【業界人が解説】iPhoneは格安SIMでも使える!乗り換え方法と注意点
[公開日]2017/06/20
しかし実際は、格安SIMでは意外と簡単にiPhoneを使うことができるのです。
そこで、この記事ではiPhoneを格安SIMの乗り換え方法と格安SIM選びのポイントを解説します。
目次
ドコモ/au/ソフトバンクのiPhoneで乗り換え可能

ただし、大手キャリアで購入した全てのiPhoneがそのままで格安SIMを利用できるわけではありません。
購入したiPhoneを使って、格安SIMを利用する方法を確認していきましょう。

3社のiPhoneって、まったく同じなわけではないんだね。
SIMロック解除をしない場合は格安SIMが限定される
iPhoneをSIMロック解除せずに格安SIMで使うには、購入したキャリアと格安SIMが利用している通信網のキャリアが同一でなければいけません。例えばdocomoで購入したiPhoneをSIMロック解除をせずに格安SIMで使うには、docomoの通信網を利用した格安SIMの契約になるのです。
格安SIMサービスは数多くありますが、サービスによって利用する通信網は異なります。
主な格安SIMサービスと利用している通信網の関係を下記のリンクの表にまとめました。
【3大キャリアの端末をSIMロック解除せずに使えるMVNO一覧】
主要14社中12社がドコモ回線利用
多くの格安SIMサービスはdocomoの通信網を利用するため、docomoユーザーの人は格安SIMに乗り換えしやすいと言えるでしょう。auの通信網は少なめ
auは提携するUQ mobileをメインとするため、対応事業者は少なめです。SoftBank通信網は現在データ通信のみ
ソフトバンクの通信網を利用する格安SIMはデータ通信しか利用できず電話が未対応ないため、そのまま格安SIMへの乗り換えができるとは言い難い状況です。iPhoneのSIMロック解除で選択肢は広がる
どのキャリアのiPhoneでも、SIMロックを解除すれば回線に関係なく格安SIMを使うことができます。しかし、大手キャリアの全てのiPhoneがSIMロックを解除できるわけではありません。
iPhone6s〜の機種はSIMロック解除できる
SIMロック解除に対応しているモデルは、iPhone6s以降に発売されたモデルです。
もちろん、解約する前に使っていたiPhoneもSIMロック解除できますが、解約した端末は解約後90日以内でなければSIMロックを解除できません。
iPhone6sより前のモデルは、購入したキャリアと同じ通信網の格安SIMでしか利用できないので注意しましょう。
もちろん、解約する前に使っていたiPhoneもSIMロック解除できますが、解約した端末は解約後90日以内でなければSIMロックを解除できません。
iPhone6sより前のモデルは、購入したキャリアと同じ通信網の格安SIMでしか利用できないので注意しましょう。
【キャリア別】SIMロックを解除できる条件
SIMロックを解除できるモデルの他にも、条件がキャリア別に設定されています。docomoでiPhoneを購入した場合
docomoもauやソフトバンクと同じ条件でしたが、2017年5月より条件が緩和されました。・一括購入の場合は即日
・分割購入の場合は購入してから100日以上経過
・分割購入の場合は購入してから100日以上経過
上記の条件を満たせば、SIMロックの解除ができます。
docomoはSIMロック解除の手続き窓口は以下の3つから選ぶことができます。
・ドコモショップ
・カスタマーセンターへ電話
・オンラインのマイページ
ショップと電話は3,000円の手数料が発生しますが、オンラインで手続きすると手数料が無料になります。
au、ソフトバンクでiPhoneを購入した場合
一括払い・分割支払いに関わらず、購入してから181日以上経過しなければSIMロックを解除できません。SIMロックを解除する方法はショップで手続きするか、オンラインのマイページで行うかのいずれかが選べます。
ショップでのSIMロック解除は3,000円の手数料が発生しますが、オンラインのSIMロック解除は無料です。
オンラインが無料でオススメ
各キャリアともにオンラインであれば、無料でSIMロックを解除できます。費用を抑えたい人は、オンライン手続きを選ぶと良いでしょう。
「SIMロック解除=解約」ではない
「SIMロックを解除することは回線を解約すること」と思うかもしれませんが、実際は違います。SIMロック解除はあくまで「契約したキャリアの回線でしか利用できない制限から解放する」だけの手続きです。
つまり、SIMロック解除をしたからといって、契約する回線が解約されるわけではありません。
