ラブラブでもいつかは終わりがくる!別れるときに使う恋愛英会話表現集

[公開日]2016/08/31

英会話 恋愛 別れ


“I am out of love with you.”

こう言われたとき、結構ショックだったことを覚えています。何年か付き合った後に、ラブラブだった私たちの関係もついに雲行きがあやしくなり、色んなことを経て、二人の関係はボロボロに。

“I am in love with you.”

と言いあっていた仲であったのに、恋愛とは無常なものです。

さて、上のような表現が意味するところは後で解説するとして、外国人とのラブラブ燃え上がるような恋愛にあこがれる方も多いのではないでしょうか。恋愛は盛り上がっている間は良いですよね。

楽しいし、何をしても「かわいいな」「かっこいいな」と思える要因になります。外国人と英語で恋愛をしていて、ちょっとくらい英語が間違っていてもそれが笑いになったりします。

しかし難しいのは関係がマンネリしたり、浮気が発覚したり、こじれ始めた時。別れ話を切り出す時なんか、日本語でもどうやって言えばいいのか分からないですから、英語で文化背景の違う相手ならなおさらです。

今日は悲しきかな恋愛に終りが来て、お別れを言いたい時に使える英語表現を紹介します。



最近うまくいってない:Lately, we haven’t been doing well.


別れたい、までもはいかないのだけど最近どうもしっくりこないなあと思う時ってありますよね。どんなにうまくいっていた恋愛でも、最初の燃え上がる「ハネムーンステージ」を超えると、下火になってきます。最近の私たちって、どうなのかしら。一度話してみたいと思うのなら、こんなフレーズでいかがでしょう。

“Hey, don’t you think we haven’t been doing so well lately? What’s the deal?”
(私たち、最近うまくいってないと思わない?なんでなのかしら)

“Well, we have been having arguments a lot. We were both busy so maybe that’s why.”
(まあ、最近ケンカは多いよね。お互い忙しかったからかもしれないね)

上の例のように英語の場合は”Have been”などの現在完了進行形を使えば、「最近はこうだ」という最近の状況をもう示していることになりますので、それで「ここ最近」のニュアンスで話を進めることができます。

“Not doing well”という表現は「あまりうまくいっていない」という意味です。状況によっては「あまり元気ではない」という意味にもなります。恋愛関係においてももちろん使える英語表現です。

最近:lately / these days
恋愛のことを話す時もそれ以外でも、「最近」どうだよねって言いたいときに使える英語表現は”Lately”の他にも”These days”というのがあります。両方よく使いますので知っていれば便利です。

男性として見えない:I can’t see you as a man anymore.


付き合っている状態が何年も続いてくると、確かに最初の情熱的な思いは薄れてきますよね。それは仕方ありません。

どんなに好きだった人でも段々と一緒にいるのが慣れてくれば、マンネリしてきてそうなってしまうのは誰でも同じではないでしょうか。言葉にしてしまったらとても悲しいのですが、こんなことを思うこともありますね。

“I feel like I can’t see you as a man anymore.”
(あなたを男性としてもう見えない感じがするのよね)

“What!? What am I!? Am I a little boy to you?”
(え!?じゃあ俺は何!?小さな男の子みたいな感じなの?)

“You are more like a… family member to me.”
(なんというかあなたは、、、私にとって家族の一員ていう感じ)

筆者も同棲の期間が長いことがありました。ずっと一緒に住んでいると、結婚もしていないのに家族の感覚になってしまうのですよね。するとドキドキ感もなくなるし、一緒にいて安心はするしとても信頼できることはできるのですが、恋愛という枠で考えると何とも楽しくありません。

“As a ~“で、「~として」という意味になります。日常会話でもよく使います。

“As a parent, I worry about my child.”
(親としては、子供の心配をします)

“I can’t go out without make-up as a woman!”
(女として、化粧なしでは外出できません!)

友達として好き:I love you as a friend.


別れをほのめかした言動をしているのだけど、相手がいまいち分かってくれない、というシチュエーションもあるかもしれませんね。友達としては大好きなのだけど、もう恋愛感情はないと言うのはどうでしょう。実際、友達としては付き合い続けたいのだけど、パートナーではいたくない、というのはあるものです。

“I love you as a friend.”
(友達としては大好きなの)

“Oh, not as a boyfriend, then.”
(彼氏として、じゃないということか)

“Right… I don’t want to be your girlfriend anymore, but I want to stay friends with you.”
(そう。あなたの彼女ではもういたくないのよ。でも友達としては居続けたいの)

“It’s going to take me a while to accept that.”
(これを受け入れるのにはまだしばらく時間がかかりそう)

ところで、アメリカ人の人間関係はとてもドライです。ドライでフランク。そこが良いところでもあります。アメリカ人同士がデートすることはとてもよくありますし、その関係がダメになったところで、「そこから一切話さない」となることも、ないことはないですが、友達として居続けるということはよくあります。

もう終りなの:It’s over.


