子どもに英語はいつから習わせるべき?失敗しない英語教育おすすめランキング
[公開日]2018/07/20
子どもの習い事といえば、今では水泳、ピアノの次いでトップ3に入る英語・英会話。
小学校の英語必修化や将来性を考えて、幼児期から英語を習わせ、英語が得意になってほしいと願う人も多いのではないでしょうか。
親の想いとともに、子どもも海外大学への進学を検討するケースが、近年徐々にではありますが増えてきています。
しかし、本当に日本語もたどたどしい幼児期から英語を習わせた方が良いのでしょうか?
今回は、子どもの英語教育のポイントとおすすめのサービスを紹介します。
目次
子供にはいつから習わせる?幼児期に英語を学ぶメリットとは
冒頭でも触れたとおり、英語は今や人気の習い事なので、英語で保育するプリスクールや幼児向けの英会話教室があちらこちらで開設され、キャンセル待ちの教室まであるほどです。
なぜ、まだ日本語も完全にマスターできているわけでもない子供の頃からの英語学習がすすめられているのでしょうか?
その理由は2つあります。
子供の英語学習がすすめられる2つの理由
英語が日本語と同じように脳へ染み付く
「外国語だから難しい」という先入観がない
「外国語だから難しい」という先入観がない
英語が日本語と同じように脳へ染み付く
9歳までは、まだ脳が柔らかいため、それまでに英語の勉強をスタートすれば、母国語と同じように自然な形で学習できると言われています。つまり文法などを意識せずに英語を学習できるのです。中学生ではじめて英語を「教科」として習うと、幼児期と違って論理的に文法などを考えることはできます。でも、3~4歳の日本語を喋れる子供が日本語の文法を理解したから、喋れているというわけではありません。
このように小さな子が日本語を覚えるのと同じように、英語に触れて自然に身につかすことができるのは幼児期なのです。
「外国語だから難しい」という先入観がない
幼い時期から英語を習わせる最大のメリットは、「外国語だから難しい」という先入観を持たずに英語の世界に入っていけることです。その先入観がないからこそ、ネイティブとのやりとりも増え、正確な発音やリスニング力がよりスムーズに向上するのでしょう。
中学校になって初めて英語を学ぶと、英語に対して「外国語」と構えてしまい、脳にスムーズに浸透しません。
英語の試験問題は解けても、リスニング力、スピーキング力を伸ばすのに苦労するというのは、中学校から英語の勉強を開始した大半の大人の私たちが実証済みです。
ただ、9歳以降でもそれ以前に始めた子どもに必ず劣るというわけではもちろんありません。大人になってから英語の魅力、おもしろさを発見し、英語が上達する人もたくさんいます。
幼児期には、親が神経質になって「英語をペラペラにしゃべれるように」と意気込まず、英語環境に触れさせることが大切です。
子供の日本語習得が遅れる?幼児期の英語学習はバランスが大切
「小さい頃から英語を習わせると、肝心の日本語の力が伸びないんじゃないの?」
このように思う方は多いのではないでしょうか。確かに幼児期の英語学習は方法を間違えると、逆に言葉の表現が苦手な子供になってしまう可能性があります。
しかし、きちんと注意すべき点がわかっていれば、1~2歳の頃からでも効果的な英語学習をスタートできるのです。
幼児期の英語学習で注意すべき点を解説します。
幼児期の英語学習で重要な3つの注意点
英語の勉強中も日本語での話しかけが大切
幼児期は英語の音マネが大切
英語をコミュニケーションツールにすることが大切
幼児期は英語の音マネが大切
英語をコミュニケーションツールにすることが大切
英語の勉強中も日本語での話しかけが大切
幼児期は、まず自分の言葉で自分の気持を的確に表現できるようになることが大切です。子供が自分の気持を言葉で表現できるようになる前から、家庭での話しかけや絵本もすべて英語といったような英語漬け生活を子供に強いるのはやめましょう。
「英語」が子供が気持ちを表現する「壁」となってしまい、母国語である日本語に遅れが出てしまう可能性があります。
自分の気持をうまく表現できず、すぐにキレたり、暴力的になるといった問題行動が増えることも考えられるのです。
幼児期は英語の音マネが大切
幼児期は英語の「音」にたくさん触れ、真似させることが大切です。幼児期は母国語同様、文字や文法などは後回しにし、最初は音を聞きそれを真似て、少しずつ吸収していきます。
そのため、多くの幼児英会話教室でも、まずは歌を一緒に歌いながら体を動かしたりして、音に重点を置きながらレッスンを進めていくのです。
英語をコミュニケーションツールにすることが大切
