単身引越し費用は荷物量次第!パックが正解とは限らない!

[公開日]2016/06/28[更新日]2016/08/30

単身引越し


「1万円もかけずに引っ越しできた。」

にわかには信じがたいかもしれませんが、これは筆者の実体験です。なぜその時一万円未満で引っ越しできたのか。その答えは宅配便のみで荷物を輸送したからです。「それって荷物がすくないだけじゃ」ってと思ったそこのあなた。その通りです!

引っ越し料金は、「移動距離」や「荷物の量」等で決まる基礎運賃と、「人件費」「梱包資材費」といった実費と呼ばれるもの、「エアコンの撤去・設置」や「不用品の処分」などのオプション費用と分けられます。

この中で最も重要な要素は荷物の量!

荷物の量が多いか少ないかで必要なスタッフ数と梱包資材の量が決まりますし、荷物の内容によってオプション費用が関わってきます

一人暮らしの荷物量はファミリー引っ越しに比べると少なめですが、同じ1人暮らしといってもライフスタイルによって荷物量は様々です。あなたが「安く」「お得に」引っ越しできる方法をご紹介します!

引越し単身パックがおトクかどうかは荷物の量次第!


単身引越し


引越し単身パックは大手では日通やヤマトホームコンビニエンスが取り扱っているサービスです。コンテナ一台のスペースあたりの金額が決まっています。そしてホームページ上に料金が記載されており、web上からの申し込みや平日での割引もあります。

しかし、その一方で他の引越しと異なりそれ以上の値引きはないのでご注意ください。

単身パックは「ウェブから申し込み、少ない荷物量で、平日に引越しする」というパターンで最もコストパフォーマンスを発揮します。同一県内などの近距離などの条件を満たせば1万5千円〜2万円で引越しすることができます。

単身パックをオススメできる4条件!

・ベッドや2人がけソファ、大型冷蔵庫などコンテナ以上の荷物がない
・引越しを即日完了する必要がない
・ダンボールなどの資材を自力で調達できる
・養生不要の物件に住んでいる

上記の4つの条件を満たす場合、単身パックをお勧めします。

もし一つでも満たさない条件がある場合は一括見積もりをしましょう。業者を決める際には面倒でも必ず訪問見積もりを依頼すること、業者同士で見積もりを比較することを忘れないようにしましょう。

単身引っ越しパックが安いのは荷物の乗り合いだから

単身引越し

通常の引越しでは一件の引越しの荷物につきトラックが少なくとも一台必要です。しかし通常の引越しとは異なり単身パックの引越しでは一台のトラックに同じ大きさのコンテナが何台もまとめて積まれて輸送されるので、運賃や人件費を安く抑えることができているため単身パックは安いのです。

乗り合いでタクシーに乗るように、コンテナ一つあたりの送料を抑えることができているのです。

トラックを一人で貸し切るんではなくて割り勘で乗るから安いんだね!

あなたと食事に行くといつも一円単位まで割り勘してるわよね


単身パックで安く引っ越せないパターン

単身引越し

単身パックではコンテナの大きさが決まっています。コンテナに荷物が収まりきれば問題なく利用できるのですが、気をつけておきたいことは大型冷蔵庫やベッドなどの大きな家具がコンテナに収まりきるかどうかということ。

もし収まりきらないものがあった場合は、その家財が別の方法での輸送となりますので追加費用の支払いが必要となり割高になってきます。

このようなことを防ぐためにも、大きな家具や家電の長い部分がどのくらいの大きさなのかメジャーであらかじめ測っておきましょう!もしコンテナに収まりきらないものがあった場合には、単身パックを諦めて単身引越しプランとして見積もりをしてもらいましょう。

単身パックに載りきるか?コンテナ一台なら安い


単身引越し 引っ越し業者の料金をネットで調べようとしてもよく分からなかったって経験はありませんか?引っ越しの料金は依頼主によって変わる要素が大きいため、各社のホームページを見ても具体的な料金が記載されていません。

