「鼻毛、出てるよ」学校では絶対教えてくれないおもしろい英語表現14選

[公開日]2017/01/31

おもしろい英語 カツラ

人と会ったり会話をしているときに、相手の歯に青のりがついていたり、「あれこの人、まさかカツラ!?」なんてやけに気まずいことに目が行ったりするときありますよね。

「気になってしまって、会話に集中できない!言いたいけど言えない。」

今日は、気まずいことも言いあえてしまうアメリカ人旦那と結婚約9年の筆者が、いつも使っている表現を交えておもしろ英語表現を紹介します。

今すぐ誰かに使いたくなる英語表現4選


鼻毛、出てるよ


おもしろい英語 カツラ

"Your nose hair is waving at me"
(鼻毛が出てきて、私に手を振ってるわよ)

「言いたいけど言えないこと」の王道ですね。鼻毛出てるなんて、なかなか言えませんね!でも至近距離で話をしているととても気になってきます。

"waving at me"で「私に手を振っている」という意味になります。鼻毛が鼻から「おーい」なんて手を振っている感じでなんかかわいい印象ですよね。

"Your nose hair is out"でももちろん意図は通じるのですが、あえて面白く言うことでその場を軽くできます。こういう風に自分なりに柔軟に表現を考え付くことができたら、英語もおもしろくなってきます

ズボンのチャックがあいてるよ


"Your fly is open"
(ズボンのチャックあいてるよ)

「チャック」は英語では"zipper"ですが、ズボンのチャックに関しては"fly"と言うそうです。筆者は女子なので、ズボンのチャックについて語ることもなければ、人にも上記のように言ってあげた経験もあまりないのですが、うちのアメリカ人夫がそう言うので間違いなさそうです。でもなぜズボンのチャックが"fly"なのか?謎です。

"Have you been walking around like that all day?"
(そうやって一日中歩き回っていたの?)

こんな風に遠回しに言うこともできます。うちの旦那が、「こうやってもし人に言われたら恥ずかしいだろうなあ」と言っていました。

歯に海苔ついてるよ


"You've got some nori in your teeth"
(歯に海苔ついてるよ)

"on the tooth"ではなく"in your teeth"なのは、歯の間にはさまっているような様のほうが英語ではしっくりくるからだそうです

ノリや青のりが、歯にくっついていて恥ずかしい定番ですが、アメリカでは歯にくっつく定番はブロッコリーらしいです(これは確かに歯にくっつくというよりは、歯の間に挟まっている感覚ですね)。うちの旦那はブロッコリーが食卓に上がるたびに、食べてはニッと笑い、4歳の息子と歯にくっついたブロッコリーを見せ合って笑いころげています。

カツラ、ズレてますよ


"Your wig seems to be a bit... off."
(あなたのカツラ、ちょっとだけズレてますよ)

「カツラ」は"wig"ですが、それがズレているというのは、"off"で表せます。ここに「ちょっとだけ」="a bit"("a little"でももちろんOK!)を入れると、幾分か気まずさが和らぐかもしれません。でもカツラがズレてるなんて、なかなか言えませんよね。このフレーズを使うことは果たしてあるのでしょうか。。。

アメリカのカツラ事情
ところで、カツラ人口は日本のほうがアメリカより圧倒的に高いです。アメリカでは、はげているおじさんが多いせいでしょうか、本人も周りも、あんまりはげていることを気にしないような気がします。

"comb over"といって、中央に毛がないので、サイドからぐっと持ってきてはげ部分を隠しているような髪型を表す単語はありますから、英語圏でもはげを隠したい心理はある人にはあるのかもしれませんね。

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つけま(つけまつげ)、ズレてるよ


おもしろい英語 つけまつげ

"Your false eyelash is coming off."
(つけま、ズレてるよ)

"come off"で、「(何かが)とれる」「外れる」という意味です。

筆者はアメリカで約10年暮らしましたが、普通に暮らしていて、つけまつげをつけている人に出会ったことがありませんでした!テレビなどでレディガガがステージでつけているのを見るくらいでしょうか。ボリュームアップするマスカラをつけている女子は多かった気がしますが。

つけまつげは日本人だけ?
というのも、一般的にいうアメリカ人の女子のみなさんは、まつげが濃くて長いです。日本人なんかが競争しようと思ってもスタートラインにも立てない感じです。お化粧も、濃い人は濃いですが、そこまで塗らなくても、もともと彫りが深くて、かわいい子が多いので、化粧自体が薄いの女子が多いかもしれません。

今日のメイクはパンダ風?