もし保護者の方が英語に堪能ならば、それを活かさない手はありません。家庭での話しかけも時折、英語にしてみるのも良いでしょう。英語が堪能な保護者の方ほど、子どもの英語の間違い、発音を細かく訂正する傾向が強くなりがちです。注意しすぎて子どもの意欲をそがないように気をつける必要があります。
遊びの延長線で子供と英語でコミュニケーションをとり、英語を親子の楽しいコミュニケーションツールとして活用することが大切です。
幼児期は英語教育うんぬんより、人との関わりや遊びを通して人間形成をしていくことがとても大切です。英語教育がそれを邪魔するようになってはいけません。
そのため、幼児期には英語の歌や絵本を通して、遊びの感覚で英語と触れあっていくことを大切にしてあげましょう。
子どもの英語教育に熱心な親が増えたせいか、一昔前より英語圏からの輸入玩具が店頭に多く並ぶようになり、英語の学習教材としてのアニメやスマホアプリも多く登場しています。
しかし、ビデオやアプリに頼って長時間幼児が利用するのは、効果があるどころかマイナスにもなります。
受動的なビデオやゲームは一日30分ぐらいまでとし、ビデオを見るなら保護者の方とコミュニケーションを取りながら見ることで、コミュニケーションツールとして上手に活用できます。
一緒に英語の歌を歌ったり、英語でコミュニケーションをとりながら学習すれば、受動的な学習よりはるかに高い学習効果が得られるのです。
子供にどう習わせる?おすすめの英語学習サービスランキング
子供が英語を学ぶメリットや注意点をお伝えしてきました。では、具体的にどのように学べばいいのでしょうか?
幼児期〜小学校まで、子供が初めて英語学習に取り組む上で大切なことは以下の3点です。
初めて英語と触れる子供の学習で大切なこと
英語に慣れる機会がつくれること
英語学習を楽しいと思えるものにすること
たくさんコミュニケーションをとりながら学べること
英語学習を楽しいと思えるものにすること
たくさんコミュニケーションをとりながら学べること
この3点を総合的に評価し、初めて英語に触れる子供におすすめだと判断できる英語学習サービスを紹介します。
サービス | 総合評価 | 料金 | 種類 |
---|---|---|---|
幼児向得意 1歳受講可 | 月2,838円 (税抜) 25分(週1回) | オンライン 英会話 3歳~高校生 |
|
中学英語を 先取り | 月980円 (税抜) 授業見放題 | 授業動画 配信 小3~大学受験生 |
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テキストで マンツーマン 小学生向き | 月2,800円 (税抜) 25分(週1回) | オンライン 英会話 4歳~15歳 |
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幼児向けの レッスン得意 コスパが良い | 月2,759円 (税抜) 25分(月6回) | オンライン 英会話 3歳~15歳 |
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幼児向け アウトプット 重視 | 27,592円(税抜) CD/テキスト | 英会話教材 2歳~7歳 |
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1歳~OK 教材費ネック 1300教室展開 | 月7,000円(税抜) 週1回 教材費41万円 | 英会話教室 1歳~高校生 |
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外国人講師は Skype通話 での対応 | 月10,000円 (税抜) 週1回 | 英会話教室 小2~中2 |
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幼児向けに 工夫ほしい | 月2,759円 (税抜) 25分(月4回) | オンライン 英会話 3歳~15歳 |
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幼児に難しい 受動的に なりがち | 29,800円 (税抜) テキスト/CD/DVD | 英会話教材 5歳~12歳 |
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学校の授業 内容が主体 | 月3,000円 (税抜) ※小学生コース | 学習用アプリ 小学生~中学生 |
年齢別のおすすめは?