解約関係なく、大手キャリアと契約中にSIMロックを解除しておくと、一つメリットがあります。
それは海外旅行の時です。
SIMロック解除が海外旅行の時に役立つ理由
海外で大手キャリアの回線でスマホを利用すると、高額の通信料が請求されます。そこで活用できるのが、海外用のプリペイドSIMカードです。
プリペイドSIMは、事前に購入した金額分だけ渡航先で利用可能。
渡航先だけでなく、日本国内でも空港や家電量販店で購入ができます。
海外での通信費を節約できるプリペイドSIMを利用するには、事前のSIMロック解除が必須です。
海外に行く前にSIMロックを解除できるようであれば、解除しておいたほうがいいでしょう。
中古・セット販売・SIMフリーのiPhoneも使える
新たにiPhoneを購入することを検討している方は、よりオトクな方法でiPhoneを入手しましょう。
Apple StoreでSIMフリーiPhoneを購入するのがオススメな理由は安さ
iPhoneを新たに購入する場合、最もオススメな方法は「Apple StoreでSIMフリーモデルを購入する」ことです。Apple StoreでiPhoneを購入するには、端末価格を一括で支払う必要があるので初期費用は高くなります。
しかし、長い目で見れば大手キャリアで購入するよりも負担総額は安いのです。
そこで「iPhone7 32GBモデル」を大手キャリアで購入した場合と、SIMフリーモデルを購入して格安SIMで使う場合で比べてみましょう。
大手キャリアでiPhoneを購入した場合
支払い内容 | 金額 |
---|---|
通話基本料 | 1,700円 |
Web使用料 | 300円 |
データ定額(5GB) | 5,000円 |
端末分割支払金:24ヶ月間 | 3,389円:総額81,336円 |
サポート割引:24ヶ月間 | -2,598円 |
月額料金合計 | 7,791円 |
2年間負担額合計 | 186,984円 |
SIMフリーiPhoneを購入して、格安SIMで使う場合
支払い内容 | 金額 |
---|---|
5GBプラン月額料金 | 2,150円 |
端末代金(一括支払い) | 72,800円 |
2年間負担額 | 124,400円 |
二年間の総額では6万円以上の差
大手キャリアと比べて、2年間の負担額が格安SIMでは62,584円も安くなります。同じiPhoneでも8,500円の価格差
端末代金が分割支払いできる大手キャリアは、一見便利そうに思えますよね。しかし、毎月の通信料金だけでなく、同じ「iPhone7 32GB」の端末代金も8,500円の差が出ているのです。
格安SIMでは契約プランも柔軟
また、大手キャリアは5GB以下のデータ容量を選ぶとサポート割引がなくなります。その一方で、格安SIMではデータ量の小さなプランもあり、データ容量を下げればその分負担額が減少します。
旧機種は格安SIMとセットで購入できる
iPhone5sはSIMロック解除ができませんが、Y!mobileとUQ mobileでは契約とセットで購入ができます。iPhone5sは端末代金が64,800円~と安く、これらの事業者からセット購入することで毎月のスマホ代を安くすることも可能です。
「Y!mobile・UQ mobileでiPhone5s 32GBを購入した場合」
データ量 | 1GB | 3GB | 7GB |
---|---|---|---|
基本料金 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
端末分割支払金 (24ヶ月) | 2,700円 | 2,700円 | 2,700円 |
サポート割引 (24ヶ月) | -1,620円 | -1,620円 | -1,620円 |
月額料金合計 | 4,060円 | 5,060円 | 7,060円 |
※上記金額は新規、乗り換え(MNP)の場合です。
契約開始一年間は特典がある
新規契約後の1年間は基本料金が毎月1,000円割引、データ容量も倍増されます。通信料金も格安SIMであるため、大手キャリアと比較して安いです。
iPhone5sでもスペック上は問題なし
iPhone5sは最新機種にも引けを取らないスペックを持つので、今から使っても問題ありません。
より最新の機種が良いということであれば、Y!mobileとUQ mobileではiPhone SEを取り扱っています。
より最新の機種が良いということであれば、Y!mobileとUQ mobileではiPhone SEを取り扱っています。
中古でもiPhoneは購入可能だがリスクあり
