語学力ゼロからスペイン語をマスターできた秘訣は、勉強を辞めたから

[公開日]2016/10/21

スペイン語 勉強 上達法 筆者は元々、大学の専攻は商学部、そして選択第2外国語は中国語とまるっきりスペイン語とは関係ない学生時代をすごしました。もちろん、それからも語学を使った仕事についていたわけでもないのでスペイン語を習得する機会なんてまったくありませんでした。

英語は道を尋ねてなんとか目的地に辿り着けるレベル。中国語は結局ニーハオ(こんにちは)とウォーアイニー(愛している)ぐらいしか覚えてません。

そんな筆者がスペイン語を自由に操り、現地でビジネスができるまでに至った『語学力を磨く秘訣』をお伝えしていきたいと思います。これは、スペイン語だけでなく、英語やその他の言語を習得する上でも共通する方法です。

スペイン語はまったくゼロからのスタート


スペイン語 勉強 海外 大学卒業後、自分の夢であった起業を目指した時、日本にいたまま成功を収める事が可能だろうかと考えました。日本にはすでに優秀な経営者や国際人が多く、その資金も自分とは桁違いなのは明白、ではどうするか?

自分の力が活かせる市場を求めて、筆者は海外に飛び出しました。

よく「スペイン語の勉強も全くしないで海外に飛び出すなんて怖くないの?」といわれました。しかし、その時の筆者は若気の至りで、全く不安を感じませんでした。前しかみていないというか、いのししのように猛進すると周りが見えなくなるものです。

さて、海外に出たのはいいけれど、日本という島国を一歩離れれば日本語で会話が出来る環境は極わずかです。どうしても現地の語学を勉強する必要に迫られます。まず、問題になったのはスペイン語を学習する為の教材の少なさです。

日本ではまだまだ英語学習者が多く、他の言語は大学など専門的な機関で修学する為、一般に出回っているテキストはあまりない時代でした。

その時に持っていたテキストは、以下の3つだけでした。
2000単語ほどが掲載されている単語帳
初~中級の文法解説書とドリル
そしてなぜか大学で使用される中級~上級を網羅した文献テキスト

数少ないテキストを熟読しますが、誰かに教わっているわけではないのでテキストには「なぜ?」「どうして?」がとても多く存在していました。自分にあったテキストが見つけられないという事は大きな足かせです。

細かい質問がしたくてもテキストは答えてくれません。ネットで調べてみてもそれは変わりませんでした。また、現地のスペイン語の先生に聞いてみても「それはそういうものだから暗記しなさい」と言われるばかり、埒が明きませんでした。

テキストが必ずしも自分に合っている、テキストを読んでいれば上達するとは限らない

スペイン語のテキストで教科書通りの勉強するのをやめた理由


スペイン語 勉強 上達法 筆者は勉強する事をやめました。特にスペイン語は、主語が誰かあるいは何かによって活用が変化する事に加えて、過去、未来、現在と一つの動詞でも覚える活用が山ほどある言語です。

また、名詞にも女性名詞と男性名詞が存在していて、それに冠詞と呼ばれるオマケがついてきます。いちいちそれらを覚えて、間違えないように喋るとどうしても会話が続きません。

それから筆者は一つの結論に行き着きました。自分はスペイン語を学ぶ為に南米に来ていないという事です。旅行以外で海外で会う日本人にはいくつかのタイプに分かれます。

特定の国が好きでその国に居るタイプ
言語を勉強するのが好きで、それを仕事に使っているタイプ
仕事に使うから、第二言語を勉強するタイプ

二つ目と三つ目は似ているようで根本的にはまるで異なります。始まりが「仕事」にあるか「語学」にあるかということです。筆者は元々、英語もそんなに得意なほうではなく完璧に後者でした。それからというもの単語を覚えて、文法を覚えて、文字を読んで書いて、練習をしてというありきたりな勉強方法はしなくなりました。

ビジネスに使えるスペイン語習得がゴールであって、教科書の内容をすべて学習する必要はない

「自分のスペイン語が通じればよい」と決めたら、語学の上達は早かった


スペイン語 学習方法 上達 その時に考えた事は自分のスペイン語が通じればよい。という事でした。確かに、日本語ではキチンとした敬語表現を使えなければビジネスマン失格ですが、こちらは日本ほど厳しくはありません。

働くためのスペイン語は検定試験の3級程度あれば十分といえます。

筆者はスペイン語の教師になりたいわけでもなければ、文法を完璧に覚えて喜びを感じるタイプでもありません。自分と相手の意思疎通ができればそれで良いのです。

そうやって結論が出ると、自分のしている勉強方法が非常に愚かに思えてきました。

「スペイン語というのはたくさん動詞の活用がある」という事に触れましたが、それが「筆者」「君」「あなた」「筆者たち」「あなた達」などで変化するので、日常的に使わない活用が多かったのです。

