ネムを購入するならDMM?それともZaif?将来性まで解説
[公開日]2018/06/01
仮想通貨「ネム」を知り、購入すると儲かりそうで気になるものの、どこでどのように買うのがベストなのかわからない人も多いのではないでしょうか。
実体験がないとわかりにくいそうした疑問を、ネムを売買し、効果的に運用してきた筆者が経験をもとに解説します。
目次
ネムが購入できる取引所・販売所でおすすめは?
一般的に仮想通貨は、販売所や取引所と呼ばれる場所で売買されています。
しかし仮想通貨の取引経験がないと、どちらで売買すればよいのか、そもそも販売所と取引所は何が違うのかなど、わからないことが多いのではないでしょうか。
仮想通貨取引所と販売所の違い
販売所も取引所も、仮想通貨ユーザーを対象に、金融庁登録の業者が売買のための場所を提供したものです。しかし目的は同じですが、それぞれ取引相手や取引方式が違うため、取引所と販売所は違った場所として分類されています。
販売所・・・運営業者が直接売主、または買主となって、販売所を訪れたユーザーと仮想通貨を売り買いする場所。
取引所・・・その取引所内のユーザー同士が売買を行う場所。運営業者は取引手数料を徴収し、場所の提供とユーザー間の仲介と行う。
取引所・・・その取引所内のユーザー同士が売買を行う場所。運営業者は取引手数料を徴収し、場所の提供とユーザー間の仲介と行う。
販売所は仮想通貨を商品として販売・買取りをする商店、取引所はユーザー同士が取引するオークション会場のようなものだといえるでしょう。
そしてこの運営形式の違いは、ユーザーが支払う手数料にも違いを与えます。
販売所での取引には業者のマージンや利益が上乗せになるため、実際の相場よりやや割高になってしまうのです。
これに対して取引所ではオークション出品料のような手数料以外は必要ないので、販売所に比べ割安なコストで投資を行うことが可能となります。
しかし取引所の取引相手は取引所内のユーザーであるため、売買を希望するときに応じるユーザーがいないと、取引は成立してくれません。対して販売所では常に業者が商品(仮想通貨)を提供しているので、取引不成立となる心配はありません。
このように販売所と取引所には、それぞれメリットとデメリットがあります。
したがってこうした違いをよく理解して販売所と取引所を使い分けるのが、仮想通貨取引においては効果的な投資の第一歩となります。
ネムを取り扱うZaifとDMM Bitcoinを比較
続いてネムの売買が可能な販売所や取引所を紹介します。現在、国内の主な仮想通貨業者でネムを売買できるのは、DMM BitcoinとZaifの2社だけとなっています。
両社にどのような違いがあるのか、特色やサービス内容から比較した結果を図にまとめました。
総合評価 | 使いやすさ | 取引手数料 | 会社の信頼度 |
|
---|---|---|---|---|
初心者でも 安心な販売所 | アプリが 使いやすい | スプレッド 変動制 | 大企業なので 安定している |
|
手数料安いが 使いにくさも | 初心者への 工夫がない | 0~0.1% | DMMには 劣る |
ネムはメジャーな通貨ではないため、取扱業者が少ないだけでなく、取引する人の総数も多くないのが現状です。
そのため相手がいないと売買が成立しない取引所では、いつも安定して取引できるとは限りません。
したがってネムの売買は、販売所であるDMM Bitcoinでの取引が安心できるでしょう。
DMM bitcoinはインターネットサービス大手のDMMグループに属しているため財務的にも安心でき、セキュリティも最新の強固なシステムとなっています。
これに対してZaifは取引所と販売所を併設し、取引所での取引はコスト面では有利になります。
しかしパソコンの取引画面やスマホアプリがやや使いにくく、取引所での取引は安定性においては疑問符がついてしまいます。
こうした点を考慮すると、多少投資コストは割高になっても、初心者のうちは「DMM Bitcoin」がおすすめです。
DMMグループによる安心の運営と高いセキュリティ体制
コインチェック社の顧客資金流出事件でも実感させられたとおり、仮想通貨取引においては、資金の安全性こそが業者選別の際の一番のチェックポイントとなります。その点、DMM Bitcoinは金融庁登録の仮想通貨交換業者で、証券やFX、ネットコンテンツを提供する有名企業の「DMM.com」グループが運営するため、財務的にも安心できるのが最大の魅力となる業者です。
セキュリティ面も安心だといえます。DMM Bitcoinでは営業に必要な額以外の仮想通貨はインターネットから隔離された「コールドウォレット」で保管され、企業内部の不正に対しても、資金移動に複数の社内承認を要するマルチシグ方式を採用しています。