1~2歳
オンライン英会話「リップルキッズパーク」、英会話教室「ペッピーキッズクラブ」の1~2歳コースで対応可能。3~6歳(小学校入学前)
オンライン英会話「リップルキッズパーク」がおすすめ。カリキュラムが楽しくてコスパ良い。7~9歳(小学校低学年)
オンライン英会話「リップルキッズパーク」がおすすめ。より深く学ぶなら英会話教室へ。10~12歳(小学校高学年)
授業動画配信「スタディサプリ」で中学英語に触れるのがおすすめ。もっと学びたくなったら「オンライン英会話」か「英会話教室」へ。それでは、おすすめ上位5位までのサービスを紹介します。
リップルキッズパークは子供向けのオンライン英会話のスクールです。
特に幼児期のレッスンを得意としています。3歳からを対象年齢にしていますが、これはあくまで目安であり、中には1歳半で受講している子供もいるそうです。
子供一人一人に合わせて、英語の歌を歌ったり、ゲームをしたり、パペットをしたりとコミュニケーションを取りながら英語に触れさせていきます。
「先生ともっとお話したいから英語を覚えたい」と子供が思えるように、講師が導いてくれるので安心です。
何回かレッスンを行い、英語に慣れてくると、先生が子どもに合うテキストを選んで、テキストを使ったレッスンに入っていくようになります。
初めて英語を学ぶ子供を楽しませてくれる上、安価です。
まずは無料体験レッスンをしてみることをオススメします。
リップルキッズパーク詳細情報
価格:月額2,838円(税抜)毎週25分×1回
※兄弟、家族で受講回数を分け合うことも可能
※別途市販の教材費必要
対象年齢:3歳~高校生
レッスン時間:25分
支払方法:クレジットカード、銀行振込
運営会社:リップル・キッズパーク
※兄弟、家族で受講回数を分け合うことも可能
※別途市販の教材費必要
対象年齢:3歳~高校生
レッスン時間:25分
支払方法:クレジットカード、銀行振込
運営会社:リップル・キッズパーク
リップルキッズパークの公式サイトへ
「スタディプラス」は小学校3年生以上の子供に特にオススメの授業動画配信サービスです。
小学校3年生を越えてから、突然英会話教室で外国人講師と話すのは、なかなか気が引けるという子供が多いでしょう。
その時期から始めるのであれば、慣れ親しんでいる授業形式で触れた方が、子供にとっては英語を受け入れやすいのです。
スタディサプリは小学生の受講者でも中学生の授業が月額980円で見放題なので、中学英語の授業を先取りで見ることができます。
もし中学英語と触れて「もっと生きた英語を学びたい」と思えば、スタディサプリより価格の高い「オンライン英会話」や「英会話教室」を検討してみると良いでしょう。もちろんそのまま英語や他の科目の勉強をすすめ、学力を伸ばしていくのもアリですね。
中学1年生時に周りに英語力で差をつけていれば、今後も英語に苦手意識を持つ可能性は低くなるでしょう。
まずは14日間の無料体験をしてみることをオススメします。
スタディサプリ詳細情報
価格:月額980円(税抜)授業見放題
対象年齢:小学生~高校生
支払方法:クレジットカード、コンビニ、携帯キャリア決済
運営会社:リクルート
対象年齢:小学生~高校生
支払方法:クレジットカード、コンビニ、携帯キャリア決済
運営会社:リクルート
h5>スタディプラスの公式サイトへ
hanaso kidsは子供向けオンライン英会話のサービスです。
対象年齢は4歳からとなっており、まだ日本語も完全にしゃべれないような小さな子ども向けではありません。
テキストを活用した各子どもに合わせたマンツーマンレッスンを得意としており、歌や遊びというよりもしっかりと会話を実践しながら学んでいくスタイルです。
子ども自身も「英語を勉強したい!」という気持ちがある場合にはオススメできるオンライン英会話スクールだと言えるでしょう。
hanaso kids 詳細情報
価格:月額2,800円(税抜)毎週25分×1回
対象年齢:4歳~15歳
レッスン時間:25分
支払方法:クレジットカード、銀行振込
運営会社:アンフープ
対象年齢:4歳~15歳
レッスン時間:25分
支払方法:クレジットカード、銀行振込
運営会社:アンフープ
hanaso kidsの公式サイトへ
Kids Star Englishは3才から始められる、オンライン英会話サービスです。
テキストをもとに学習を進めるレッスンもありますが、幼児向けにカードを使ったり、歌を歌ったりする「フリートークレッスン」が魅力となっています。
この「フリートークレッスン」で英語に慣れ親しんでから、タイミングを見計らってテキストを使ったレッスンに移行することができるのです。