中古のiPhoneは最新機種でも安い
GEOなどの中古販売店や、Amazonなどオンライン通販で中古のiPhoneを購入する方法もあります。「iPhone7 32GB」も5万円前後の相場で購入でき、新品を購入するより初期費用を安く抑えられることが魅力ですね。
格安SIMで使う目的の人からは、SIMロックを解除する必要がないSIMフリーモデルに人気が集まっています。
SIMロックがかかったままの端末を避けるべき理由
もともとSIMロックが解除されていない端末は、SIMロックを解除する手間があるため敬遠されがちです。また、SoftBank端末のSIMロック解除は、購入した本人しかSIMロック解除の手続きができない点も、避けたいと思われる要素でしょう。
このSIMロックが解除されていない中古iPhoneの購入には、大きなリスクがあります。
それは、iPhoneにアクティベーションロックが掛かっている可能性があることです。
アクティベーションロックのiPhoneは購入NG
アクティベーションロックが掛けられているiPhoneは、初期設定で前の持ち主のApple IDとパスワードの入力が求められます。これは紛失時に遠隔操作で初期化したiPhoneを保護するための機能なので、ロックを解除するには前の持ち主に解除してもらう他に方法がありません。
もし、購入したiPhoneにアクティベーションロックが掛けられている場合には、購入店舗から前の持ち主に連絡を取ってもらう必要があります。
しかし、必ずしも以前のiPhoneの持ち主に連絡が付くとは限りません。
アクティベーションロックの有無を必ず確認して、中古のiPhoneは購入するようにしましょう。
格安SIMに乗り換えてiPhoneを使う3つの手順
※ここでは使用しているiPhoneは、すでにSIMロック解除済みと仮定して解説しています。

乗り換えは手続きが面倒かと思ってたけど、意外と簡単なのかな?
手順1:MNP予約番号を取得する
大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるには、「MNP予約番号」を発行する必要があります。MNP予約番号は、電話番号を、格安SIMで引き続き使うために必要なものです。
MNP予約番号は電話手続きでゲット
大手キャリアのショップか、カスタマーセンターへの電話で発行手続きができます。
ショップは混雑時の待ち時間が長く、解約の引き止めにもあうので、電話手続きのほうが無難で手軽でしょう。
ショップは混雑時の待ち時間が長く、解約の引き止めにもあうので、電話手続きのほうが無難で手軽でしょう。
手順2:格安SIMを申し込む
無事にMNP予約番号が発行できれば、契約したい格安SIMサービスへ契約手続きをしましょう。契約の手続きでMNP予約番号が必要になるので、事前に発行したMNP予約番号はメモに控えておきましょう。
MNP予約番号の有効期限は10日以上必要
またMNP予約番号の有効期限は15日間ですが、契約システムのトラブルを回避するため、有効期限が10日以上残っている状態で行ってください。
格安SIMは契約手続き後、SIMカードが後日郵送された7日後に回線切り替えが行われるためです。
格安SIMは契約手続き後、SIMカードが後日郵送された7日後に回線切り替えが行われるためです。
手順3:SIMカードをiPhoneに差し込みAPN設定をする
格安SIMは、マニュアルにしたがって自分で初期設定を行いますiPhoneにSIMカードを差し込んだ後に、格安SIMでは「APN設定」が必要です。
APN設定は説明書の指示にしたがって行うだけ
APN設定とは簡単に言えば、ネットを使うときに必要なサーバーへの接続設定です。
設定方法は、送付されたSIMカードに同封されている説明書に記載されています。
説明書の内容に沿って、設定を行うだけでiPhoneは通信できるようになります
設定方法は、送付されたSIMカードに同封されている説明書に記載されています。
説明書の内容に沿って、設定を行うだけでiPhoneは通信できるようになります
iPhoneのテザリングは格安SIMでも利用可能

格安SIMでもテザリングを使うことはできますが、気をつけるべきポイントがあります。
テザリングは、iPhoneをモバイルWi-Fiルーターのように使用できる機能です。
例えば外出先でiPhoneとノートパソコンを持っている場合、iPhoneの回線を通してノートパソコンでネット通信ができるわけです。
ちなみに、iPhoneでは「設定」→「インターネット共有」→「オン」でテザリングができます。
例えば外出先でiPhoneとノートパソコンを持っている場合、iPhoneの回線を通してノートパソコンでネット通信ができるわけです。