こうした顧客資金流出に備えた対策の他に顧客ログインに2段階認証を採用するなど、ハッキングなどの外部侵入に対しての対策は非常に高いレベルにあります。
DMM Bitcoinはこのように、企業の財務体制とセキュリティの両面で、顧客にとって安全性の高い販売所であるといえます。
ネムのレバレッジ取引が可能
レバレッジ取引というのは業者に証拠金を預けて、その金額以上の金額を取引することをいいます。DMM Bitcoinではレバレッジ5倍の取引が可能で、10万円の資金で50万円分の取引が可能となっています。
また、レバレッジ取引は、売りからの取引も可能となるのが大きな魅力となっています。というのも仮想通貨市場は2017年末をピークに下降相場へと転じていて、これまでのような上昇一辺倒の相場は期待できないのが実情です。
そのため、価格が下降しても利益を上げることができるレバレッジ取引が、今後は主流になると考えられています。
ところがDMM Bitcoin以外の国内業者のほとんどは、レバレッジ取引を扱っていてもビットコインのみとするところが多く、ネムなどのアルトコインは現物取引しかできません。
こうした点からもネムのレバレッジ取引ができるDMM Bitcoinは、今後の仮想通貨取引においては、心強いパートナーとなる取引業者であるといえます。
系列のDMM.com証券でのノウハウが仮想通貨取引にも生かされている
DMM Bitcoinの取引ツールには、系列のDMM.com証券で培ったFX取引の業者としてのノウハウが存分に生かされています。そのため取引画面やスマホアプリは非常に操作性の高いものとなっていて、取引に慣れない初心者にとっても、使い勝手のよい取引システムが提供されています。
安心して取引できる環境を求める人におすすめ
解説:DMM Bitcoinは大手企業のDMM.comグループが出資する系列会社で、良好な財務状況と、最新のセキュリティ対策が施された安全性に優れる仮想通貨取扱業者です。さらに系列のDMM.com証券での投資会社運営のノウハウは取引システムや相場分析ツールにも生かされ、販売所のメリットである安定した取引を高いレベルで実現しています。
こうした理由からDMM Bitcoinは、取引に慣れない初心者からベテランまで、安心して取引を行いたい人に特におすすめできる仮想通貨販売所となっています。
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Zaif
取引所と販売所を併設する、投資コストの安い仮想通貨業者
Zaifは仮想通貨取引所と販売所の両方を運営していますが、販売所での取引はビットコインとモナコインに限られ、ネムを含む他のアルトコインは取引所での売買となります。したがってネムの売買についてはやや安定性に欠け、売買したいときにすぐに取引できるとは限らないのが難点となります。
しかしその分手数料は安価になるため、投資コストを抑え、積極的な売り買いを展開したい投資家にとっては魅力的な業者となります。
トークンやコイン積立など、独自のサービス展開に定評がある
解説:トークンとは代用貨幣という意味の簡易的な仮想通貨のことです。Zaifでは「ZAIFトークン」を発行しています。トークンは例えれば株式のようなもので、企業はトークンを発行することによって資金を調達できます。
となれば発行元の企業の価値が、トークンの価値を左右することになります。
ZAIFトークンの場合は、Zaifの収益が安定し、将来性も見込まれていることからその価値を高めているのです。
そしてZAIFトークンZaifは、取引所として他にはない魅力があると言えるでしょう。
また、扱いはビットコインに限られますが、コイン積立が可能なのも嬉しいサービスです。
コイン積立というのは、毎月決まったサイクルで仮想通貨を買い付けていく定期預金のようなもので、仮想通貨取引に慣れない初心者には、売買のタイミングを任せられるのでありがたいシステムとなっています。
初心者からベテランにまで幅広くおすすめの仮想通貨業者
ネムは取引所で取引できるため、DMM Bitcoinと比べても、投資コストを抑えることができる点が魅力です。そして取引所での売買がメインとなるアルトコイン取引では、安い手数料で売買できるだけでなくレバレッジ取引も可能なので、自分の裁量で投資のできるベテランにとっても心強い取引所となっています。
ビットコインに限ればとなりますが、Zaifでは初心者でも安心して取引でき、コイン積立などの初心者向けのサービスもあるので仮想通貨入門に最適だといえます。
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ネムを海外の取引所で購入する時のおすすめは?