それをいちいち全部覚える意味がどこにあるんだろうか?自分は旧来の勉強の仕方で非常に損をしているのではないかと考えました。

すでに南米に住んでいるわけですから、一日も早く喋れたら一人でも多くの友人が出来、一つでも多くの仕事が受注できるのではないだろうかと思いました。

そして、自分に必要な勉強方法を考えました。

コミュニケーションのための語学は中学生レベルで十分通用する

筆者はシャドーイングでスペイン語をマスターした


一人で会話の練習ができる映画シャドーイング
筆者が行った勉強方法は、いわゆる「シャドーイング」と呼ばれる方法で、映画が大好きな筆者は字幕に合わせて俳優になりきって言葉を真似ていく勉強方法をずっとしていました。

筆者がこの方法に行き着いたのは、とにかく話せればいいわけだから、話している人を真似したらいいだろう。

それならば自分の好きな映画の真似をして、映画で使われている言葉を全部覚えたら、映画一本分の会話が出来ようになるし、それが二本、三本になればだいたいの会話で困る事はなくなるだろう。と考えたからです。

シャドーイングは、テキストでの勉強がが苦手&話せるようになりたい人に向いている
シャドーイングは筆者以外でも映画が好き、テキストを使用した勉強方法がしっくりこない、とりあえずスペイン語を話してみたい、単語を覚える・文法を学ぶのが苦手という人に向いています。

シャドーイングによるスペイン語上達方法
1. 字幕を全て書き出す
2. 意味のわからない単語は辞書で調べて、表現が難しい所もネットで検索する
3. 後は、繰り返し繰り返し読み続ける
初心者がいきなり、スペイン語を書き出すのはとても時間のかかることでしょう。しかし、とにかくやってみることが大切です。いきなり、映画を何本!と決める必要はありません。

今話題になっているものをレンタルしてきて、ペンと紙を用意するのです。その後、上手く発音できない言葉があったり、ネイティブの会話スピードについていけない時もありますが、ひたすらに繰り返して会話を真似します。繰り返し、繰り返しです。

当時は、スペイン語の勉強以外やる事がありませんでしたから、一日5時間程度、毎日のようにしていました。すると、ひと月もしないうちに、いつの間にか言えない表現はなくなり、2時間映画のおよそ8割はソラでも言えるようになります。

ここまでくると、いつの間にか小難しい文法や100以上の単語も頭のなかに自然と入っています。映画を観るだけのシャドーイングが、いつの間にか、「読む」「書く」「聞く」「話す」を網羅的に学習することになっていたのです。

映画のセリフのシャドーイングは、「読む」「書く」「聞く」「話す」すべての要素が含まれている

スペイン語脳が出来上がってきたら、もうひと踏ん張り!


前述の通り、筆者はまず「会話」に重きを置いて勉強する事にしました。言葉には「読む」「書く」「聞く」「話す」という四技能が存在します。

習得が進むと今度はスペイン語脳が出来上がっていくのを感じました。これはどういった意味かというと、例えば日本人の名前とアメリカ人の名前を10人分覚える場合、日本語とスペイン語のどちらが覚えやすいかという事です。

これはもちろん、自分の第一言語(およそ3~5歳までに聞いていた言語)の方が名前を覚えやすいです。その理由は脳内の伝達物質シナプスの働きにあります。シナプスがより多く結びつく事によって、言葉と言葉が脳内で関連して覚えられるようになります。

スペイン語脳をつくるには?
例えばこのような事です。自分の名前が山田だとします。そして友人の名前は佐藤だとしましょう。新しく会った人は山本という名前です。すると、脳内では自分の山に本という字か、と関連付けられるわけです。

次に会った人は佐倉だとします。すると佐藤の佐に倉か。となるわけです。しかし、新しくあった友人がジョナサンだった場合、日本人の知り合いにジョナサンという名前はおらず漢字でもないし、自分の脳内に無い単語なので覚えにくいというわけです。

つまり、スペイン語の単語がどんどん増えていくと、そこからは2+3は5という計算式ではなくて2×3は6という風に鼠算式に単語が増えて、定着もしやすくなるという事です。これがスペイン語脳になるという事です。

コツをつかんだので、プラスひと月でお気に入りの映画2~3本、字幕を見ながらでも話せるようになったら、今度はスペイン語口(くち)の出来上がりです。

日本人が英語を話せない理由
日本人はよく、英語が話せないといいます。それはシャイだからとか、外国人に会う機会が少ないからという風に言われますが、筆者は単純に話していないだけだと思います。

この時の話すという意味は第三者と話していないという事ではなくて、シャドーイングのように独り言でもしゃべる機会を作っていないという意味です。喋る練習をしないとスペイン語の口が出来ません。

会話ができるようになったかはどうやって判断できるのか?
英語や中国語、スペイン語など、どの第二外国語でも、一区切りの文章を続けて上手に話せない、あるいは喋り方に違和感がある時は口が出来ていない証拠です。

長い期間、誰とも話していなければ日本語でも話し方を忘れたり、発音の仕方を忘れてしまったりします。それはスペイン語でも同じ事が言えます。

会話ができないのは、喋る練習が足りてないだけ

スペイン語の会話練習はひとりでやったほうが会話が上達する!