ちなみに、iPhoneでは「設定」→「インターネット共有」→「オン」でテザリングができます。

WiFiスポットの通信が遅いときに、テザリングを使うと便利よね。
docomoの通信網であればテザリング可能
基本的にiPhoneのテザリング機能が使用できる格安SIMサービスは、docomoの通信網を提供する格安SIM事業者に限られています。iPhoneでテザリング機能を使用できる機種と事業者の組み合わせは、以下の2通りです。
・docomo版iPhoneとdocomo回線の格安SIM
・SIMフリーiPhoneとdocomo回線の格安SIM
・SIMフリーiPhoneとdocomo回線の格安SIM
docomoの通信網を利用する主な格安SIMサービスは以下の12社です。
・LINEモバイル
・OCNモバイルONE
・楽天モバイル
・IIJmio
・BIGLOBE
・mineo
・DMM
・U-bomile
・FREETEL
・DTI
・エキサイトモバイル
・U-mobile
・OCNモバイルONE
・楽天モバイル
・IIJmio
・BIGLOBE
・mineo
・DMM
・U-bomile
・FREETEL
・DTI
・エキサイトモバイル
・U-mobile
それぞれの格安SIM事業者で対応するiPhoneは、各事業者のホームページに記載されている「動作確認機種一覧」を確認しておきましょう。
au版・ソフトバンク版のiPhoneは注意が必要
auのiPhoneの注意点
auで購入した「iPhone 5s、5c、6」は過去にau回線でテザリングを利用した履歴があれば、mineoのみでテザリングを利用できます。ソフトバンクのiPhoneの注意点
ソフトバンクのiPhoneをソフトバンクの通信網を利用する格安SIMで利用する場合、テザリング機能は利用できません。つまり、SIMロックが解除できないソフトバンクのiPhone6以前の機種は、格安SIMでテザリングが使えないと言えます。
格安SIM乗り換えの8つのデメリットと対応策
大手キャリアとの違いには、一見するとデメリットのように感じる内容もあります。
それぞれの内容と対応策を見ていきましょう。

今と使い勝手が変わるのが心配なんだよね。
キャリアの違約金はすぐに「回収できる」
大手キャリアから乗り換える場合、解約すると請求される違約金が気になりますよね。違約金は大手キャリア3社とも9,500円(税抜)と設定されており、最後の請求で合算されます。
負担する金額が、契約解除料金だけであれば深く考える必要はありません。
違約金分の節約は3ヶ月でできる
例えば現在、大手キャリアで毎月7,000円の金額を支払っているとしましょう。
格安SIMへ乗り換えると、この金額が半額前後になります。
つまり、違約金で負担した額を3ヶ月で節約できるわけです。
格安SIMへ乗り換えると、この金額が半額前後になります。
つまり、違約金で負担した額を3ヶ月で節約できるわけです。
電話不通の時間は最長でも数時間
大手キャリアから格安SIMへ電話番号を引き継ぐ場合、ネットが最長で数時間使えなくなります。これは格安SIMへ乗り換え後、事業者側が回線を切り替える手続きに時間が掛かるためです。
一見、不便さを感じますがSIMカードが到着する日を通信が途切れても差し支えがない日に指定すれば、問題ありません。
キャリア提供のポイントを使い切る
「dポイント」や「au WALLETポイント」などの毎月のスマホ代から貯まったポイントは、格安SIMへ乗り換えたと同時に失効します。しかし、MNP予約番号を発行した時点ではまだ失効されません。
格安SIMへの乗り換えが完了する前に貯まったポイントは、使い切ってしまいましょう。
各社のポイントの扱い
Docomoユーザーはdポイントが、auユーザーはau WALLETポイントが貯まっています。
dポイントはマクドナルドなどの飲食店やローソン、auWALLETポイントはネットショッピングやauショップでの付属品(iPhoneケースや保護フィルムなど)の購入に使用できます。
ソフトバンクは現在Tポイントが貯まるシステムのため、乗り換え後も失効されません。
dポイントはマクドナルドなどの飲食店やローソン、auWALLETポイントはネットショッピングやauショップでの付属品(iPhoneケースや保護フィルムなど)の購入に使用できます。
ソフトバンクは現在Tポイントが貯まるシステムのため、乗り換え後も失効されません。
キャリアメールが使えなくなるので
格安SIMへ乗り換えると大手キャリアが付与するメールアドレスが使えなくなります。独自のメールサービスを提供する格安SIMサービスはありますが、有料提供する事業者が多いです(無料では楽天モバイルやmineoが提供しています)。
