ポケットWi-Fiの比較前に知っておかないとまずい基礎知識

[公開日]2016/09/12

wifieyecatch
「Wi-Fi(ワイファイ)ってどれがいいんだろう?」ポケットWi-Fiって色々あって迷っちゃいますよね。ところで、このポケットWi-Fiっていう言葉なんですが実は商品名なんです。ワイモバイルが提供する「モバイルWi-Fiルーター」をpocket Wi-Fiって言うんです。

この記事では大手携帯3社、Yモバイル、WiMAXといった複数あるモバイルWi-Fiルーターをどのように選ぶべきかということについて語ってまいります。

※下記の4つのアイコンはこの記事の目次ですが、Wi-Fiってどういう意味か実はあんまり自信がないという方はこのまま一旦読み進めてください。



そもそもWi-Fiってどういう意味なのか?


「Wi-Fiを使うと便利」ということはなんとなく知っていてもピンとこない。そんな方はWi-Fiの意味と仕組みを知ることで、通信費を節約できるんです。

Wi-Fiとは無線でネットワークをつなぐ仕組みのこと

Wi-Fiとは無線LANと同じ意味で、無線でネットワークを結ぶ技術のことです。
家庭内やオフィス内のパソコンやプリンタ、テレビ・ゲーム機などを無線でつなぐこともWi-Fiと呼びます。
Wi-Fiを使うために必要な物は、Wi-Fi親機と子機です。
Wi-Fi比較
親機、子機と聞くと電話機を思い浮かべる方も多いと思います。上の図のように電話機で考えると、子機は親機を経由して電話線につながっているのがわかりますね。

Wi-Fiもこれと似たような仕組みで、Wi-Fi子機はインターネットに直接つながるのではなく、Wi-Fi親機を経由してインターネットにつながるのです。下記はWi-Fi親機と子機の一例です。

・Wi-Fi親機
→無線LANルーター(WiFiルーター)、モバイルWi-Fiルーター(WiMAX、ポケットWi-Fiなど)
・Wi-Fi子機
→パソコン、スマホ、タブレット、ゲーム機(携帯ゲーム機含む)、プリンタなど

実はスマホは必ずWi-Fi子機になるってわけでもないにゃ。詳しいことは次の項目で要チェックにゃ!

モバイルWi-Fiルーターとスマホのテザリングの違い

モバイルWi-Fiルーターとスマホのテザリングの違いは、Wi-Fiの親機がモバイルWi-Fiルーターになるかスマホになるかの違いだけです。

モバイルWi-Fiルーターの電波でネットに繋がる→スマホの通信量節約
Wi-Fi比較
上の図ではモバイルルーターのWiMAXを使っています。この図ではWiMAXがWi-Fi親機となり、Wi-Fi子機となるiPhoneはモバイルルーターを経由してWiMAXの電波でネットができます。そのためスマホの通信量にカウントされることなくインターネットができるので、スマホのデータ通信費節約も可能になってきます。

スマホのテザリングはスマホのネット通信を利用→緊急時の保険として活用
Wi-Fi比較
スマホでテザリングを行うときには、スマホがWi-Fi親機となり、ノートパソコンがWi-Fi子機となります。ノートPCがWi-Fi親機であるスマホの電波を利用して、ノートPCがネットに接続することができます。スマホのデータ通信を利用してインターネットに接続しているので、スマホの通信制限にかからないように気をつけなければなりません。テザリングを使うのは、周辺にワイファイ環境やネット環境がない時のみにするというのが良いです。

無線LANの規格を統一するためにWi-Fiは生まれた

パソコンに触れる機会も多くあるという方であれば「無線LAN(ラン)」という言葉を聞いたことがあると思います。LANとは「Local Area Network(地域ネットワーク)」の略ですが、会社内や家庭内でパソコンなどが通信回線でやりとりすることを言いますが、これがケーブルを使って接続すると有線LAN、ケーブルを使わずに電波で接続することを「無線LAN」と言います。

無線LANが開発された90年代当初は、この無線LANの規格が様々あり、どのルーターとどのパソコンが繋がるか消費者にわかりづらい状況でした。そこでWi-Fi Allianceという団体が「IEEE802.11」という無線LANの標準規格に接続できるかを検査しました。そのテストにクリアした製品にWi-Fiというブランド名を掲げて良いというWi-Fi認証を始めたのが、Wi-Fiという言葉が普及し始めたのです。

Wi-Fiって消費者のために生まれたのね!もっと難しいものと思ってたわ

無料でWi-Fiを利用できる場所では個人情報入力は要注意

Wi-Fiというと家庭や仕事先のオフィス以外は無料で利用できないんじゃないか?と思うかもしれませんが、それは昔の話。実は日本国内で無料でネットに接続できる公衆Wi-Fiスポットが増えつつあるんです。
無料Wi-Fiスポットの基本はここで確認

しかし、コレを利用するときには「あくまで公共の場」であることを忘れてはいけません。喫茶店で他の席の話を盗み聞きできるように、公衆Wi-Fiでは情報を盗み見られるリスクが存在します。個人情報の入力を避けたほうがいいのはそういった事情からです。