また「保護者用マイページ」が存在し、保護者は子供の学習の進捗具合やレッスン時の様子などを知ることができるため、学習の上での課題や子供の成長を把握できます。
月6回と週1回以上のペースでレッスンを受けられるにも関わらず、月額2,759円(税抜)という料金の安さもKids Star Englishの魅力ですね。
Kids Star English 詳細情報
価格:月額2,759円(税抜)25分レッスン×月6回
対象年齢:3歳~15歳
レッスン時間:25分
支払方法:クレジットカード
運営会社:SKILL UP AGENT
対象年齢:3歳~15歳
レッスン時間:25分
支払方法:クレジットカード
運営会社:SKILL UP AGENT
Kids Star Englishの公式サイトへ
七田式では「7+BILINGUAL」という幼児向きの英会話教材を提供しています。
教材販売と聞くと抵抗がある人もいるかもしれませんが、「7+BILINGUAL」は教材でありながらも、受動的に勉強するのではなく、アウトプットする機会が豊富な仕組みになっているのが特徴です。
「35日間でバイリンガルになる」という目標を掲げており、1日7分で20の英会話フレーズをインプットさせ、幼児でも口から英語が自然と出てくる状態をつくります。
日常で子供が使う英会話フレーズを入れることで、子供に「お母さんに英語で言いたい」と思わせるようにしているところなど、うまく作られています。
英会話教室に通うよりも断然安いので、親子のコミュニケーションを重視したい方には七田式の英会話教材がオススメです。
七田式 詳細情報
・料金 29,800円
・テキスト対応CD12枚 (4枚組×3ケース)
・復習用CD1枚
・発音・フレーズ解説DVD1枚 ※復習用CDとDVDがセットで1ケース
・テキスト3冊 (各96P×3冊=288P)
・テキスト対応CD12枚 (4枚組×3ケース)
・復習用CD1枚
・発音・フレーズ解説DVD1枚 ※復習用CDとDVDがセットで1ケース
・テキスト3冊 (各96P×3冊=288P)
七田式の公式サイトへ
留学やプリスクールはどうなの?子供が英語を学ぶ5つの手段
初めて英語を学ぶ子供におすすめのサービスを紹介してきました。
しかし、まだまだ英語を学ぶ手段はたくさんあるので、紹介します。参考にしてみてくださいね。
実は意外と安い?親子英語留学
最近子どもの英語教育手段の一つとして、「親子留学」が注目を浴びています。
親子留学はその名前の通り、幼児や小学生が親と一緒に留学先へ赴き英語学習に励むというものです。
今まではアメリカやオーストラリア、ニュージーランドなどの先進国が渡航先の定番でした。
しかし、フィリピンやセブ島、マレーシアなどの東南アジアも、治安がよく、海などでアクティビティを楽しむことができ、さらに欧米の留学費用の1/3程度で済むという理由で人気を集めています。
期間は1週間から1年ものまで様々で、ホテルに滞在するのか、コンドミニアムを借りて生活するのか、また子どもは語学学校に通うのか、現地の小学校に参加するのかなど、プランを選択することができます。
さらに子どもがレッスンを受けている間、保護者の方も、語学学校で英語を勉強するのか、現地でアクティビティを楽しむのかなど自由に選べるものが多いようです。
留学はやはり親としては色々心配がつきものですが、一緒に行けるのであれば、お互いの英語力アップに加え、異文化を一緒に楽しめる絶好の機会になります。
英語で子供を保育する「プリスクール」
週1回1時間の子ども英会話スクールとは違って、0歳から英語で子どもを保育してくれる「プリスクール」というものもあります。英語を語学として勉強させるのではなく、英語に浸って生活するイマージョン教育によって実践的な英語を習得できるので、年々増加傾向にあります。
多くのスクールでは、無料体験レッスンを設けている場合が多いので、講師はネイティブ、日本人教師、どちらの方が子どもに合っているかなど親子でよく確認してから選びましょう。
また、プリスクールは、認可外のところが多く、費用も日本語による通常の幼稚園、保育園より高額な場合がほとんどなので、家計へ負担になりすぎないかという点もよく調べる必要があります。
また、幼児だけではなく、「iikids」のように、小学生以上のお子様を平日19時まであずかる学童のような施設もあります。
こちらのサイトでは、全国のプリスクール一覧が掲載されているので参考にしてみてください。
インターネットや絵本を賢く利用するのもアリ
プリスクールや親子留学などを紹介しましたが、いずれもかなり費用がかかるので、家計に余裕がないと継続して習わせるのは困難です。
