ビットコインは危険性だらけ?初心者が安全性の確保をする方法

[公開日]2018/05/09

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ビットコインは危険な通貨なの?
ビットコインの投資で安全性を確保する方法は?
ビットコイン投資で初心者が注意すべき点は?


ビットコインを使った仮想通貨取引には「怪しい」と感じる部分もあって、なかなか投資を始められないという人も多いのではないでしょうか

そこで、ビットコインが抱えている危険性、リスクとはどんなものなのかを解説しながら、対策を紹介します。



ビットコインはなぜ危険と言われるのか?


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この記事を読んでいる人中には、あまりビットコインに対して詳しく知らないという方も多いと思います。

そこで、ビットコインとは何なのかというところから見ていきましょう。

ビットコインとは?

ビットコインとは、仮想通貨(暗号通貨)の銘柄の一つのことで、現在仮想通貨の中でもっとも取引量の多い通貨です。

仮想通貨とは、インターネット上で使用できる新しい形式の通貨のことで、2009年にビットコインの運用が開始されたことによって生まれました。

ビットコインが法定通貨や電子マネーと大きく違うポイントは、政府や中央銀行のような管理者が存在せず、「ブロックチェーン」という技術によって、安全性を守っていることです。

ビットコインの「ブロックチェーン」はルールを無視した行動はできないようなプログラムとなっているため、不正が起こらない仕組みになっています。

ビットコインの安全性は非常に強固なもので、運用開始からこれまで一度もビットコインの運営に関わるような大きなトラブルは起こったことがありません。

ビットコインやブロックチェーンの仕組みについて詳しく知りたいという方は「初心者必見!わかりやすくビットコインの仕組みを解説」の記事をご覧ください。

「ビットコイン」自体は安全だが取扱いにはリスクがある

ビットコインは、これまでの報道などにより怪しいイメージがありますが、「ブロックチェーン」によって不正や偽造は極めて難しく、ビットコインの安全性は守られています。

ビットコインのシステムそのものに不正を許してしまうような欠陥はなく、仮想通貨の中でもっとも信頼できる銘柄だと言えるでしょう。

ビットコインはビックカメラなどの大企業でも決済方法として採用されており、社会的にも信頼されています。

ただし、ビットコインを取り扱う上で注意すべきリスクは存在します。

・ビットコインが盗難に遭うリスク
・ビットコインが大幅な価格下落するリスク
・ビットコインで出た収益を多額の納税で失うリスク
・ビットコインの取引で精神的にストレスを抱えるリスク


ここからは上記のビットコインに関連するリスクについて、どのような対策をとるべきなのかを解説します。

ビットコインを盗難などの取引所トラブルの危険性から守るには?


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ビットコインに投資する上で、まず考えなければならないのは「取引所リスク」です。

一般的にビットコインを購入するためには取引所を介しますが、取引所はインターネット場だけの存在であり、形がありません。

インターネット以外では取引所を運営する業者と接することができないので「何かあった時にどこに相談すべきなのか?」という不安がありますよね。

ビットコインを購入する仮想通貨取引所・販売所のリスクとして、投資家にもっとも関わるのは以下の2点です。

・ビットコインを購入した取引所・販売所で盗難が発生する
・ビットコインを購入した取引所・販売所が倒産、撤退する

仮想通貨取引所にはこれらのリスクにしっかり対策した上で、取引を行っていかなければなりません。

そのために取引所・販売所選びは慎重になる必要があるのはもちろんのこと、一つの取引所に多くのビットコインを預けたままにしておくことはリスクが高いため、避ける必要があります。