GmailやYahoo!メールはパソコンでも使える
よって、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを代用することがおすすめです。
フリーメールがあれば今後また別の事業者へ乗り換えるときに、メールアドレスが変わることがないのがフリーメールの特徴。
定期的に携帯電話会社を乗り換えている人は、特に有効な選択肢ではないでしょうか。
フリーメールがあれば今後また別の事業者へ乗り換えるときに、メールアドレスが変わることがないのがフリーメールの特徴。
定期的に携帯電話会社を乗り換えている人は、特に有効な選択肢ではないでしょうか。
支払いがクレジットカードのみのところが多い
格安SIMサービスの多くが、毎月の料金支払いの方法がクレジットカードのみとなっています。銀行口座振替ができる事業者もありますが、ごく少数です。
口座振替のできる事業者によっては、引き落とし手数料が掛かるところもあります。
可能であれば、乗り換え前にクレジットカードを作っておいたほうがいいでしょう。
クレジットカードなしで契約できる格安SIM
「LINE Pay」を利用することで、クレジットカードがなくてもLINEモバイルは契約可能です。どうしても銀行口座振替がよいという人は、対応する事業者一覧を記載するので参考にしてください。
・OCNモバイルONE
・BIGLOBE SIM
・楽天モバイル
→引き落とし手数料108円(税込)必要
・DTI SIM
・BIGLOBE SIM
・楽天モバイル
→引き落とし手数料108円(税込)必要
・DTI SIM
家族間通話はLINE通話を活用
大手キャリアは3社とも、家族間の通話が無料になる「家族割引」を提供していました。よって格安SIMで通話料を抑えるためには、家族間であっても通話定額オプションに加入しなければなりません。
しかし通話オプションを展開する格安SIMのオプション料金は格安SIMの割には高く、1台ずつの契約が必要です。
オプション料金が高く感じる人は、LINE通話などで代用してほうがいいでしょう。
格安SIM 通話定額オプション料金相場
・電話かけ放題オプション
→月額2,380円
→時間無制限で通話料金が無料になる。
・5分電話かけ放題オプション
→月額850円
→5分以内の通話に限り通話料金が無料になる。
→月額2,380円
→時間無制限で通話料金が無料になる。
・5分電話かけ放題オプション
→月額850円
→5分以内の通話に限り通話料金が無料になる。
格安SIMでも端末保障は利用できる
格安SIMサービスの最大の不安要素は、端末が故障したときのサポート体制。ほとんどの格安SIMサービスは店舗を構えていないため、店頭での修理申し込みができません。
また、修理サービスを利用するにも、格安SIMサービスが提供する保障オプションに加入する必要があります。
保障オプションに加入しても故障した端末や、代替機の受け取りは郵送でのやり取りになります。
代替機の貸し出しが郵送なので、もし端末が操作できない故障の場合、スマホがない生活を数日間過ごさなければいけません。
しかし、保障サービスのメリットもあります。
アップルストアの持ち込みなしで修理可能
iPhoneは大手キャリアで購入しても、修理の申し込みはAppleが認定する正規プロバイダで行う必要がありました。
格安SIMはLINEモバイルなど一部の事業者で、他社で購入したiPhoneも修理を受け付けています。
わざわざAppleの正規プロバイダに行く手間が省けるため、都市部では嬉しい保障内容ではないでしょうか。
格安SIMはLINEモバイルなど一部の事業者で、他社で購入したiPhoneも修理を受け付けています。
わざわざAppleの正規プロバイダに行く手間が省けるため、都市部では嬉しい保障内容ではないでしょうか。
開通手続・初期設定は説明書の内容に従えば問題なし
大手キャリアと違い格安SIMは、契約後の初期設定などを自分で行わなければいけません。iPhoneの操作に自信がない人は、取っつきにくいでしょう。
しかし、ほとんどの格安SIMサービスは、送付されたSIMカードに初期設定方法を記載した説明書を同封しています。
事業者のホームページでも初期設定の方法は確認ができるので、方法を見ながら行えば問題ありません。
iPhoneにオススメな格安SIMの比較のポイント

あなたのiPhoneの利用タイプに応じて、格安SIM事業者を選びましょう。

格安SIMは自分のスマホの使い方に合わせて契約内容を選ぶのがポイントにゃん!
