ネイティブだったらこう言う!ケンカした彼女と仲直りするための英語表現
[公開日]2017/02/06カップルや夫婦でいると、些細なことからケンカに発展してしまうことって、ありますよね。夫婦や恋人同士のケンカでやっかいなのは、その後仲直りしようとしても、なかなかきっかけがつかめないことではないでしょうか。
筆者はアメリカ人夫と出会ってもう14年を迎えようとしていますが、そのあいだにケンカはもちろん数えられないくらいありました。スムーズに仲直りをしたい時に、男性側からそっとアプローチをかけてくれると、女性は嬉しいものです。
今日は、そんな筆者が「ネイティブ男性がよく使う仲直り英語表現」を紹介します。
まずはご機嫌チェックをさりげなく
まずは彼女のご機嫌をうかがうために、ちょっかいを出してみることから始めてみてましょう。
コーヒーどうぞ
「もうケンカをこれ以上ひきずるのは嫌だな。どうせ最後は仲直りするのだし、、、。」
朝から怒っている(かもしれない)彼女にこのようなアプローチをしてみてはいかがでしょうか。
夫婦や同棲をしていて、コーヒーを作れるのなら(もちろんお茶でもいいですが)、作って彼女の前にマグを差し出して、こんなフレーズを言ってみましょう。
"Here is your coffee"
(コーヒーどうぞ)
(コーヒーどうぞ)
二人の中で、コーヒーを一緒に飲むのが習慣であれば、これはますます有効です。ここで何かを一緒にシェアできるとふっと二人の間の空気が和むものです。もし飲み物を作れないなら、外で買ってきても良いですし、とりあえず一緒に朝の空気を感じてみましょう。悪い気はしないはずです。
パンケーキか何か、(コーヒーと)一緒に食べる?
コーヒーのフレーズに続いて使う時は、この”it”はコーヒーを指します。"Would you like some pancakes with it?"
(パンケーキ、一緒に食べる?)
(パンケーキ、一緒に食べる?)
このフレーズを単体で使うときは”Would you like some pancakes?”でも良いでしょう。
料理ができる男性はそれだけで頼りになる感じがします。うちの旦那は今でこそ料理をしなくなりましたが、結婚前は作ってくれることもありました。特にケンカをして気まずい時には、こうやって聞いてくれたり、もう聞く前に作っている、ということもありました。
女性は尽くしてくれる男性に弱かったりするので、些細なケンカなら、これだけで「まあいいか」と思ったりするものです。
何か髪についてるよ
そうやって、ちょっとだけ朝の空気が和むことで、二人の間の距離も少し縮んだりします。ここで男性側が、女性の髪についている「何か」を取ろうとするしぐさでちょっかいを出すこともできます。
"I think you've got something in your hair"
(髪に何かついてるよ)
(髪に何かついてるよ)
これが、本当でもウソでもいいのです。目的は、こうやって彼女の髪に触れることなのですから。埃を取るマネをしながら、“Hey” “Hi”などと言いながら、目線を合わせます。会話の時にアイコンタクトを取ることはネイティブにとってはとても重要です。アイコンタクトを取ることで、「あなたとコミュニケーションを取りたい」という意思を表示できることになります。
そこで目線を合わせてから
“I missed you so much”
((ケンカ後話ができなくて)君がとても恋しかった)
((ケンカ後話ができなくて)君がとても恋しかった)
などと言うと、男性はこの女性との関係をとても重要視していて、話ができないのはもう耐えられないのだというのを表現できます。こう言われると、もう仲直りできるでしょう。
まだ怒ってる?
彼女のご機嫌がまだ悪いかなあと思うときに言いたいのがこのセリフ。
"Are you still upset, honey?"
(まだ怒ってる?)
(まだ怒ってる?)
ここで「怒っている」という直接的な意味の"angry"を使ってしまうと、「怒ってないわよ!」と言って余計怒られそうなので、そう言うときはこちらの"upset"をお勧めします。
"upset"という単語は便利で、普通でない状態「ひっくりかえる」「困っている」「苦しんでいる」などという意味で使うことができます。
精神状態が「乱れている」という意味でこのように「怒る」という直接的な表現の代わりに使うことができるのです。相手の気分をうかがうときによく使われる単語ですので、こう言えばきっと機嫌が悪かったとしても、彼女が話すきっかけになるかもしれません。
ペットネームを使って
、"honey""sweetie""darling"などの、英語での愛する人を呼ぶ言葉、いわゆるペットネームを使うと和らぎ、相手もまだ大切に思われていることが分かるでしょう。
怒っていても振り向いてしまうプレゼント作戦
仲直りをするのにプレゼントをされるのは嫌だ、という女性もいるかもしれません。そう言う問題じゃない、というのももちろん分かるのですが、とはいえそこまでシリアスなケンカではない場合、プレゼントで気持ちを示すのもありかなと思います。
愛しているという意味をこめて、これどうぞ
なにも宝石や高い洋服じゃなくても良いんです。何でもいいので彼女の好きな小さなギフトをあげてみてください。そしてこう言うと愛が伝わります。
"Here is a little something to say, I love you"
(愛しているという意味をこめて、これどうぞ)
(愛しているという意味をこめて、これどうぞ)
この”little something”というのは直訳すると「何かちいさいもの」ですが、意訳するところの「つまらないもの」です。「つまらないものですが」と言いながら何か贈り物を送るのは日本の文化だと言われますが、英語では謙遜してこういう言い方があることはあるのです。何かそこまで大したことないもの、と言いたい時に使えます。
これ、今夜一緒にシェアしようよ
朝のコーヒーのところでも書きましたが、仲直りするために何かを一緒にシェアするのは有効です。朝にできなければ夜でも良いでしょう。うちの旦那はたまにこんなことを言って、ビールなりチョコレートなりを買ってきます。"I just wanted to share this with you tonight"
(今夜、これ一緒にシェアしようよ)
(今夜、これ一緒にシェアしようよ)
“I just wanted to”と言うと、「ただこれをしたかっただけ」という意味です。この話し手が純粋にシェアしたかった、つまり仲直りをしたかったというのが見える文です。
また、ここでそう言いながらも彼女の好きな銘柄のワインやチョコを選んであげるのがポイントです。そっと、「いつもあなたのことを見ているよ。知ってるよ」というのをアピールできたら女性も愛されていることを実感できますね。
ここで男性の好きなお酒を選んで「シェアしようぜ」なんて言ったら逆効果です!