しかし引っ越し業者のホームページを見ても料金がわかるプランがあります。それが「単身パック」と呼ばれるものです。


かなり少なめの荷物でないと単身パックには入らない

単身引越し

単身パックの台車は「高さ170cm×横幅105cm×奥行き105cm」ほどです。ヤマトホームコンビニエンスのホームページに記載されている荷物量を参照すると、「冷蔵庫2ドア、洗濯機(4キロ)、電子レンジ、ダンボール10箱、衣装ケース3箱、布団袋1袋、スーツケース1箱」とあります。これより荷物が多くなる場合は単身パックの台車を1つ追加となってきます。

台車が二つ以上になってくると3万円前後の予算となってきますので、訪問見積もりを利用して適切な単身プランを選択した方が良いです。

コンテナのスペースをフル活用するためにはテトリス的発想が不可欠!

コンテナ一台あたりのスペースは限られています。スペースをフル活用するポイントは、
ダンボールの大きさを揃える
解体できるものは解体する
細長いものは隙間に入れる
上記を徹底して無駄な隙間の内容に荷物を用意しましょう!

ぼくテトリス得意だよ!誰よりも早くブロックを積み上げるんだ!

あんたは根本的な勘違いをしているわ…。テトリスは隙間なく積むことが単身パックと同じく重要なのよ!


単身パックのサービス内容はシンプル!自力での準備が必要


一定の荷物量ならば格安で引越しできる単身パック。料金がおトクになっている分、サービスは簡素化されています。

単身パックは安いだけに企業努力を重ねてサービスを極限までそぎ落としているわ。だから足りないモノは自分で用意するのよ!


大きな家具・家電製品は引越し当日に作業員が梱包してくれる

テレビや洗濯機、冷蔵庫などの大きな家電製品や家具は引越し当日に引越し業者が梱包してくれます。通常の引越しと同様の手順で保護しつつ梱包してくれますし、単身パックの荷物を積む専用のコンテナは鉄製の大きな柵で家財道具を守る形状です。

梱包や輸送時の荷物の保護は通常の引越しサービスと同様にあります。

時間帯指定はできるが荷物の受け取りは基本的に翌日以降

同じ県内などの近距離の引越しであっても荷物の受け取りは単身パックの場合翌日以降となります。受け取りの時間指定を行うことはできますが、引越しを一日で完了させたいという場合には当日受け取りの有料オプションが必要です。

一日で引越しを終えたいという場合には、他の引越し方法を選んだ方がお得です。

ダンボールの無料提供・回収がない

単身引越しパックが安いのはサービス内容を絞っているからという側面があります。その一例としてダンボールの無料提供・回収がありません。そのため、ダンボールが必要な場合は自前で用意するか別途料金で引越し業者からダンボールを購入するということになります。

とにかく安く済ませたい方はお店からもらう、引越し準備に時間が割けない場合は購入した場合がスムーズです。

ダンボールはコンビニやドラッグストアでもらえます!衛生的な意味で生鮮食品以外のダンボールを利用しましょう!


建物への養生はケースバイケース。業者への確認を

単身引越し養生

建物への傷を防ぐ養生。この養生は通常の引越しであればどの引越し業者も細心の注意をもって行います。

「単身パックでも養生を実施してくれるか」を筆者が日通とヤマトホームコンビニエンスに問い合わせたところ、二社ともに「養生するかは現場により異なる」との回答でした。簡素化されたサービス内容の単身パックでは養生が行われない場合もあるので、事前の確認が必要です。

引越し時の傷によって修繕費用請求や敷金が返ってこないなんてことは絶対に避けましょう!

見積もりで正確に伝えきることが単身パック成功のポイント!


単身引越し 単身パックで何よりも重要なポイントは、単身パック用のコンテナに乗り切るか否かです。引越し当日になってコンテナに入りきらなくて追加料金がかかった・・・なんてことにならないように正確に荷物の量や大きさを伝えましょう!