格安SIMを選ぶときには利用状況を把握する
格安SIMサービスを選ぶには、自分のタイプをしっかり把握する必要があります。通話やネット通信の量を確認して、判断しましょう。
ヘビーユーザー
Youtubeなどの動画視聴をはじめとしたネット通信が多い人は、データ容量が大きいプランを用意した格安SIMがおすすめです。特にiPhoneは高画質動画の視聴に適しているので、通信容量が気になる人は徹底的にこだわるべきです。
10GBより大きいデータプランは選択肢少なめ
格安SIMは10GBまでのデータ定額しか用意していない事業者がとても多いです。
しかし20GBや30GBのプランを用意する格安SIMも数社あるので、プランを比較検討して事業者を選びましょう。
しかし20GBや30GBのプランを用意する格安SIMも数社あるので、プランを比較検討して事業者を選びましょう。
通話メインのライトユーザー
通話が多い人は通話定額オプションがある格安SIMサービスを選びましょう。格安SIMの通話定額オプションは、事業者によって内容や金額が様々です。
自分の通話時間・頻度に見合ったプランがあるサービスを慎重に選びましょう。
SNSメインのユーザー
LINEやFacebook、twitterなどのSNSを頻繁に利用する方は、是非SNSの通信が無料になる格安SIMを使いましょう。データ容量が節約できるだけでなく、月間の容量を超過したあとも通信が無料の対象のSNSが高速通信で利用できる点が魅力的です。
対象SNSが無料で通信できる格安SIMは、少しずつ増えています。
ユーザータイプ別:iPhoneにおすすめな格安SIM
続いて、先ほどタイプ別におすすめできる格安SIMを見ていきましょう。ヘビーユーザーには楽天モバイル
動画視聴などのネット通信が多い人は、20~30GBの大容量プランがある格安SIMがベストな選択。格安SIMの中ではDMM mobileが20GBまで、楽天モバイルが30GBまでのプランを用意しています。
LTE使い放題は通信速度遅い
U-mobileが月額2,980円(税抜)でネットが使い放題の「LTE使い放題」を展開していますが、通信速度がとても遅いのでおすすめできません。
速度クオリティは上限がある大容量プランのほうが断然良いでしょう。
速度クオリティは上限がある大容量プランのほうが断然良いでしょう。
通話メインのライトユーザー
通話が多い人の選択肢は意外と多く、迷ってしまいがちです。時間無制限にこだわりたい人は楽天モバイルの「かけ放題」を推奨したいですが、オプション料金が2,380円と高め。
一度の通話が5分以内で終わる人は月額850円の「5分かけ放題」を利用したほうが良いでしょう。
またBIGLOBE SIMは月額650円の料金で、月間60分間の通話ができるオプションを用意しています。
月間の通話時間を把握して、自分にあったオプションがある格安SIMを選ぶのもいいでしょう。
SNSメインのユーザーはLINEモバイル
SNSの利用が多い人には、まずLINEモバイルがおすすめです。LINEモバイルのコミュニケーションフリープランはLINE、twitter、Facebook、instagramの通信が無料で利用できます。
LINEはトークやタイムラインだけでなく、音声通話も無料で利用できるので、通話が多い人がLINE通話に切り替えて通話量を節約するのも有効な手段です。
SNSは10代~30代の人たちが多く利用するため、スマホを持ちたいというお子さまがいる家庭の方にはとても良い格安SIMと言えるでしょう。
スマホでLINEしか使ってない人は月々500円の支払いからLINEモバイル / LINEプロバイダー:月額500円〜でLINEアプリのトーク・通話が使い放題
Twitter、Facebook、インスタも1110円〜でカウントフリーで使い放題に
ドコモ回線だからエリアも広くてドコモのスマホはそのまま使える
価格 種類 内容 500円〜(税抜) SIMのみで購入可 格安SIM・スマホ
まとめ:iPhoneは格安SIMでも使いやすい
しかし、前もって方法や手順を把握しておけばさほど問題はありません。
この記事を参考にしながら、上手に格安SIMでiPhoneを活用してみましょう。
【参考】iPhoneをSIMロック解除せずに使えるMVNO一覧
格安SIM(MVNO) | 元のキャリア |
---|---|
LINEモバイル | docomo |
IIJmio | docomo |
OCNモバイルONE | docomo |
DMMモバイル | docomo |
イオンモバイル | docomo |
楽天モバイル | docomo |
DTI | docomo |
FREETEL | docomo |
NifMo(ニフモ) | docomo |
エキサイトモバイル | docomo |
mineo | docomo |
Fiimo(フィーモ) | au |
UQ mobile | au |
U-mobile | docomo SoftBank |
※2017年6月現在、U-mobileのSoftBank通信網はデータ通信のみ対応