ピアノを弾く人は英語のリスニングが得意!日本人がネイティブ英語耳を育てる2つの方法

[公開日]2016/11/27

英語 リスニング

日本人なら誰もが苦手だと言われる英語のリスニングですが、どうしてそんなに難しいのでしょうか。それは、圧倒的に聞いてきた英語が足りないからです

筆者は、アメリカの大学に留学する前、日本国内でTOEFLのスコアを上げるため、とあるアメリカ大学日本キャンパスに通っていました。

当時は、洋楽なんて聞いても謳われている歌詞なんて全く分からないし、もちろん映画を見ても字幕なしでは内容はちんぷんかんぷんでした。

そんな筆者でも渡米してネイティブが話す速いスピードの英語や、多少ならなまりのある英国英語やアメリカでのサウスイングリッシュでも、ある程度は分かるようになりました。

今日はそんなリスニングを上達させるコツについてお話します。



英語量が圧倒的に足りないからリスニングが上達しない


英会話 リスニング 上達 生まれたばかりの赤ちゃんは、日本で生まれるやいなや、すぐに日本語をそれこそシャワーのように浴びて育ちます。

全く意味が分からなくとも、お父さんやお母さん、祖父母や兄弟が語り掛けてくれる言葉を一生懸命聞いています。その上、自分自身への言葉ではなくても、家族同士が話している会話やテレビから流れてくる日本語の会話、などあらゆる場面での日本語を聞いて育ちます。

そうすると、やっと数年後、「わんわん」「ママ」「だっこ」と発語となるのです。ここまで24時間一年365日どれだけの日本語の言葉と会話を聞いてきたでしょうか。大人と違って頭がとても柔らかい赤ちゃんでさえ、ここまでくるのに数年かかったのです。

これを考えてみると、私たち大人の固い脳みそで、ちょっと練習したからといって、リスニングがすぐにできるようになるとは思えませんよね。まず日常で英語を聞きません。日本でいれば英語は聞こえてこないのが自然ですから。英語を聞くことなんて、英会話の授業や、洋楽が流れたとき、または字幕での映画の中くらいでしょう。

【上達術1】字幕英語でリスニング耳を育てる


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それでは、英語をとにかくどれだけ日常で取り入れるかというのがリスニング上達のキーになってきます。「シャワーの様に英語を流していれば、いつか分かるようになる」と言う風なことを歌った英会話勉強法がありますが、これは一理あります。先ほどの赤ちゃんの学習能力と同じように、とにかく聞くことを習慣づけることです

洋楽はお勧めしない

まず初めに、できることから無理なく始めましょう。何事もそうですが、無理してしまうと長続きしません。よって、筆者は実は、洋楽を聞くことはリスニング上達方法としてお勧めしません

というのも、音楽に乗って聞こえる英語を聞き取るというのは非常に難しい。これは上級者向けの方法といえるかもしれません。洋楽がとても好きで、聞くことが楽しいからそこからリスニングも深めたい、という場合は別ですが、普通の人が洋楽から音楽を学ぶのは至難の業です。

日本語で考えてみてください。日本語でも歌手の歌う歌詞って聞き取るのが難しいですよね。同じく、ネイティブでも洋楽の歌詞が聞き取れないということはやはりあるのです。歌手の発音の仕方や、音楽に溶けてやはり言葉が聞き取りにくくなります。

英語のオプションを使う

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では、まず日常生活で変化をつけるにはどうすれば良いでしょうか。

筆者は、英語のオプションをフルに使うことをお勧めします。まずはテレビのオプションです。テレビを見ている時に、ニュースや海外からのアニメ、ドラマ、または映画を見る時に二重音声になっていることがありますよね。

画面の隅に「二か国放送」と書かれていたり、番組表に「二」と書かれている場合は、リモコンの「音声切り替え」を押すと英語(原語)に変わります。これをぜひ活用してください。

最初はもちろん意味が分からないでしょう。DVDと違ってテレビの場合は二重音声になっている場合字幕はありませんから海外アニメやドラマ、映画の場合は話に全くついていけないということがあるでしょう。しかし、英語をいつも聞く、ということに慣れたいので、最初はついていけなくてもOKです。

そのうち、このような番組から一語でも二語でも、または主人公のセリフが一つでも分かるととても嬉しくなりますよね。分からないなりに、少しでも理解するととても励みになります。

また、最初は英語で見ることを「わからないわからない」と思ってしまうだけで終りになるかもしれませんが、段々と慣れてくるものです。英語が聞こえていることを常に意識してください

他にも、英語学習者ならきっと一冊や二冊は持っているであろう、英語の教材のCD。これも活用してみてください。

つまらないと思えるようなTOEICのリスニングのCDをはじめ、いわゆる英語本と呼ばれるものには、CDがよくついてきますよね。こういうものをさっと聞いてみるというのも良い方法だといえます。聞きこんでみましょう。