もう本当に恋愛関係を終わりにしたいと思ったなら、こんな英語表現をすればすぐに伝わります。
“Do you think I have a second chance? Can we go back to more than friends?”
(僕にセカンドチャンスはあると思う?友達以上に戻れるかなあ?)

“It’s over. We are over.”
(もう終りなの。私たちはもう終りなのよ)

別れ話を持ち出されて、相手が面食らったら「ここを直すから」「もう一度だけチャンスを」と言ってくるかもしれませんね。それで実際に悪いところを直してくれたり、恋愛関係をもっと良いものにしてくれて、持ち直せば良いですが、そんなことを繰り返して結局恋愛関係はそのままという場合も少なくありません。

“It’s over”で「終わり」という意味があります。この場合の”It”は恋愛関係を示しますが、”We are over”という言い方もできます。その場合は「私たちはもう終わり」というニュアンスになります。

一度ダメになってしまった関係をまたラブラブに盛り上げるのは、不可能ではありませんが難しいですよね。相手にも「私にはもう戻る意図はない」というのをはっきり伝えたほうが良いこともあります。そんな時にぜひ使いたい英語表現です。

こんなところが嫌いだった:I didn’t like how you…


さていよいよ関係が終了という頃にはお互いの「こんなところが嫌いだった」大会が始まってしまうのではないでしょうか。あまりケンケンと言いあったりするのは嫌ですが、お互いの今後のためにもある程度は言っておくのも良いのではないでしょうか。

“I didn’t like how you were always late. Late for our date, late for work.”
(あなた、いつも遅刻するのが嫌いだったのよ。デートでも仕事でも)

“Well, I didn’t like how you always cared too much for nothing. It doesn’t matter if I was late 5 minutes.”
(俺はお前の気にしすぎるところが嫌いだったよ。5分遅れたからってなんだっていうんだよ)

“See, I am talking about that kind of attitude. You should have tried a little harder.”
(ほらね、もうそういう態度のことを言ってるのよ。もうちょっと頑張ってほしかった)

“I didn’t like how you~”で「あなたが~するのが嫌い」というような意味になります。もちろん”I like how you~”といえば、「あなたの~するのが好き」という意味です。

もう恋していない:I am out of love with you.


冒頭でもご紹介したこのフレーズがきました。

”I am out of love with you”

これは「あなたと恋していない」というような意味でしょうか。日本語ではとっても訳しにくいニュアンスのフレーズです。もともと「愛している」というと”I love you”を思い浮かべる方が多いかと思いますが、”I love you”は家族やペット、または食べ物や物などにも使える「大好き!」という意味のフレーズです。

これに対して、”I am in love with you”というと、異性間の情愛の意味が大きくなりますその意味で、恋愛においてはとても重要なフレーズになるのです。”We are in love”とも言えます。相手のことが大好きで大好きで、恋愛が情愛の上に成り立っている時に使います。

そんな大切なコンセプトであり、恋愛している時の前提であるため、

“I am out of love with you”

とパートナーに言われると結構、おおごとなのです。

“I love you, but I am not in love with you”

などと言われることもあるかもしれません。「大好きだけれど、情愛はない」ということです。日本語にしてしまうとショッキングですが、ここまではっきり言うこともあるでしょうね。

筆者も冒頭で触れたように、こう言われたことがありました。いくら関係がうまく行っていないと自覚があっても、ケンカばかりしていても、いざこう面と向かって言われると、「あなたは恋愛対象ではない」と言われたような気になって、ダメージが大きかったのを覚えています。

今までありがとう:Thank you for everything.


これまでの恋愛の歴史があった二人。悲しいけれど別れの時がきました。ラブラブな時期も含めてお互いを思いやった時間は大きかった。最後はやはり感謝の言葉で締めくくりたいものです。

“Thank you for everything.”
(今までありがとう)

こう言えば、全ては通じます。言語も文化の差も超えて、通じるものは通じるのです。お互いに破綻した関係には感謝して、これから先に進んでいきたいですね。

お互いに成長できる恋愛をしたいもの


さていかがでしたか。別れの時は来てほしくないですが、もし来たら知っておくと良い英語表現がいくつかあったかと思います。お互いに成長できる恋愛であったなら良いですよね。

余談ですが、筆者の”I am out of love with you”と言われてしまった恋愛。そこまでダメになって一旦別れてしまったのに、なぜか持ち直して結婚までこぎつけました。こんなケースもあります。子供が二人いてハチャメチャな毎日の今、あの頃の情熱や情愛というものなんて、全くありません。それこそ「家族の一員」としか見えない旦那ですが、今ではたまにこんなフレーズを言うことがあります。

“I am still in love with you.”

恋愛の形は人それぞれ、またタイミングや縁などによって、別れたり続いたりするものなのかもしれません。


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