毎月1万円前後を英語教育に投資するなら、やはり英会話スクールに通うのが無難でしょう。週1回英会話教室に通い、家庭で保護者の方と一緒に英語に触れる機会を増やしてあげるという方法でも、小学校での英語教育を控えての準備として十分だと思います。
家庭で利用できるものとして、下記の様な海外の子どもの家庭学習用の題材を提供しているサイトを利用してみましょう。
日本語のサイトでも無料で英語の家庭学習に使えるものがあるので、工作気分で子どもと一緒に取り組んでみましょう。
ゲーム感覚で楽しむなら、こちらのサイトのように、色や数字、身の回りのものなどの簡単な単語を使ってのゲームなどもあります。
子どもと一緒に絵本を使って多読をする際は、オックスフォード・リーディング・ツリーがおすすめです。
これは多くのイギリスの学校で国語の教科書として使われており、内容も理解しやすくそして最後に必ずオチがあるので、親子で楽しむことができます。
10段階にレベルが分かれていて、レベルが上がるごとに1冊のワード数が増えていく仕組みです。4〜5歳ぐらいをスタートの目安として英語で絵本を読む習慣をつけるのに適した教材だと思います。
本を読む際は、いちいち日本語に訳さず読んであげてください。子どもは、何となく絵を見てストーリーが想像できるので、一文一文和訳する必要はありません。
音読のCDが付属としてついている絵本も多いですが、こちらのサイトのようにインターネットでフリーの絵本をナレーション付きで見られるものもあるので、自分の英語の発音に抵抗がある方などは利用してみるのもいいでしょう。
英語学習の動機づけにもつながる「アクティビティ」
いつものレッスンやスクール以外で英語を使ってみるチャンス、または、まだ英語を習ったことないけど英語を体験させるチャンスとして、1日〜数日完結のアクティビティを利用してみるのもよいでしょう。
例えば、ELCA TOKYOでは、対象年齢別に分けてプリスクールや、英語学童クラス、また食べ物や家の中にある身近なものを使っての理科実験を英語で体験できるプランなど様々用意されており、料金も90分1000円と利用しやすい設定となっています。
また、小学校高学年になってキャンプに参加できるようになれば、夏休みを利用してサマーキャンプで英語を使う体験をさせるのも面白いと思います。ここで、興味深いことは、こうしたサマーキャンプに参加した人たちの感想です。
例えば、日本児童英語振興協会によるサマーキャンプに参加者した中から、「今までなんのために英語を勉強しているか分からなかったけど、このサマーキャンプに参加して、英語をもっと勉強したいと思った」「もっと外国人との友人と交流したいと思った」という感想がありました。
サマーキャンプが今後の英語学習を進めるうえでの重要な動機づけにもつながることがわかります。動機がはっきりしていれば、得られる学習効果はさらに上がるというのは、言うまでもありません。
親子で一緒に参加できるサマーキャンプもあるので、本人にあったものがあれば、英語を実際に使う場として利用してみてはいかがでしょうか。
「児童英検」は使い方に注意
英語が少し理解できるようになったら、やはり親としては子どもの英語レベルを客観的に把握したいものです。少し英語が理解できるようになったら、児童英検を受けてみるのもいいでしょう。この試験は、子どものやる気を継続させるために合否の判定はせず、正答率で結果を発表します。
問題構成も、すべてリスニング問題で全ページカラーなど子どもの興味を引きやすい内容となっており、受験料も2000円と良心的です。
しかし、ここで大切なことは、結果があまり良くなかった場合本人を責めないことです。
英語教育はそれなりにお金もかかるので、親としては結果が伴わないとついできないところばかりに目がいってしまいがちですが、これをきっかけに英語嫌いになってしまわないよう、次に向けたフォローを大切にしましょう。
子供の英語学習はいつからでもOKだが早いほうが得
父親が日本人、母親がアメリカ人でバイリンガルであるジョン・カビラさんは、日本語と英語の違いについて、日本語は自分の立場を常に意識しながら話す言語、英語はそれに左右されず自分をアピールし、話者同士が早く打ち解けることを目指す言語だと話しています。
参考:http://shop.alc.co.jp/cnt/other/kabira/
毎日使う言語は、その国の文化や歴史を色濃く反映します。グローバル化が加速する中で、ハード面として英語が話せるだけでなく、様々な価値観、考え方を受け入れられるソフト面での教育も非常に重要になってくるでしょう。
英語を学ぶ過程の中で、世界には様々な文化、歴史、価値観などが存在するということを体感してもらうきっかけを作ってあげられるのではないでしょうか。