外国為替のFXでも同じですが、様々な事業者が取扱業務を展開する仮想通貨では、海外の取引所・販売所を利用するのも取引するうえでの選択肢のひとつとなります。
では、海外業者を利用する際にはどのような点に留意して取引を行えばよいのでしょう。
海外業者にはBittrexやPoloniex、UpbitやHuobiといった有名な業者がありますが、国内業者とは違ったメリットやデメリットがあり、よく知らないまま取引をスタートすると思わぬ不利を被るケースがあります。
よってまずはそれらの業者をよく知る必要があります。それぞれの業者がどのような特色を持ち、どういった投資に向いているのか、詳しく解説していきましょう。
海外の取引所のメリットとは?
取扱い通貨が豊富
国内ではほとんどの業者がビットコインの扱いがメインで、他のアルトコインは多いところでも数種類の扱いに留まっています。その点、海外業者は100種類以上のアルトコインを扱う業者が普通で、中には数百の仮想通貨の中から取引通貨を選択できるところもあります。
よって、どの通貨を選択するかの判断に迷う初心者にはおすすめできません。
しかし相場局面を判断でき、どの通貨に資金を投入すれば投資効率がよくなるのかを判断できるベテランには、海外業者は大きな魅力があるといえます。
手数料が安く、投資効率が高い
国内業者でのアルトコイン取引は、そのほとんどが販売所での取引となり、割高な手数料の支払いを強いられます。しかし海外業者はアルトコインであっても取引所での取引が可能なので、その手数料も取引額の0.05~0.2%程度と、非常に安価な設定となっています。
ハードフォークによる分裂コインに対応
もっとも魅力的なのは、ハードフォークという仮想通貨の分裂に対応している点です。仮想通貨はビットコインの例にあるように、状況によって分裂して新たな銘柄が誕生することがあります。
そのときに国内業者では、分裂したコインは扱い銘柄ではないためすぐに取り扱いを開始することができません。
しかし新銘柄は時に大きく価値を上昇させることがあり、分裂コインを保有できないのはユーザーにとってはありがたいことではありません。
その点、海外業者では分割コインを積極的に付与してくれるので、機会損失となる心配がありません。
海外取引所を利用するデメリットは?
日本円が使えない業者が多い
解説:海外業者の場合、その業者が所在する国の通貨での取引が通常となります。したがって日本円での取引はできません。
取引は日本円を一度ビットコインやイーサリアムに替えてからの売買となり、手間と時間を要する取引を強いられます。
日本語対応のない業者が多く、サポート面にも不安が残る
解説:公式サイトを含め取引画面も海外業者は英語のみの表記のところが多く、日本語対応を行っている業者はほとんどありません。そのため、ユーザーはそれなりの英語力が必要となります。
日本語の取引画面であれば考えられないようなミスを犯してしまう可能性もあるので、英語に自信のない人は、海外業者での取引には向いていないと考えたほうがよいでしょう。
また、英語しか通じない場合は電話やメールでのサポートも万全とはなりません。
そのうえ海外業者は、業績が悪化すると自己都合で簡単に取引所を閉鎖してしまうことも多いので、預けた資金の安全性といった意味でも、国内業者とは対極にあるといっても過言ではありません。
海外の取引所は初心者におすすめできない
解説:英語力が求められ、自己判断と自己責任で投資のできない初心者のうちは、海外業者はおすすめできません。海外業者は取引に慣れ、相場局面をある程度予測でき、英語力に不安のない投資家でないと失敗する可能性が高くなってしまうのです。
ネムを取り扱っている海外取引所の特徴は?