泣いたりすると、アイラインやマスカラが取れたり。。。そういう状況はありました。

"Your make-up today is like a ... I know! You are going for a raccoon style?!"
(今日の君のメイクって、なんていうか、、、あ分かった!アライグマ風でしょ!)

日本語でいうと、「パンダ」ですが、英語でいう時はどっちかといえば"raccoon"「アライグマ」のほうがしっくりくるようです。ちなみに"racoon dog"で「狸」です。

ストッキングが破れてますよ


"You've got a run in your stocking!"
(ストッキングが破れていますよ)

子育てをする毎日なので筆者はストッキングを履く機会はめったにありませんが、今の時代のストッキングもやっぱり伝線するんでしょうか。

「伝線」は"run"と言います。何かストッキングの上の「走っているもの」という感覚ですかね。

アメリカ人な生脚勝負
そういえば、在米時代に働いていたオフィスでも、アメリカ人の女性はストッキングをあまり履いていなかったような気がします。もちろん履いている人も少しはいたのですが、圧倒的にズボンの人が多かったですし、スカートでも素足だったり、日本の女性よりストッキングを履く習慣が薄いのかもしれませんね。

パンツ見えてるよ


"Your panties are showing!"
(パンツ見えちゃってるよ)

浅く履くズボン("Low-cut pants")が定番になったせいか、パンツが見えちゃってる人、結構いますよね。英語では下着のパンツのことを"panties"と言います。ズボンのことを"pants"と言います。ちょっとややこしいですね。

ノースリーブからワキ毛はみ出てます


Armpit hair is showing"
(ワキ毛はみ出てるよ)

パンツが見えてるのもそうですが、「見える」というのは"show"という動詞を使います。「見せる」というニュアンスが強いかと思われる方も多いかもしれませんが、「見えてる」という意味でも使えます。

ノースリーブ、タンクトップ、キャミソールなどそのまま通じますが、袖のない洋服のことを一般的に"sleeveless shirts"と言います。

アメリカで暮らしていると、ノースリーブだったりとにかくやたらと露出度が高い服装でいる女性の多いこと。日本での暮らしに慣れていると、今アメリカに戻るときっとびっくりするでしょうね。

ムダ毛意識は日本人だけ
そして、体毛もあまり気にしない女性が多いです。足や脇を剃るのはまあ普通ですが、腕とか顔までは剃る人はいません。また、女性の権利などに関しての運動をしている人たち、フェミニスト"feminists"の人たちは、「女性だからといって体毛を剃らなければならない」という概念そのものに反対していたりするので、脇も剃らない人が多かったりします。

日本でいたら当たり前のように、皆ムダ毛処理にいそしんでいますが、世界視点でみれば、そんな枠にがっつりはまる必要はないのだなと思わせてくれました。こういう視点を肌で得られることが、日本から出てみることのいいところですね。

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ねぇ、靴下に穴が開いてるけど


おもしろい英語 靴下

"Hey, you've got a hole in your sock"
(ねえ、靴下に穴が開いてますよ)

靴下に穴がいつもあいている人といえば、うちの旦那です。扁平で歩き方がおかしいのか、必ず小指の根本の骨の部分に穴が開きます。そんな人を筆者は見たことがありません。だいたい、靴下というのはまず親指の先っぽがダメになったり、もしくは全体的に薄くなってダメになったりするものではないでしょうか?