外国人と積極的に話さなくても上達できる
喋る練習が足りてないと申しましたが、何も外国人と積極的に話しなさいと言っているのではありません。実際、筆者は映画を見て、セリフを真似てスペイン語を身につけたのであって、現地の人と会話しながら語学を磨いていったわけではないからです。

誰か第三者と話して練習しようとすると、会話の流れも気にしなければいけませんので、なんとなく理解した気になって話し続けてしまったり、気になる表現を聞き逃してしまったりします。

そして話すときも単調な表現を使いがちになってしまいます。それはどういう事かというと「筆者はおにぎりが好きです」も「筆者はおにぎりを好んで食べます」も表現としては似たようなものです。

そういわれたら、聞き手はこの人はおにぎりが好きなんだな。あるいはよく食べるんだな。と理解します。

誰かと話すと、会話をスムーズにすることに集中してしまう
しかし厳密には違います。「おにぎりが好き」は言葉通りですが、「おにぎりを好んで食べます」はおにぎりが好きだから「よく食べる」という意味です。日本語では明確に異なりますが、2つの内どちらがスペイン語でいい易いかと言われれば当然「おにぎりが好き」になります。

だから間違いを恐れて話している時期にはより簡単で、通じた成功体験のある「筆者は○○が好き」という表現を好んで使い、そこから抜け出せなくなってしまう場合があるのです。

映画シャドーイングは、実践的な表現が数多く学べる
映画の場合は、ネイティブが理解してくれる普段の言葉がそのまま使われていて、状況に応じて様々な表現が使われていますし、時には男性と女性の話し方の違いも理解させてくれます。日本語で言えば「俺は男だ」「筆者は女の子よ」という表現ですね。

最後に一番注意しなければならないのが、第三者を相手にすると、上手く会話が出来なかった時は、落ち込んでしまったり、勉強を諦めてしまう可能性があるからです。

映画のセリフは、リアルなフレーズがバリエーション豊かに学べる

独学でスペイン語をマスターできた秘訣は、「成功体験の積み重ね」


英語 雑談力 上達法 スペイン語を勉強し始めるときは失敗体験ではなく、成功体験がより多く積めるように自分を守ってあげる事がとても大切なのです。学習を続けるモチベーションはそのように生み出されていきます。

実戦形式の練習を積む前に(第三者との会話)しっかりとスペイン語の口を作り上げて、自分の努力が実り、自分のスペイン語が通じるんだ!と思える環境を作ってあげるという事ですね。

その点、映画のシャドーイングであれば気兼ねなく一時停止できますし、いつまでもあなたの反復練習に付き合ってくれます。そして上手く喋れなくても誰にも笑われたりもしないのがいい点です。

人間はすべからく成功体験が人格を形成しています。うまく言った事を繰り返し行いたがり、失敗を恐れるのが人間の本能です。

原始の時代に、この道は昨日Aさんがクマに襲われた道だからここを通ろう。と考える人は淘汰され、Aさんがここでクマに襲われたから違う道を選ぼうという考えを持つ人が生き残りました。

さらに彼はこのクマを回避した成功体験から「人から情報を得たほうがよい」という事を学びます。

このように人間の人格や考え方、性格とは失敗からではなくて自分の成功体験から出来上がっているのです。

すぐにキレる傾向がある人は、キレたら周りが大人しくなった成功体験があります。温和な人は温和でいたからこそ争いを避ける事ができた経験などがある事でしょう。いずれにしても必ず成功体験には理由と結果があり、そこから人間は自分の進む道を選択しているのです。

逆に失敗体験や傷ついた経験は「拒否」するかあるいは「忘却」して自分を守るのです。それはつまり、会話をしたがらなくなり、最後はスペイン語を勉強しなくなるという事です。

極稀に、第三者とわからなくてもいいから喋り続ける。あるいは喋っているうちに覚えた。という記事や人物も見受けられますが、この方たちが特別に心臓が強くてあなたの心臓が弱いわけではありません。

彼らにはその様にして語学などを覚えた成功体験があるのです。だから続ける事ができるのです。しかし、ただそういわれたから第三者の外国人を相手にとりあえずぶつかってみる。