ネムを取り扱っている海外取引所の中で、おすすめできる4社を紹介します。200種以上のアルトコインを扱う世界最大級の取引所「Bittrex」
Bittrex(ビットレックス)はアメリカの取引所で、後述するPoloniex(ポロニエックス)と並んで世界最大といわれる取引所です。
その特徴は250種以上と豊富な扱い銘柄にあり、アルトコインの新規上場も頻繁に行われているため、将来有望な仮想通貨に早いタイミングから投資することが可能となります。
取引量が世界最大級「Poloniex」
Poloniexの扱い銘柄は約60種と、海外業者の中では多いとはいえません。
しかし手数料の安さには定評があり、その効果で利用者と取引量も世界有数となっているため、売買の相手が見つからないと取引が成立しない取引所であっても、安定した取引が可能となっています。
歴史は浅いが、世界でも有数の扱い高を誇る「Upbit」
Upbit(アップビット)は17年10月からサービスを開始した韓国の新設取引所です。
Upbitは韓国の大手企業が運営し、Bittrexと提携していることから注目を集め、新規参入にもかかわらず世界トップ10に入る取引量となっている人気の業者です。
人気の理由は企業的安定性だけでなく、100種以上にのぼる扱い銘柄の豊富さと、韓国ウォン建であれば0.05%と非常に安価な手数料にあります。
したがって多くの銘柄の中から投資効率のよい通貨を選び、売買を繰り返すベテランには魅力ある取引所となっています。
日本語にも対応している「Huobi」
Huobi(フオビ)の所在国は香港で、日本語に対応しているため安心して取引をスタートできます。
扱い銘柄80種の取引手数料も一律0.20%と安く、独自トークンのHT(Huobi Token)も発行しているので、投資効率の高い魅力ある取引所だといえます。
初心者でも簡単!ネムの購入方法は?
国内業者のDMM BitcoinとZaifを例に、具体的な購入手続きについて解説します。
DMM Bitcoinでの購入方法
DMM Bitcoinでネムを購入するには、最初にDMM Bitcoinでのユーザー登録と口座の新規開設が必要です。取引口座ができたら公式サイトからログインし、取引画面に進みましょう。
銀行振込などで入金し、取引画面に進む
銀行やコンビニエンスストアから日本円を入金したら、公式サイトから取引画面に進みます。ウォレットからトレードへ資金移動
入金が完了すると、資金はDMM Bitcoin内の保管所であるウォレットに収納されます。取引を行うには資金をトレード口座に移動される必要があり、取引画面の「口座振替」から「ウォレットからトレードへ」を選択し、移動する資金額を選択してトレード口座へと資金を振り替えましょう。
トレード口座画面に進み、銘柄指定を行う
解説:トレード口座画面には画面右側に取引画面があります。DMM Bitcoinでは現物売買とレバレッジ取引の2通りの取引が選べます。
ネムはレバレッジ取引のみとなっているので、レバレッジ取引画面を開き、ネム売買へと進みます。
注文方式と購入数量を指定し、購入手続きを完了させる
解説:続いて取引数量を記入し、「購入・売却の選択」から購入を選択します。そしてすぐその場で売買をするのであれば「成行注文」を選択し、「注文実行」で売買を確定させて購入手続きは完了となります。Zaifでの購入方法
Zaifでもまずは口座開設が必要です。公式サイトから手順にしたがって、アカウント登録と取引口座の開設を完了させてください。銀行振込などで入金し、取引方法と取引銘柄を選択する
銀行やコンビニエンスストアから日本円を入金したら、公式サイトから取引画面に進んでください。取引画面では取引所での売買となる「取引所」と販売所取引の「簡易売買」が選べます。
ネムの取り扱いは取引所のみとなっているので、取引所に進み銘柄を「XEM/JPY」と指定しましょう。
売買方法と売買数量を指定、購入取引を完了する
銘柄指定を行い、売買画面に移行したら、売却か購入か、注文方式と購入数量を選択します。購入の場合は「XEMを買う」を選び、その場ですぐ購入する場合は注文方式を「成行」、続いて「買いたい量」で数量指定を決めて「買い注文」をクリックすれば、購入手続きは完了となります。
ネムを購入後はウォレットに保管
仮想通貨は現金と違って電子データですから、保管場所も銀行やタンス預金というわけにはいきません。
では、どこに保管するかというと、取引所やウォレットです。
ウォレットには取引所や販売所が運営・管理するウォレットの他に、インターネット上のウォレットサービスや自分のパソコンに専用アプリをダウンロードするもの、インターネットから遮断された専用端末に保管となるものなど、様々な種類があります。