単身パックの見積もりはネット・電話で可能

単身パックでは荷物の大きさが料金を決める重要な要素です。家財の大きさが単身パックのコンテナを超えてしまうと、コンテナが積みきれないことや一部の荷物を別の方法で送るということになってしまいます。

その結果として単身パックの利用が割高になってしまうというケースもありえます。必ず、荷物量を正確に伝えて単身パックで対応可能かを確認するようにしましょう!
大きい冷蔵庫が単身パックに入らなくて別で送ったら15000円以上かかってしまった…ってこともありうるから要注意よ


単身パックには割引特典が存在する。webからの申し込みがオトク

単身パックは各社で割引を実施しています。インターネット経由での申し込みで割引や複数のコンテナボックスを利用する場合には割引があります。

複数コンテナの利用で割引がありますが、この割引を使うほどの荷物量であれば単身引越しプランと料金が変わらないケースがあります。荷物量が多い場合には単身引越しプランをお勧めします。

単身パックに入らないと思うなら訪問見積もりを利用しよう!

単身パックのコンテナに入りきらないものが一つでもあったり、単身パックに荷物が収まりきるか不安だという場合は迷わず引越し業者に訪問見積もりを利用しましょう。

引越し業者に見積もりを依頼すると荷物の全体量を具体的に把握してもらえます。ただし一点だけ気をつけてもらいたい点があります。一社の見積もりだけで決めることはないようにしてください。

引越し業者との価格交渉は他社の見積もり内容を伝えることが値引き材料に使えます。

一社に問い合わせしただけでは交渉を持ちかけづらいかもしれませんが、一括見積もりサイトを利用すると引越し業社に他社との競争があることがあらかじめ伝わりますので交渉を切り出しやすくなります。

荷物が入りきるか不安な時は荷物の量をプロに見てもらうのが安心だわ!見積もりを比べることが料金をお得にする秘訣ね!


単身プラン利用は通常の引越しと同じサービス内容!


単身引越し

単身パック以外の単身引越しは通常の家族向けの引越しと内容は変わりません。家族の引越しと異なる点は、
・荷物が少ないため小さめのトラックを使用すること
・人員の確保が容易なため、直前の依頼でも業者が対応可能なこと

が挙げられます。

この二点以外の点は通常の引越しと同様の流れになりますので、お得に料金を抑えて引越ししたい場合は引越し業者の訪問見積もりを必ず依頼しましょう。

訪問見積もりで消費者も業者も得をするわけ

訪問見積もりをする利点としては
・荷物量が正確に把握できるため料金が安くなる
・引越しについての疑問点を質問できる
・粗品をもらえる
・ダンボールなどの資材を申し込み時にもらえる
といった点が挙げられます。

引越し業者としても実際にご自宅に伺うことで、周囲の道路状況や引越し当日の作業で注意すべきポイントが明確になります。その結果として無駄のない人員・トラック配置となり電話見積もりよりも安い条件で提示することができます。

その一方でデメリットとしては
・知らない人を家に上げることになる
・時間が30分から一時間かかる。

ことが挙げられます。無駄のない引越しをするためには訪問見積もりは不可欠ですが、女性の一人暮らしの場合には抵抗感がある場合もあると思います。その時には対応できる可能性は少ないですが、女性の営業担当者がいないかを聞いてみましょう。

対応できるという場合には日程を調整の上、訪問見積もりを依頼しましょう。

荷造りから荷ほどきまでお任せ!忙しい人には一見の価値あり

単身引越し

部屋が片付かないことに対してストレスがたまるけど、整理整頓する時間もない。そんなあなたにこそお任せプランがオススメです。引越しでは通常荷造りや荷ほどきは依頼主自身が行うことになります。

しかしお任せプランでは荷造りや荷ほどきまですべて引越し業者が行ってくれます。必要な人件費や使用する梱包資材が増えますので料金は高くなりますが、引越し先の生活にスムーズに適応したいという方にはうってつけです。

お任せプランを依頼する際には各社とも料金が通常のプランよりも高額になります。必ず他社との見積もりを比べて少しでも安くできるようにしましょう。その際には一括サイトを利用すると手間なくスムーズです。


電話見積もりは料金が高くなるリスクも!あくまで最後の手段!

