念願のアメリカ留学を果たした私が実践した『喜怒哀楽』で英語学習のスランプを克服する方法

[公開日]2016/11/13

英語 スランプ アメリカ留学 英語を勉強しよう!と意気込んだものの、気が付けば最初のころのような燃える情熱がなくなった。

ということ、ありますよね。毎日勉強するのは面倒くさいし、せっかく買った本やテキストも、いつの間にか本棚の飾り、なんていうことも。筆者ももちろんありました。

一般的には、スランプに陥った時には機械的に「それでも一日に一語は覚える」などと目標を決めると良い、と聞きますが筆者の場合にはそれはドライすぎて無理でした。

こんな時は、英語に関する出来事をまずは他人事ではなく私事ととらえて、わざと自分の中から喜怒哀楽を引き出すと、大きなやる気に繋がります。

ということで今日は、筆者が実際に行ってきた英語学習のスランプ脱出方法を紹介します。

<喜>疑似恋愛で感情を揺さぶる


感情が大きく揺れるものといえば、恋愛があります。昔から、外国語を覚えたければその言語をしゃべる恋人を作れといいますが、これは本当!

相手に「分かってほしい」「伝えたい」と真剣に思いますから、そうすると英語の勉強も自然とやりたくなってくるものです。

でも、実際に外国人と恋に落ちるという状況も、そうそうないでしょうから、筆者がお勧めするのは今日からでもできる疑似恋愛です。

ハリウッド俳優や歌手の中で好きな人を決めて、その人と実際に会った時のことを、リアルに想像してみてください。どうやって言いたいことを伝えるのか。

そうすると、足りない語彙は何か。どういった表現力が必要なのか、自然と見えてきます。または、その人のインタビューなんかを何度も見ながら「いいなあ」「好きだなあ」「何と言っているんだろう」と、字幕などを使ってリスニングの技術を深めるのでもいいですね。

とはいえ、セレブリティが相手だったら現実味に欠けるというなら、もう少し身近な人を相手に、その人の興味を軸に英語を勉強していくのもお勧めです。

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<喜>恋に落ちて、自分をはめる


あれは、留学生活三年目あたりのころだったでしょうか。アメリカの生活にもだいぶ慣れてきて、大体のことは自分の英語でも不自由なく生活できているころでした。

大学での毎日も、週末の過ごし方も、友達も何となく決まってきていて、悪くいえばマンネリ化していて、面白くなくなってきていました。

そんなある日、学期の始めにあるクラスへ行くと、今まで見たことのない、筋肉モリモリでアメフトをやっていそうな、どこから見ても体育会系の男子生徒が、教室に座っているではないですか。

根っからの文系の筆者ですから、そのタイプの友達は身近にいません。彼の存在は新鮮に映りました。五月病のようにだらだらと気を抜いて生活していた筆者は、彼を見た時ピキっと緊張感が走りました。

背筋がシャキっとのびた感じです。彼は筆者のタイプにピンポイントでヒットしていたのです。外見だけでいえば、その人はパーフェクトでした。

英語のチャンス到来です。今までそのタイプの人とは話さなかったので、スポーツやアメフトの知識や英単語さえ分かりませんでしたが、その世界の英単語もちょっと知りたくなってきました

その人と話したいがためだけです。英語学習に関しても気持ちがだらけていましたが、こうやってスイッチがちょっと入るだけで、1つでも2つでも言葉を覚えるやる気が出てきます。

その人を実際に好きになったり、恋愛に発展するかどうかはおいといて、少しでも自分が良いな、この人を知りたいかもと思ったら、「でもどうせ」「実際結婚できるわけじゃないし」などとは思わないで、他人事だと放っておかずに、チャンスととらえてみてください。

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<哀>あえて苦手な状況で英語を試す


電話で英語を喋ってみる


大学二年になる頃には、大学の寮を出て普通のアパートに暮らしていましたから、引っ越しするたびに電気会社やネット会社などすべての会社に電話して手続きをしていました。こんな時にもスランプにいる自分を刺激されることは起こりました。

まず、英語で電話をするのは緊張しますよね。筆者も、電話での英語に苦手意識がありました。

直に人英語で話すのも緊張するのに、電話口だとどうしてもヒアリングのみに頼り、自分の発音も普段よりもっとはっきりしないと相手にも通じないことがたくさんありました。

「やっぱり苦手だな」「通じるか不安になるから嫌だ」と思うたびに、「今度は不安がなくなるように、日頃から発音をはっきりしよう」などと思うことができました。

自分は井の中の蛙だと知る


また他にも、スランプにいる自分をもっと刺激するためにしたことは、自分よりももっと英語ができる日本人と、英語を話すことです

これも筆者が実は苦手としていることでした。というのも、同じ日本人なのに、自分よりはるかに大きな語彙があって、スムーズに英語を操れる人の存在というのは、うらやましくて、悔しくて、大きくて、自分の英語力に恥ずかしさを感じたものでした。でもこれを、わざとしてみるのも手です。