ウォレットの種類は主に4種類
ウォレットは保管する場所や保管方法の違いから、以下の4種類に分類されています。それぞれ特徴や安全性が異なっているので、各ウォレットを詳しく説明します。
取引所・販売所:取引所や販売所が運営・管理する保管場所
ウェブウォレット:インターネット上での保管となるウォレットサービス
ソフトウェアウォレット:自分のパソコンに専用アプリをダウンロードして保管
ハードウェアウォレット:インターネットから遮断された専用端末に保管
ウェブウォレット:インターネット上での保管となるウォレットサービス
ソフトウェアウォレット:自分のパソコンに専用アプリをダウンロードして保管
ハードウェアウォレット:インターネットから遮断された専用端末に保管
コインチェック社の顧客資金流出事件などの例でもわかるように、仮想通貨はハッキングなどの不正侵入によって流出しやすい資産です。
そのため保管場所は不正侵入の危険から最も遠いところ、つまりインターネットから遮断された場所が一番安全な保管場所となります。
もっとも安全な「ハードウェアウォレット」
すぐに使わない資金や、長く保有する予定の資金はハードウェアウォレットでの保管が最善です。資金移動の予定がないのであれば実用面を度外視できるので、安全性を最優先しても不利はないからです。
その他のウォレットの説明もしておきましょう。ウェブウォレットはネット上で手続きが完了するため手軽ですが、インターネット内のサービスなのでハッキングに危険が無いとはいえません。
そしてインターネットから遮断されたコールドウォレットで保管する取引所のウォレットであっても、取引所自体が倒産してしまえば、顧客は資金を失うことになってしまいます。
このように各ウォレットの保管環境から考えると、移動予定のない仮想通貨は、最も安全だといえるハードウェアウォレットでの保管が最善となります。
そして使用予定がある資産は、現実的には資金移動が比較的に楽なソフトウェアウォレットでの保管がベターであるといえます。
実用的な「ソフトウェアウォレット」
安全性を考慮すれば、インターネットから遮断された「ハードウェアウォレット」最も堅牢です。しかしハードウェォレットはUSBのような小さな別媒体なので、紛失の恐れがありません。
したがってある程度は、保管場所を特定できる状況にしておいたほうが安心です。
また、ハードウォレットは資金を使おうとするときに手間がかかるのも問題です。必要なときにすぐに使用できなければ、相場変動の激しい仮想通貨では機会損失となってしまいます。
ソフトウェアウォレットは自分のパソコンが保管場所なので、巨大な資金を保管する大きな会社のように狙われにくく、パスワード管理を徹底すれば、ハッキング対策も機能します。
そして自分のパソコンで自身が知るパスワードでの管理ですから、必要なときにすぐに取り出せるのもメリットとなります。
安全性はインターネット外保管となるハードウェアウォレットが最も高いのですが、実用面を考えると、ソフトウェアウォレットが現実的な選択肢となるのです。
ネムが推奨しているのは「Nano Wallet」
「Nano Wallet」はネムの公式ウォレットで、発行母体による管理なので安全性の高いウォレットとなっています。
また、Nano Walletではネムを一定量以上保管すると銀行預金の利息のようなものが付くので、資産が増えるというメリットもあるのです。
Nano Walletを使用するにはまずは公式サイトからアカウント登録を行い、登録が完了したら送金を行って保管スタートとなります。
保管が完了したらそのデータをバックアップしておくことも可能なので、アカウント画面から「ウォレットをバックアップ」を選択し、バックアップファイルが出力させて保管しておくとより安心です。
Nano Walletは自分のパソコンでの管理となるソフトウェアウォレットに分類されます。
そして資金の出し入れはアカウント登録の際の「秘密鍵」で行い、その管理はウェブやサーバーで行われるのではなくユーザーの自己管理となるので、ウェブウォレットなどよりは安全に保管できるのです。
こうした安全性からネムでは、Nano Walletでの保管を推奨しています。
ネムは購入する価値はある?今後の展望とは
ネムもビットコインなどと同じ仮想通貨のひとつですが、開発が新しいため、ビットコインなどのメジャー通貨に比べ幅広い応用性を持っています。
その独自性は通貨としての資産価値にどう影響を与えるのか、ネムの詳しい特徴とともに説明していきましょう。
ネムの特徴とは?
