これさえ覚えておけば大丈夫!ネイティブがラインやチャットでよく使う英語表現7選

[公開日]2016/07/21

英語上達法 チャット うちのアメリカ人の旦那が仕事から帰ってくるときは必ず「帰るコール」ならぬ「帰るライン」をしてきます。きっと今の時代、どの家庭でも最近は電話ではなくメールでもなく、ラインメッセージを送ってくる旦那さんが多いのでしょう。うちも例外ではありません。

毎日外国人であるうちの旦那と暮らしていると、私自身も「外国人と話している、暮らしている」という感覚が薄れてきますが、うちの生活の中で当たり前にしていることが日本人の家庭ではおかしく見えたりするのかもしれません。家庭で英語オンリーというのも、やはり日本の一般家庭では非日常ですよね。

“I’m on my way! See you in an hour or so.”
(もう帰り道!1時間くらいで帰ります)

旦那の仕事が終わるとこんなメッセージがだいたい入ってくるのですが、うちの旦那は何でもゆっくり丁寧なので、こうやって打ってきます。もし私が逆の立場で彼にメッセージを送るとしたならこんな感じです。

“On my way! C u in an hour”
(帰ってる!1時間くらいで!)

もうこの”an”とか打つのも面倒くさくてやっていられない感じです。「一時間」(単数形)だから英語は必ず冠詞が入るけど、そんなこと打たなくてももう分かるでしょ!ってなってしまいます。単数形複数形をいちいち考えない日本人、その中でも面倒くさがりの私のダメな癖です。せっかちでイライラします。

日本語でも同じですが、ラインなどのメッセージって、結構その人の書き癖とか、話している感じとかを表したりしますよね。チャット以外でも、インスタグラムやツイッターなどささっと打つのが主な媒体では、旦那以外の英語ネイティブのアップを見ていると、男性は簡素に書いている印象を受けます。男らしいといえばそうなのかもしれません。

今日はそんなライン、チャットなどで使える英語表現をご紹介します。



WTH! TGIF! LOL! OMG! XO!


英語 チャット 方法 さて、英語に慣れていない日本人にとって、こんな感じの英語の略語というのに出くわすと、頭を抱えてしまいます。筆者も最初のうちは慣れずに「これはどういう意味だ」と悩むことがよくありました。

ネイティブと付き合ううちに段々と慣れてくるのですが、慣れていないうちはただ知らないためにコミュニケーションが遅くなってしまったり誤解してしまったりと、悩みの種です。先ほどの発音どおりの省略英語とは対照的に、こんな略語は今やよく見るような気がします。

“WTH!” (What The Hell!)
(なんてこった!)

“WTH!”とはWhat The Hellの略で、「なんてこった!」というような意味になります。何か突発的におこった出来事に驚きをもって言うときに使います。最近は写真なんかを一緒にアップして、“WTH!”というようなキャプションをつけているのを見かけます。

“TGIF!”(Thank God It’s Friday!)
(金曜日だ神様ありがとう)

これは金曜日に良く使う表現で、「やれやれやっと週末だ」という意味で使います。職場でも話していると「ティージーアイエフ!」と言ったりしますので口語でも使える表現です。

ちなみに、週が明けると”Happy Monday!”などとお話でもチャットでも言う人がいたりして、結局アメリカ人は週が終わっても明けても、ポジティブだなあと筆者なんかは思ってしまいます。

英語 ライン メール
“LOL!”(Laugh Out Loud!)
(大爆笑!)

これもよく見かけます。日本語の「笑」と同じような感じで使える表現です。筆者はこれを最初見たとき、なんのことだか全く分からなかったのですが、意味が分かってからというもの、なんとなく真ん中が笑っている口っぽいOだし、笑っているように見えてきました。

“OMG!”(Oh My God!)
(オーマイゴッド)

これも上の“LOL!”と同じく、本当によく見る表現です。日本人としてもよく知っている表現ですし、使いやすいかもしれません。チャットで何か驚いたことを聞かされたときは、これを使ってみてください。

“xoxo”(hugs and kisses)
(ハグアンドキス)

手紙などでよく最後に使われていた表現ですが、ネットの世界やチャットでもよく見られます。親しい友達や家族で使われるのでぜひ使ってみてください。日本人がこれをぱっと目にすると「エックスオー」と呼んでしまいそうですが、”hugs and kisses”とネイティブは読むみたいです。

了解


英語 チャット チャットで「了解」ってよく使いませんか?日本語だと何か段取りを決めている時なんかに「OK」「分かった」「了解」ってつかいますよね。スタンプで済ましてみることもありますが、英語ではなんというのでしょうか。

上でトイレットペーパーを買ってくることを頼まれた旦那はきっとこうやって言うでしょう。

“Roger”
(ラジャー)

“Got it”
(了解)

“Got it”は“I got it”の略で、これも主語を飛ばした形です。おしゃべりしていても「分かった」「了解」または、「なるほど」という表現をするときによく聞くフレーズです。もちろん主語のついた“I got it”の形で使うこともできます。

“If you leave the futon on the tatami mat, it may get moldy because of the humidity. That’s why Japanese people put futons in the closet every day.”
(湿気のせいでね、布団を畳に置いておくとかびちゃうのよ。だから日本人は毎日押入れに布団を入れるわけ)

“Ah, I got it!”
(ああ、なるほどね!)