「本物の」英語を習いたい学習者ほど、学校での英語の授業や英語の参考書、辞書などを馬鹿にする傾向があったりしますが、手元にあるこういうものを使わない手はありません。リスニングはどれだけ聞けるか、がキーですから、どんどん使って行きましょう。

【上達術2】リスニング耳は単語量に比例する


違う種類の英語に慣れる

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ここまで日常生活に英語を取り入れてくると、少しずつ耳が英語に慣れてきたのではないでしょうか。何となくでも、街で耳に入る外国人の会話なんかが少し理解できたりする頃かもしれませんね。

こうなってくると、色んな種類の英語を聞いてみるのもいいかもしれません。現に、TOEFLやTOEICでは数種類の英語でのリスニング問題があります。

英語と一口にいっても、いろんな訛りや種類があります。アメリカ英語、イギリス英語、インド英語、フィリピン英語、オーストラリア英語。また、人種やその人の育った環境や地域によっても全く違った響きの英語になってきます。

実際のコミュニケーションの中では、どんなバックグラウンドの人と出会うか分かりません。その人とのコミュニケーションを円滑にはかるためにも、色んな英語の訛りや癖を段々と理解できると良いですね。

予習でインプットを増やしておく

一にも二にも英語を聞く、というのはのは大切ですが、ただ聞いているだけでは、テストの得点など目に見えての上達には時間がかかります。

そこでお勧めしたいのが、慣用句や表現の引き出しを多く持っておくことです。つまりは、リスニングをする前に予習をしておくのです。

英語を聞いても意味が分からないですが、頭のどこかに単語や表現を置いておくと、聞いた時に「!」と気づくと思います。

これの繰り返しで、リスニングに慣れていくのです。特にこれはテストの中でのリスニング問題に有効で、いくつかパターンが決まっているテストでの英語では、しばらく練習すると聞こえてくる英語の予測が可能になってくるでしょう。

リスニングがうまい日本人の特徴


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日本人は大体のところ、リスニングが苦手ではありますが、その中には得意な人もいます。というのも筆者は日本人ですが典型的な日本人とは真逆で、リーディングとライティングが苦手で、リスニングとスピーキングのほうが得意でした。

留学先でもいろんな日本人に出会いましたが、リスニングやスピーキングから英語力を伸ばしている人はいました。彼らの英語の上達具合やレベルを見てみると、リスニングがうまい人の特徴というのが見えてきました

楽器をやっている人は、往々にしてリスニングが上手です。筆者も実は幼いころからピアノをやっておりました。ですので、音を聞くことに関しての能力が、やっていない人よりはあったのかもしれません。

自分以外でも回りを見ると、音楽をやってきた人は発音が上手かったり、リスニングが円滑にいっている場合が多いような気がします。

耳を鍛える音感を習得するという意味では、あらゆる方法でいろんな音を聞くというのは英語習得にも有効といえるのかもしれません

また、音楽と同じくらい重要なのは、積極性です。留学先でスピーキングとリスニングが上手い日本人で、音楽に特に携わっていない人たちは、皆、人が好きで積極的にアメリカ文化を吸収しようとしたり、アメリカ人の友達を作ろうとしていた人ばかりでした。

会話が好きであれば、やはり、リスニングとスピーキングの能力も自然と伸びてくるのでしょうね。楽しくおしゃべりしている間にリスニングが上達すればいいですよね。

しかも、音楽のバックグラウンドがなくとも今日からでもこれはできること。積極的に外国人の友達を作ってみたり、街で外国人に話しかけたり。そういった姿勢もリスニングを上達させるコツと言えそうです。

英語習得に必須のリスニングを楽しんでみる


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さて、いかがでしたか。

「いつの間にか洋楽を聞いていると、歌詞がすっと頭に入ってくるようになるよ」
留学前の筆者に英語を極めた先輩が言ってくれた言葉です。

私もいつかずっと英語の勉強をしていれば、歌詞が入ってくるくらいにリスニングに長けてくるものかなあと思ったのを覚えています。この先輩の言葉は驚きでもあり、励みでもありました。

文法や語彙の暗記を主に勉強してきた私たち日本人にとって、リスニングとスピーキングの壁はとても高いですよね。英語の試験のCDを何度きいても、分からないものは分からない。

けれども英語のスコアを上げたかったり、英会話を習得しようとおもうと避けては通れません。洋楽や映画を理解するのにも、何より会話の中で相手の言うことを理解するのにもこれは必須です。

リスニングができるようになると、やはり楽しいものです。リーディングやライティングと違って、リスニングは必ずコミュニケーションのコアとなりますので、ぜひ少しでも英語を聞いて上達しちゃいましょう。