言ってた映画、一緒に見よう
日頃からあなたのことを興味を持っていますよ、というのをアピールするのはケンカ中は普段よりもっと重要です。こんな時に一緒の趣味を持っていると、仲直りのきっかけもつかみやすいかもしれませんね。"I got that movie that you were talking about. Are you free tonight?"
(話してた映画を手に入れたんだけど、今夜空いてる?)
(話してた映画を手に入れたんだけど、今夜空いてる?)
筆者は映画が好きなので「あれ見たいな」などと日頃から言っていることが多いのですが、ケンカなどして気まずくなった時に、旦那がこうやって聞いてくる時があります。見たかった映画が見えるのはもちろん嬉しいですが、日頃話を聞いてくれていたのだなと思うともっと嬉しくなりますね。
我が家は、たまたま二人とも映画を見ることが大好きですが、何でもいいのです。前から行きたいと言ってた川でも温泉でも。女性が「わたしのことを日頃から大切に思ってくれているのだな」、と思ってくれることが大事です。
直球勝負!どストレートに愛を伝えて
もうケンカはしたくないよ
素直すぎるくらいかもしれませんが、ストレートなネイティブはこうやって言ってアプローチしてくることもあります。もうとりあえず、気まずい感じはもう嫌!と言ってみるのも手ですね。
“I just don’t want to fight with you”
(もうケンカはしたくないんだ)
(もうケンカはしたくないんだ)
ケンカをしたくないのは女性も同じはずですので、意地をはっていないで、
"Me neither"
(私もよ)
(私もよ)
と言って仲直りしましょう。
仲良くしたい
"get along with~"で「~と仲良くする」という意味です。学校で習ったのを覚えている方も多いのではないでしょうか。ネイティブもよく使う表現です。"I would like to get along"
(ただ仲良くしたいんだ)
(ただ仲良くしたいんだ)
「ケンカしたくない」と同じくらい素直な文ですが、こうやって言われると、確かにごちゃごちゃとプレゼントなどの小細工なしに「もう嫌なんだな」とこちらもすっと理解できます。
愛してるんだよ
"I love you, you know"
(愛しているんだよ)
(愛しているんだよ)
究極はこのフレーズしかないのかもしれませんね。夫婦間などお互いをよく分かっている仲であれば、この"I love you"の中の "love"という言葉は重みが出てきます。日本語でいうところの「愛する」とはやはりニュアンスが違うのです。
この中には「愛している」という他にも「尊敬している」「心から(人として)思っている」など、日本語では説明しにくいですが、とにかくその人に深い愛情があって、必要だということが表現されます。ケンカをしているときこそこの単語の力を借りてはどうでしょうか。
早めに自分から謝るのは仲直りの常套手段
ここは男性のほうが折れたほうが早く収拾がつきますし、こうやって包容力があると男性の株も上がるものです。
話したことについて考えたんだけど、僕が間違ってた
"I thought about what we talked about, and I think I was wrong. I'm sorry".
こうやって言われると、「仕方ないわね」と思ってしまいますね。
“I was speaking a little too harsh too. Sorry.”
(私もきつく言いすぎたわ。ごめん)
(私もきつく言いすぎたわ。ごめん)
などと言いたくなってしまうかもしれません。
"harsh"は、言い方などが「きつい」「粗暴な」という意味です。
どうか、埋め合わせさせて
謝る時にこういうフレーズもよく聞かれます。
"Let me make it up to you."
(どうか埋め合わせさせて)
(どうか埋め合わせさせて)
“make it up”で「埋め合わせする」という意味になります。何か失敗をして、その相手に悪いなと思うので、後で例えば食事をおごったり、後でかわりに何かをさせてねとお願いする時にネイティブがよく使う表現です。
これを避けられるように良いルールを作ろうとしよう
些細なことでケンカばかりするのも疲れてしまうので、何か建設的なアイディアを出してきたい男性もいるかもしれません。ケンカする時、女性は心を聞いてほしいけど、男性はすぐに解決策を考えたがるといいますしね。あまりにも同じような内容のケンカをする時には、このようなプランが必要かもしれません。
"I was wondering if we can make some rules to avoid it."
ただケンカを面倒くさいものと考えるだけより、こうやって二人の間でルールなんかを取り決めるリーダーシップを発揮できる男性は、魅力的に映ります。引っ張っていってくれる男性にやはり女性は弱いのです。
まとめ: 仲直りのコツは男性からのアプローチ
長く付き合っているカップルや夫婦間なら、どうせ仲直りをいつかはするのだったら、早いほうがいいですよね。お互いに気持ち良く毎日を過ごしたいですから、どちらかが仲直りのきっかけを打ち出してくれればスムーズに行くはずです。
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