仕事上の情報を頻繁に利用するビジネスマンやプライバシーを守りたい方は、モバイルWi-Fiルーターで自分専用の回線を使ったほうが安心です。



モバイルWi-Fiルーターの通信速度は変わらずとも電波の性質は異なる


Wi-Fi比較
モバイルルーターの主な回線の提供元の会社はドコモ、au、softbank、Yモバイル、WiMAXです。以下の表のようにそれぞれの会社によって電波の通信速度は異なりますが、ここだけ回線が抜群に速いというような電波回線はありません。
回線業者下り最大速度
ドコモ370Mbps
au370Mbps
ソフトバンク187.5Mbps
ワイモバイル261Mbps
UQ WiMAX370Mbps


速さが同じなら電波も同じだと思うにゃん?でも実は違う電波を使っているにゃ

モバイルWi-Fiルーターの通信方式は二種類

大きく分けてモバイルルーターの通信方式は「LTE」「WiMAX」の二種類です。
LTE、ワイマックスは名前だけでなく、それぞれ周波数が異なる電波であり、特徴も異なります。
Wi-Fi比較
WiMAXはUQ WiMAX、それ以外の会社はLTEを利用しています。

LTEは繋がりやすいが混雑しやすい
スマホなどの携帯電話回線として使われているLTEは屋内屋外問わず繋がりやすいですが、コンサート会場や空港のような人が密集した場所では繋がりにくくなる、いわゆる「パケ詰まり」という現象が生じることもあります。ちなみにWiMAXは月額千円の追加が必要ですが、auのLTE回線を利用することができます。

WiMAXは屋内に弱いが混雑少なく高速通信に特化した電波
2.5GHzという周波数の特性上、ワイマックスの電波は屋内の奥まった場所では繋がりにくくなることもあります。しかし、スマホの電波が混雑してつながらない時であってもWiMAXの電波であれば繋がるということもあります。

Yモバイルの使い放題用のAXGP回線はエリアが狭い
LTEの回線を使っているモバイルWi-Fiであっても、使い放題用の電波はWiMAXと同じ周波数帯でAXGPという電波を使っている場合もあります。この場合は使い放題用の回線とLTEの回線で性質が異なります。AXGPの回線はWiMAXの回線と同じ性質ですが、AXGP回線のエリアはLTEに比べて狭いので注意が必要です。

料金比較:月額4,500円以上なら高すぎ


Wi-Fi比較 ポケットWi-Fi、WiMAXをはじめとしたモバイルルーターは料金面で各社異なります。ドコモ、au、ソフトバンクといった携帯キャリア3社は総じて高めの価格設定です。

ドコモの料金が特に高いのは、モバイルルーターのみの契約プランが存在しないためです。
回線業者月額料金
ドコモ5GBで6,900円
au3,696円(7GB) / 4,380円(無制限)
ソフトバンク3,696円(7GB)
ワイモバイル3,696円(7GB) / 4,380円(無制限)
UQ WiMAX3,696円(7GB) / 4,380円(無制限)


使い放題とはいっても完全に使い放題ではない
使い放題プランと言っても厳密に言えば、完全な使い放題ではありません。モバイルルーターを提供している各社ともに三日間で3GB以上の通信があった場合には通信制限があります。通信制限を課されると通常時の速度でのデータ通信はできません。

LTEの使い放題回線はWiMAXと同じ周波数帯
LTEの回線をうたっていたとしても、使い放題用の回線はLTE以外の回線を利用するということもあります。ワイモバイルでは7GBまではLTE回線ですが、7GB以上の通信に関してはAXGPというWiMAXと同じ周波数帯の回線を利用します。そのため、WiMAXと同じように高速通信に特化しているけれども屋内の通信は建物の影響を受けやすいという性質に注意しなければなりません。
建物の中だと届きにくいことがあるなら、窓際でルーターを使ったほうがいいみたいだね


速度制限でもまともに使えるのはWiMAXだけ


Wi-Fi比較 WiMAXとLTEにはそれぞれ速度制限が設けられています。
それは
・3日間の規定通信量を超えた際の速度制限
・7GB契約において7GB以上使用した際の速度制限
の二種類です。

7GB後の速度制限

一ヶ月の契約が7GBの場合、一ヶ月の通信量が7GBを超えた際に速度制限が生じます。その時に制限される速度は128Kbpsで、この速さだと動画の閲覧もままならず、文章だけのメールのやりとりが精一杯です。

三日間で3GBを超えた際の通信制限

回線業者3日間制限3日間制限時速度
ドコモ3日間で3GB128Kbps
au3日間で3GBデータなし
ソフトバンク3日間で3GB128Kbps
ワイモバイル3日間で3GB128Kbps
UQ WiMAX3日間で3GB1~6Mbps

ほとんどのモバイルルーターでは三日間で3GBを超えた場合の規制速度を128Kbpsとしていますが、唯一WiMAXだけ約5Mbps程度で通信ができます。動画の閲覧に関しても、3Mbpsの速度があれば実は快適に見れるんです。

WiMAXの速度制限はYouTubeを見れる
WiMAXの速度制限中の通信速度に公称値はありませんが、三日間の通信量での速度制限時ではおよそ5Mbpsの通信速度が出ます。これほどの速度があれば動画再生は問題なく行えます。YouTubeなどの動画はバッファと言って再生中のその先の画面をあらかじめダウンロードすることができるので滞りなく再生することができるのです。

他回線の速度制限は?
WiMAX以外の速度制限は128Kbpsになってしまうので、動画の再生はもちろんですが、ウェブサイトの閲覧もスムーズにはできません。速度の回復を待たないと使い物にならない状況です。
128Kbpsって言葉はスマホの通信制限で聞いたことあるわ!マジでスマホが使いにくいから、この速度大嫌い!!!