単身引越し

電話見積もりは訪問見積もりに比べると引越し業者は正確に荷物の量を把握することはできません。そのため引越し当日に用意されるトラックは確実に荷物を運びきるために大き目のものとなり、料金が必要以上に高くなってしまうこともあるのです。

しかしどうしても訪問見積もりに対応出来る時間がないという時には以下の手順で電話見積もりをしましょう!

引越しの内容を明確に書いておく
引越しの日程や引越し先の住所、転出・転入先の道路状況などを整理しておきましょう!

荷物の種類と個数を書き出す
ダンボールが何個で、衣装ケースが何個というふうにできるだけ具体的に荷物を整理しておきましょう!自転車や植木鉢など屋外に置いてある荷物も忘れずに伝えましょう!

メジャーを手元に!携帯電話で必ず連絡をしよう!
電話での見積もりを利用する際にはかなり事細かに質問されます。家電の大きさや周囲の道路状況や建物について質問されることもありますので、メジャーを近くに置いて携帯電話でやりとりしましょう!

電話見積もりの所用時間は30分!電池が切れないように要注意!
電話見積もりの場合コールセンターでの対応となります。途中でもし電話が切れてしまった場合は最初からやり直しというケースもありえます。充電を確認の上電話しましょう!

費用節約に特化した引越しは赤帽と宅配便


とにかく費用を抑えたいならばこの二つの方法もあります。10個未満のダンボールしか荷物がないという場合は宅配便がお得です。
家具と家電は全部買い替えだからダンボールしかないの!引越し屋さん以外でも引越しできるのね!


引越しを自分でという気持ちがあるならば赤帽で引越し

20キロ以内で二時間以内の作業時間で終わる荷物の少ない引越しならば赤帽という選択肢があります。荷物は単身パックの約2倍載ります。この条件を満たす場合、費用は1万5千円ほどですみます。

赤帽は例えるならば家財道具を積めるタクシー!荷物を自力で運ぶのを赤帽に手伝ってもらうという認識で赤帽のドライバーと一緒に引越し作業を行います。体力に自信がある人にはオススメです。

赤帽のデメリットは対応にムラがあること、資材や梱包は自分での用意になることです。詳細が気になる方は「ちょっと待って!単身引越しは赤帽で大丈夫?安い見積もり料金の裏側と注意点」の記事をご覧ください。

家具なしの引越しならば宅配便での引越しが最安値!

単身引越し 引越し業者のダンボールMサイズで10個までに荷物のすべてが入りきるならば宅配便での引越しがオススメです。ダンボールのMサイズは120サイズ(横幅+奥行き+高さの合計が120センチ以内)とほぼ同じです。

家具の移動がなく荷物量が少ない場合にはこの方法も活用する価値があります。荷物を集荷に来てもらう際には事前にダンボールが何箱になるかを宅配業者に伝えておきましょう!


引越し費用を長い視点で考えると単身引越しプランがおトク!


単身引越し

目先の引越し費用のみを考えると安い方法はいくつもあります。家族や友人で引越しすれば安く済むかもしれません。ですが引越しの際に家電を壊してしまって補償はあるのか?建物を傷つけたら誰が弁償してくれるのか?

こういったことが起きた場合のフォローが手厚いのは引越し業者ですし、引越し作業でのトラブルは何がなんでも防がないといけないと事前の対策をして緊張感を持って引越しに臨んでいるのは引越しのプロです。

新居での生活を良いものとしたいならば引越しこそが肝心です!一括サイトで見積もりを行うことで納得のいく料金とサービスに出会うことが出来ます。

よほど荷物が少ないという場合以外はプロの引越しサービスに任せた方が断然安心です。


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