく、鼻炎、目の炎症などが見られ、鼻炎や目の炎症では食物性アレルギーを特定するまでに時間がかかることが多くなります。
犬にはアレルギーを引き起こしやすい食材がいくつかあり、アレルギー体質の犬の場合はドッグフードを選択する際にしっかりと原材料を確認しましょう。