新しい技術を持った将来性有望な仮想通貨
ネム(NEM)はNew Economy Movementの略で、「新しい経済の動き」という意味を持っています。その名のとおりネムは仮想通貨のブロックチェーン技術を用いて新たな経済圏を作ろうと創設されたプラットフォームで、その流れで発行された仮想通貨が「XEM」となっています。
ネムの独自性と応用の幅を示す例としては、PoIとハーベストがあげられます。
PoIはProof of Importanceの略で、取引の承認を誰がするかの決め方です。
PoIはビットコインなどの取引承認に比べ承認の度合いとスピードが早いため、流通性を高く保つことができ、通貨としての存在意義に大きく貢献しています。
ハーベストは取引を承認する作業のことで、ビットコインのマイニング作業にあたるものです。
ハーベストではビットコインのマイニングのようにネットワークの維持に大きな労力を必要とせず、送金スピードにも影響を与えません。
そのため、通貨としての利用目的を損なうことがないため、利用者にメリットのある承認システムとなっています。
メッセージ機能による送金の安全性確保
解説:ネムにはメッセージという、送金の際の特徴的な機能があります。ビットコインなど他の仮想通貨でもメッセージ機能はあるのですが、ネムでは取引所への送金の際にメッセージを必ず付けることになっているので、送金の安全性が高い次元で確保されると言えるのです。
取引所にネムを送金する際にメッセージの付与を義務付けているのは、ネムを送金するアカウントを識別するためです。
大量に存在する取引所のユーザーアドレスの中から送金先のアカウントをメッセージで特定するため、指定されたアカウント以外には入金されないというメリットがあります。
このようにネムは、通貨としての送金技術や安全性に高い優位性を持っており、単なる投機対象となる仮想通貨ではないと言えます。
したがって普及していけば資産価値も向上していくことになり、将来性も有望でしょう。
日本では高い人気を持っているネム
ネムは2015年3月に最初に公開され、2016年12月にはシンガポールにNEM財団が設立され、世界的な展開がスタートした仮想通貨です。日本の取引所であるZaifの役員がNEM財団の理事を務めていることもあり、ネムは日本では高い人気のある通貨となっています。
ところが世間一般的にネムといえば、コインチェック社の顧客資金流出事件で流出した仮想通貨として知られているのではないでしょうか。
しかし流出の背景にあるのはコインチェック社の管理体制であって、ネム自体の安全性が問われたわけではありません。
むしろネムは独自のウォレットや独自の送金のシステムによって安全性を保っており、通貨としての利用価値の高い仮想通貨であると言えます。
また、ネムは開発者の中に日本人がおり、Zaifの運営元であるテックビューロ社が技術開発にも参入しています。
コンピュータ関連では日本の技術は世界の最先端にあるため、日本と関係がある仮想通貨は安心です。
そしてネムの特徴としては通貨としての利用価値が高いこともあげられます。その実験として2017年12月に渋谷に「nem bar」が、2018年1月にはフリマサイトの「nemche」がオープンしました。
どちらもネム決済が可能で、決済スピードの速さがビットコインの10分の1という使い勝手のよさを前面に出したサービスを展開しているのです。
nem barでは様々なお酒やドリンクが楽しめ、nemche XEMのロゴマークが入った商品から通常の店頭で並ぶ商品まで多種多様なものが購入できるので、実経済で利用できるネムの価値を証明できる試みだと言われています。
ネムは将来性が有望な仮想通貨銘柄
仮想通貨はよくアップデートを事前に知らせて価格の上昇を狙うことがありますが、ネムに関しては送金手段としてのアップデートがニュースとなっており、それらが実現するかが今後を占うカギとなるでしょう。ネムの大型アップデートは、2018年以降に予定されているカタパルトの装填です。
カタパルトはまだ予定なのでいつになるかは不明ですが、予備的な導入は始まっており、実現すれば複数の送金と承認が瞬時に可能となるため、ネムの価値を大きく押し上げるでしょう。
また、ネムは行政の証明書発行を簡略化できるアポスティーユ機能も検討していて、これが実現すればその信用度も飛躍的に高まるため、早期の導入が望まれています。
こうした背景からネムの将来性は、非常に有望なものであると言えるでしょう。
しかしもちろんではありますが相場に絶対はないので、他の仮想通貨と同様に、レートの推移とその要因については注意深く見守る必要があります。
将来有望なネムを購入するなら「DMM Bitcoin」
ネムは送金手段としての将来が見込めるため、その点に着目し、長期保有を前提とするのがよいだろうと考えられる仮想通貨です。
国内での取引は「DMM bitcoin」と「Zaif」での売買に限られますが、どちらも大手で、安心して取引のできるセキュリティを備えているので心配はありません。
特に「DMM Bitcoin」で購入するのがおすすめです。
今後の相場については、ネムのアップデートも含め送金・決済手段としての価値を高めるニュースがあればその価格も上昇すると思われます。
したがって送金手段としての利用価値を押し上げるニュースがあれば買い、後退する話題があれば売りとしておけば、相場なりの利益を出すことができるでしょう。
これからのニュースに注目しながら、ネムの投資にチャレンジしてみましょう。
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