スランプに陥っている時に、苦手な状況での自分の英語を試すと、「やっぱり分かってもらえない」と、落ち込むかと思いますが、これも良い刺激。これによってまた勉強しようと思えるでしょう。

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<怒>怒りで見返す


アメリカにはいろんな人がいます。色んな人の色んな文化やアイデンティティが認められるという点で、日本人でもアメリカに住みやすいといえば住みやすいでしょう。

しかし、そんな中でもやはり英語がしゃべれないと、だまされたり、アメリカ人とは同等のサービスを受けられない時は実際にあるのです

英語が喋れてやっと一人前、というところがありますから、そこは生活するうえでは筆者も肝に銘じておきました。英語が理解されない、というのは決して現地の人が悪いのではありません。自分が甘いのです。

さて、ある時引っ越しでインターネットの契約を住所変更するために電話しました。電話口に出たのは声から判断して白人男性でした。「引っ越しで住所変更を。。。」と言うと、

Oh, how about this deal which is the better one than what you have. It’s only 19.99 dollars more, and if you switch it now…”
(それでは、こちらの契約内容はいかがですか。あなたの現在の契約よりお得ですよ。19ドル99セント上乗せするだけで、今変更するなら、。。)

などと畳みかけるようにして、数字を持ち出して契約変更を促されました。筆者は、契約内容を変える気はなかったでので、それを言いたいし、言おうとしているのですが、セールスマン色の強い彼にはなかなか話しかけられません。

向こうのペースに持っていかれると、こちらもスムーズに英語が出てこないばかりか、相手が言っていることもよく分からなくなってしまいます。ここではっきりとノーと言わなければ、彼の言うとおりの契約内容にされてしまいます

英語がうまくなければ、こういうところで相手の思うがままにされてしまうのです。結局言いくるめられて、上手く言えないだけに、お金も損をしかねません

こんなことを彼の声を聞きながら考えていると、なんだか腹が立ってきました。英語が苦手でアジアのアクセントがあるからと、相手になめられてはダメだと思い、こう切り返しました。

NO, thank you. I would like to just keep my contract and I want to change the address. That’s all
(結構です。私は今の契約をキープして、住所変更したいだけなの)

こんな電話での出来事があれば、これからもどうすればもっとはっきりと、自分の言いたいことをきちんと伝えることができるのか、自分でもっと練習したい気分にもなってきます。

在米中、英語ができないという理由で人を馬鹿にしたり、だましたりということを目にして、腹が立つような事がありましたが、そのたびに「もっと勉強しよう」「英語うまくなろう」と思ったものでした。

日本でいても、同じでしょう。「英語がへたくそな日本人」という思いをあらわにする外国人は、残念ながらいます。彼らは陰で笑っているかもしれません。

英語と長く付き合って来ると、外国人といることも増えます。するとそういう顔を目の当たりにすることも出てきます。チャンスですその怒りを「見返してやる」とぜひ学習欲へぶつけましょう

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<楽>上達を感じる


スランプに陥ってしまうことの原因の一つに、「上達が見えない」というのがあります。こんな時は、自分のやってきたことを見返してみましょう

例えば、筆者は英語で日記をつけている時期がありました。その日あったことを辞書を引きながら、最初は数行から、書いたものでした。

その日記帳をとっておいて、何年かしたら読み返すのです。すると簡単な文法が間違っていたり、「今ならこの間違いは絶対しないわ」と思うことが書いてあるのです。

「馬鹿な間違いしているなあ」と自分で笑うのですが、これが実は上達を感じるコツですスランプに陥るということは、しばらく英語を勉強している方だからこそ、陥ってしまうということだと思います。

絶対に英語を勉強し始めた頃のノートとか、何かしら残っているはずですよね。自分の成長を感じて、笑ってみてください。

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オーバーリアクションでスランプを脱する


生まれてきた感情をあえてオーバーな程に感じる、というのは普段冷静でドライな人にはちょっと難しいかもしれませんね。でも、これも外国人のように言葉を操りたいのなら、彼らのようになるステップの一つだと思って、ここはあえてオーバーリアクションで感じてみてください。

何を勉強している時も当てはまるかと思いますが、人に馬鹿にされたり、あるいは自分よりもっともっとうまくできる人を見て、それを単なる嫉妬ではなく、「自分もあんな風になる!頑張る!」と思えるかどうか。そこが上達への分かれ道になってくるのではないでしょうか。

英語を本格的に勉強し始めてから、早15年。その間には、英語学習のモチベーションのアップダウンがあり、中には「もう英語、やめてもいいかな」「英語、うまくなるのかな?」と思えるほどの、いわゆるスランプもありました。

それでもどうしてここまで英語にこだわってやってこれたのかなと思い返してみると、そこにはいつも「英語が通じた、うれしいな」または「分かってもらえなくて悔しい」「見返してやりたい」というような激しい感情があったような気がします。