そして、アメリカ人というのは靴を脱ぐ習慣がないので、靴下に穴が開いていようが汚かろうが、平気で履きます。でもこういう人が日本に来て靴を脱ぐ毎日になると、穴が人目に目立ってしまうんでしょうね。しかも日本人はこれが気になりますから、本人に言ってあげたくなります。アメリカ人にとってみればおせっかいと映るのです。

それが何回にもなると、アメリカ人は「もうほっといてくれ」と思うかもしれません。こういう文化の違いが、国際結婚の難しいところであると思います。

そのシャツ、裏返しだよ


"I think your shirt is inside out"
(君のシャツ、裏返しだと思うよ)

うちの天然の旦那は、シャツを裏返しに着ることもよくあります。縫い目が肩のあたりにあるのを指さすと、"Oh"と初めて気づきます。

「裏返し」は"inside out"「上下反対」が"upside down"です。

気付いてないの?ボタンかけ間違えてるよ


"Maybe you haven't noticed, but your shirt is lopsided"
(気づいてないかもしれないんだけどさ、シャツがずれてるよ)

"Maybe"を入れることで、間違いを指摘する時に表現を柔らかくします。また、ここでは"You haven't noticed"と現在完了形を使うと良いです。「(まだ)気づいてない」というニュアンスが作れます。

「掛け違えている」という表現の仕方が分からなかったので、旦那に聞いたのですが、英語にはこれという表現がないのでしょうか。彼も分からないというので"lopsided"という「傾いている」「ずれている」という表現を使いました。ボタンを掛け違えると、ちょっとシャツが傾いたように見えますからね。これとよく似た単語で"crooked"「ゆがんでいる」という表現も、ネイティブはよく使います。

"Your posture is a little crooked"
(君の姿勢はちょっとゆがんでるよ”)

え、それソースじゃなくてしょう油だよ


"Excuse me, that's soy sauce not sauce"
(ねえ、それソースじゃなくて醤油だよ)

日本でいう「ソース」というのはアメリカにはないのですね。一番味的に近いのは"steak sauce"といって、ステーキにつけて食べるソースです。一般的に"sauce"と言ってしまうと、幅が広く、英語では例えば「ミートソース」とかも含まれますし、「汁」とかいう意味もあるので、日本のソースの意味で"sauce"を言うのに使うと、全く通じません

在米時は日本のソースが恋しかったのですが、スーパーのアジア食品を置いている通路に行っても、醤油はあってもソースはない。日本食専門の店に行かなければ手に入らない貴重なものでしたね。

すみません、それ500円じゃなくて100円玉です


"Sir, it's not a 500 yen coin but a 100"
(すみません、それ500円玉じゃなくて100円玉ですよ)

アメリカ人はコインを使う習慣があまりないので、日本に来て硬貨での支払をマスターできずにいるのはよくあります。うちの旦那ももう在日五年をすぎたのでマスターできましたが、数年日本で働いてアメリカに帰るような外国人では、上記のようなシチュエーションもあるかもしれません。

というのも、アメリカでは1ドル(約100円)から紙幣ですから、それ以下はあまり価値のないものだという認識が幅広くあるのです。確かに日本は500円でも硬貨ですが、それと比べて米ドル硬貨は全て100円未満の感覚ですので分かる気もします。

男性は特に紙幣だけ使って硬貨など細かなところまで払うのは、ケチっぽくて格好良くないという感覚も手伝って、合計が例えば24ドル44セントなど半端でも、25ドル分の紙幣を払って

"Keep the change"
(お釣りはいらない)

などということも多いのです。硬貨を細かく使わない文化に慣れているのに、日本に来たら、チップの制度もないし、お釣りを受け取らないという風習もない。お店では1円単位までしっかり合わしますよね。硬貨を使いこなせないアメリカ人、大目に見てあげてください。

おもしろい英語を知ると会話するのが楽しくなってくる


英会話を上達させる方法はさまざまですが、このような英語表現を知ると、英語を勉強するのも楽しくなってきませんか?

気軽なジョークのような感覚で、自分独自のおもしろい英語表現を交えて言えるようになれば、英会話上級者ですね。