よく似た表現に”I see”というのがあります。よくこの表現を多用する日本人の方はいますが、こちらのほうが、より「分かった!」「納得!」という感じが強いです。表現の幅をもたせる為にも覚えておけば便利です。

主語は省略OK


ネイティブのネット言語を見てみると、元来の話し言葉や書き言葉よりも短くなっている印象を受けます。日頃から好きな有名人のツイッターなどをチェックしている方ならそんなことを薄々感じていた方もいるのではないでしょうか。

ネットの世界では文字数制限があったり、とにかく手早く伝えるということが目的だったりしますので、日本人が英語で考えがちの「主語、動詞、目的語」という順序がそればっかりではない時も多々あります。

話す時にはやはり「主語、動詞」の鉄則は守られていますので、これは英語がネットの世界だけでこうやって進化をしているのでしょう。冒頭でも紹介したような、筆者が書くような英語のセンテンスがよく見られます。

“(I am) On my way!”
(もう帰っています(帰り道です))

*シチュエーションが違えば(今そちらに向かっています)という意味にもなります。例えば友達と待ち合わせしていたり、おうちに来てくれるのを待っているとき。

ラインで子供たちの写真を送ったりすると、

“(That is) Such a cute photo!”
(なんとかわいい写真!)

などと反応が帰ってきたりします。これらの共通点は主語と動詞が省略されることです。どうしても長年の英語の癖で主語と動詞をつけたくなりますが、カジュアルなチャットなどではそれらをスキップしてみると、ネイティブぽくなりますよ。

形容詞だけでもOK


主語と動詞を飛ばすのと同じような感じで、形容詞だけ打ち込むというのもOKです。
例えば、「今帰っているよ」という旦那に、”I made tomato pasta tonight”(今日の晩御飯はトマトパスタですよ)と言ってみたとしましょう。ちなみにこれは彼の好物の一つです。

“Fabulous!”
(すごい!)

などとネイティブ特有のちょっと大げさな反応が帰ってくるでしょう。こんな感じで形容詞だけ、でも大丈夫です。こちらのほうがむしろ感動が伝わったりします。形容詞の引き出しはたくさんあった方が良いです。英会話では何かと表現の幅が広いほうが伝わりやすいですよね。そのためには形容詞をたくさん知っておくというのは、英語上達法のひとつです。

どうしても英語初心者であれば”Great” ”Good” “Bad” などとあたりさわりのない形容詞で済ましがちですが、もう少し幅があればチャットでも大活躍してくれます。”Terrible” “Unbelievable” “Awesome” “Cool”などはネイティブがよく使うので、使いやすいでしょう。

質問を最後に持ってくる


英語 上達 お願い 先ほど、主語や動詞をスキップしてもOk。形容詞だけでも大丈夫、というお話をしましたが、何かお願いをするときでもそれでOKでしょうか。何かリクエストするときには、もう少し丁寧なほうが好ましいときもありますよね。

面倒くさがりな筆者はこんな感じで失礼にならない程度にお願いするときがあります。仕事が終わって帰ってくる旦那にこんな風に。

“Pick up some toilet paper, will ya(you)?”
(トイレットペーパーを買ってきてよ、お願い)

普通に話す時には”Will you pick up some toilet paper, please?” “Can you pick up some toilet paper, please?”と言うのですが、面倒くさいのでなるべく打つのを避けたい筆者。そんな時には最後にこうやって”will you?”または”can you?”を持ってきたりします。

これだと少しでも短くすむ上に、「親しき仲にも礼儀あり」が守れます。どれだけ仲がいいのかにもよりますが、もちろん親しい友達にも使える表現です。

発音ベースの省略系英語


英語 チャット 会話
“R u ok? Cuz u didn’t seem fine…”
(大丈夫?具合がいいようには見なかったから。。。)

こんな風な英語のセンテンスを見たこと、ありませんか?”Are”を”R” “you”を “u” “Because”は”Cuz”と、発音どおりにスペルしている英単語です。

これらの表現は、今はもしかすると廃れてきているのかもしれません。というのも、スマホが誰もを使う時代で、スマホにオートコレクトの機能がついていますので、全てのスペルを自分で打たなくても機械がやってくれるからです。

しかし、こんな表現を減ってきているとはいえ見かけることはあります。出くわしたときにこの意味を分かっているのといないのではだいぶ違いますよね。ちなみに、面倒くさがりの筆者は今でもこんな感じでラインでも話します。

“Where r u? R u coming home now!?”
(どこにいるの?家に帰ってきてるの!?)

なんだか、こうやって見るとすごく荒っぽいメッセージですね。こんな感じで急き立てられる旦那さんもかわいそうなものです。

Wi-Fiやネットが遅い


ラインやチャットをやっていると、ネット環境によって「あれ遅いな」「なんかメッセージが、送られてないみたいなんだけど」となる時もありますよね。重要なやり取りをしているときは、不安になってきます。

そんな時に使える英語表現にはどんなものがあるでしょうか。

“I think the Wi-Fi is slow”
(Wi-Fiが遅いような気がする)

“It seems these messages are not being sent”
(このメッセージ、送られていないように見える)

“It is as slow as a sloth!”
(ナマケモノくらい遅いよ~!)

メッセージが送られてないようだけど、後でメッセージが読まれるかもしれないから、一応「なんだかスピードが遅い」というのを言っておきたいとき、ありますよね。そんな時に使ってみてください。三つ目はおもしろい感じですので、カジュアルに話せる相手にぜひ使ってみてください。英語だからと固く考えないで、このくらいにユーモアをもって英語表現を考えるのも楽しいですよ。

Catch you later!


英語 上達法

さて、今回はラインやチャットで使える英語のフレーズをご紹介しました。いかがでしたか。

なるべく早く、短く、簡素に伝えるというのが重要になってくるチャットでの言語は意味を知らなければ理解が難しいものもたくさんありますが、一度理解すればすぐに使えるものばかりです。固く考えずに自分でオリジナリティあふれたものを率先して使ってみてください。

最後に、直接会ったり見たりしないチャットやネットの世界で使える"See you later"の代わりになる別れの挨拶をご紹介して終りにします。

"Catch you later!"
(またあとで!)