という考えを持っている人は失敗すると「本当にこの方法はあっているのだろうか」「自分には合っていない」「そもそも他の言語を覚えるのが苦手」という思考プロセスで勉強するのをやめてしまいます。

ワンフレーズ覚えるたびに、自分の中の「できる」という自信を増やしていく

辞書のように100%の知識をマスターするのではなく、自分に必要なことだけを勉強する


スペイン語 学習方法 上達 筆者のように自分と相手の意思疎通が出来ればよいという場合、ハードルはぐっと下がります。特に日本人は完璧に話せるようになるまで○○語が話せるという表現をしないので、筆者は日本人の友人と話す時は、スペイン語が話せないと言います。

筆者は自分のスペイン語が自慢できるほど素晴らしいと思ってもいませんし、細かい説明をしてくれと言われても出来ないと答えます。

また、スペイン語と日本語の通訳をしようとも思いません。お金がもらえるほどの価値は無いからです。しかし、筆者はスペイン語圏の人間と意思疎通を図る事はできます。

ほとんどの会話にもついて行けて、冗談も理解でき、笑いあう事が出来ます。もちろん、話していてたくさんの疑問やわからない単語は出てきますが教えてくれればわかります。

この筆者の状態をマスターしていると捉えるか、していないと捉えるかは人それぞれだと思います。ただ少なくともこれからスペイン語を学ぶ、あるいは学んでいる方々にとって、一つの目標であり、マイルストーン(段階的目標)の一つになると思います。

スペイン語の習得は独学でも問題ありません。しかし、それは自分がその言語をどこまで理解したいかという事がとても大切です。

もう少しいうと、自分がその言語を勉強して何をしたいのか。という事です。言語はコミュニケーションのツールでしかありません。単純に言語を研究したいという人以外には、その言語を使って何かやりたい事があるはずです。

それこそ、ネイティブ並みの能力を身に着けようと思えばキチンと月謝を払って、学校で1から10まで文法や構造を理解しなくてはいけません。

自分に関連があることだけしか勉強しなくて良い、むしろその方が上達は早い

結論 教科書やテキストで勉強しなくても語学力は上達できる


さて、筆者はスペイン語力は0の状態から、単語帳や教科書による勉強を辞め、シャドーイングすることでスペイン語を操れるようになりました。これは、スペイン語だからできたのではなく、英語や中国語、フランス語などあらゆる言語を勉強するときにも共通する方法です。

どこまで勉強するのか、スペイン語のゴールは人が決めるのではありません。自分で決めるのです。そして、そのゴールにたどり着く為に、自分が勉強しやすく、自分にあっている方法を見つける事がスペイン語を習得する最良の方法です。

資格がほしければ検定試験対策を行い、検定試験に受かる為の勉強をします。友達が欲しければ冗談を覚えたり、自分の趣味の単語を覚えればよいのです。

三つ子の魂百までといいますが、教育はこの最たるものです。人は自分で勉強方法を模索しなければ、小さい頃に習った方法をずっと踏襲してしまうのです。つまり、それは小学校・中学校・高校の教育です。

日本の教育制度というのは文科省が取り決めた厳しいガイドラインに沿って作られています。これは教科書から教え方、そして評価にいたるまできっちりと決まっています。

逆に見ると、個々の生徒に合わせた教育を行うようには出来ていないのです。また、評価する項目も決まっているので教師はある意味がんじがらめの状態で授業を行っています。

もちろん、誰が悪いというわけではありません。文科省も教育委員会もよりよい教育を施そうとそのガイドラインを作り、教師は生徒にわかりやすく教える為に、そのガイドラインに従い、もしも評価から外れてしまいそうな方法で勉強している生徒がいたらその修正を行う必要があります。

なぜなら評価が決まっているので、そのままでは落第してしまうからです。

確かに日本の教育水準は世界から見ても高いですが、それが全て自分にあっているはずはありません。そして、もしも自分が習った方法が自分に完璧に合っていれば、すでにスペイン語を身につけているはずです。

それが身についていないとなれば、新しい方法の模索が必要です。自分の性格と自分の好きなものに照らし合わせた勉強方法が一番成果をあげます。しかし、そのためには他人に聞かずに自分のやり方を見つける必要があります。筆者にとっての勉強法は、テキスト教材ではなく映画を見てセリフを覚えるシャドーイングがあっていました。

人は教えられたようにしか教える事はできません。そして自分の成功体験に基づいたアドバイスしかすることができないのです。まずは四技能【「読む」「書く」「聞く」「話す」】の内、自分がどんな分野が得意なのか、極めたいのかを決めることから始めましょう。あなたは何が得意ですか?それを活かしてどうやって勉強したいですか?

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