使い放題で安く済ませたいならWiMAXがオススメ


WiMAX以外の回線は電波は良くても料金が高かったり、毎月の通信量に制限があるというケースが多くあります。ですがWiMAXであれば、建物に左右されやすい部分もありますが、速度が速くて料金も安いのでオススメです。

速度・料金・通信制限の面でもコスパ○

WiMAXは他の回線に比べて通信速度も速く、料金が安いです。通信制限もそれほどでもないので、使い勝手もいいです。

WiMAXの入会契約には特典豊富。活用して料金を安くする

WiMAXはUQ WiMAXが提供するインターネット回線ですが、その提供元であるUQ WiMAXで契約することのメリットはありません。
WiMAXは回線提供元よりもプロバイダから申し込んだ方がお得です。その理由は入会時のキャンペーンが充実しており、その特典内容を生かすことがWiMAXの料金を安くする秘訣です。

WiMAXを約3万円も安く使う方法


Wi-Fi比較 WiMAXの回線元であるUQ WiMAXはキャンペーン内容が薄いため、2年総額だとギガ放題で103,068円も必要になってきます。
WiMAXをより安く申し込む方法、それはキャンペーンを活用することです。
入会時のキャンペーンは二種類です。
・キャッシュバックのプレゼント
・月額料金の割引

キャッシュバックが得か、月額料金割引が得か?

今までインターネット回線関連の契約におけるキャンペーンで最も得なものはキャッシュバックキャンペーンでしたが、今では月額割引キャンペーンでもキャッシュバック並みに安くなるということもあります。キャッシュバックと月額割引で実質負担金額が同等の場合、迷わず月額割引キャンペーンを選びます。

その理由は、キャッシュバックだと貰い忘れのリスクがあるが、月額割引ならば入会時の申し込みで手続きは完了するため、キャンペーンの特典の貰いそびれがないからです。

WiMAXプロバイダ実質料金比較

 
総合評価
2年間の実質負担総額
キャンペーン内容

契約当初の手続きだけで割引適用可能

74,361円

月額料金割引・オプション加入必須(商品到着後に解約可能)

レンタルサーバーなどの独自の特典あり

77,350円

23,500円のキャッシュバック・契約から11か月後の手続き必要

キャッシュバックの割には金額的メリット少ない

79,350円

2万円のキャッシュバック・契約から11か月後の手続き必要
4位
WiMAX比較
BIGLOBE

キャンペーンを適用しても料金は高め

82,150円

21,600円分のポイント還元・ポイントは支払に充当可

※実質負担月額料金はキャッシュバック金額すべてを月額料金にあてた際の金額です。
通常であればこのランキングはキャッシュバックキャンペーンの優勢が殆どです。しかし、2016年9月現在であれば月額料金を割り引くプランを使ったほうがお得です。

Broad WiMAXのメリット・デメリット
ブロードワイマックスを申し込むにあたっては下記のように一長一短あります。使用期間中の料金が安い分、中途解約のハードルが高くなっているというのが大きな特徴です。

メリット
・月額割引であり、面倒な手続き不要
・キャッシュバックを上回る実質負担金額の安さ
・WiMAXに不満の場合は他のネット回線に乗り換え可能

デメリット
・中途違約金が9,500円高くなる
・初期費用18,857円が無料になる割引がない限りは申し込みすべきではない


キャッシュバックを受け取り忘れると一円の得にもならない
キャンペーンでキャッシュバックの受け取りを希望する場合、トラブルが多いことを知っていますか?
実はキャッシュバックではユーザー側がキャッシュバック手続きを行わない限り、入会特典を受け取ることができないのです。そのため、ユーザーの中にはキャッシュバックを受け取ることができず、不満を持つというケースも多いのです。
ボクはよく手続きの書類とかなくしたりするから、キャッシュバックは怖いなあ


キャンペーン内容での回線品質の変化はない
申し込んだキャンペーンによって回線の通信速度が変わったりということはありません。そのため、同じWiMAXを利用するならキャンペーンを利用した方が確実に賢いです。

まとめ:Wi-Fiの活用こそが通信費節約の王道


Wi-Fiの意味をしっかりと把握することでモバイルWi-Fiルーターを選ぶことができます。外出先でもWi-Fiを利用することで、スマホの通信量も節約できますし通信費の節約につながります。

年間で考えると通信費は意外と大きな金額になりますので、少しでも安く快適なネット環境を手に入れるようにしましょう。