これらの取引所・販売所のリスクから身を守るのが、ビットコインを安全に保管することが極めて重要です。
「保管が大切」というのは、まさに現金と同じだにゃ。


安心して取引できるおすすめのビットコインの取引所・販売所については、こちらをご覧ください。

保管に必須な「ウォレット」とは

現金は一般的に財布に入れますが、仮想通貨も「ウォレット」という財布代わりとなるものがあります。

ただ「ウォレット」にも安全性の高いものと低いものがあるので、種類を確認しておきましょう。

インターネット上で管理する「ホットウォレット」
ホットウォレットはインターネット上でビットコイン(仮想通貨)を管理する方法のことです。

取引所にそのまま置いておくことも、この「ホットウォレット」にあたります。

取引所に置いておけばすぐに売買取引ができるのがメリットです。

しかし、インターネットにつながっていることによるハッキングのリスクや取引所での盗難・倒産・撤退のリスクがあります。

オフラインで管理する「コールドウォレット」
仮想通貨市場 仮想通貨取引所 仮想通貨投資 コールドウォレットとは、ビットコインの「秘密鍵」を自分の外付けハードディスクやUSBメモリに保管するという方法です。

もしくは紙に印刷するという方法もあります。

この「秘密鍵」が流出すると、誰でも簡単に送金することが可能になってしまうのです。つまり「秘密鍵」が誰かの手に渡ることは、ビットコインを失うことと同じ意味を持ちます。

オフラインでの管理なので、ハッキングやウイルスなどの被害に遭うリスクは減りますが、「秘密鍵」が入ったUSBメモリや外付けハードディスクや、紙を紛失してしまうリスクがあります。

取引所が盗難・倒産でも大丈夫!安全な保管方法

「ホットウォレット」にも「コールドウォレット」のメリットとデメリットを踏まえた上で、ビットコインを安全に保管する方法を紹介します。

近いうちに取引するビットコインだけを分散して取引所に保管
「ホットウォレットは不安がある」と言っても、取引所にビットコインを入れておかないと売買はできません。

ただし、持っているビットコインを全て1か所の取引所・販売所に集中させてしまうと、リスクが高くなります。

そのため、今後取引する可能性があるビットコインは、なるべくあちこちの取引所に分散させた状態で保管しましょう。

そのため、ビットコインを取引する口座は1つではなく、様々な取引所・販売所で口座を開設しておく必要があります。口座開設は無料なので、持っておく分には損はありません。

ビットコインを分散して保管しておけば、1か所の取引所で問題があっても実害を最小限に抑えられるのです。

しばらく取引の予定がないビットコインはコールドウォレットに保管
しばらく売買の予定がないビットコインはなるべくコールドウォレットに入れておくようにしましょう。

取引所に保管しているビットコインをなるべく減らしておくことで、取引所リスクを回避することができるのです。

取引所は便利だがリスクも認識しておく

すぐに売買取引を行わないビットコインをなるべくコールドウォレットに入れておくのは、ビットコインを保管する上での基本です。

ビットコインを取引している間は、自分でコールドウォレットに移動させて、秘密鍵を失くさないよう厳重に保管しておく必要があります。

管理者が存在しない仮想通貨は国が管理する法定通貨より、はるかに自由度の高い通貨です。そんな仮想通貨を第三者である取引所に完全に任せるのはリスクもあるということを認識しておきましょう。
取引所・販売所はビットコインの取引をする場所であって、保管をする場所ではないと思っておいたほうがいいにゃ。

安心して取引できるおすすめのビットコインの取引所・販売所については、こちらをご覧ください。

ビットコインの価格暴落の危険性は?今はバブルなのか


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ビットコインの危険性の一つとして、価格が大幅に下落する危険性が挙げられます。

ビットコインの価格下落に対して、どのように対策をしておけばいいのか見ていきましょう。

ビットコインの価格は大幅に下落するリスクがある

ビットコインに限らず仮想通貨の投資が株・為替の投資と大きく違う点は、値動きが激しいことです。

1ドルと日経平均株価の値動きと、ビットコインの値動きを比較してみました。

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図を見て分かる通り、ビットコインを示す赤い線が他の線と比べて大幅に動いていることがわかります。

ビットコインの価格が1日で1割近く動くのは普通のことで、10分で3割以上も価格が上昇することもあるのです。

ビットコインをはじめとする仮想通貨投資は株や為替と比べて大損をする確率も大儲けする確率も高いので、ハイリスク・ハイリターンな投資だと言えます。

そのため、最初はなるべく小額のビットコインを購入し、ローリスク・ハイリターンの状態にして始めると良いでしょう。

ビットコインのニュースはチェックが必要
ビットコインの技術自体は極めて安全なものですが、一般的に通貨としての信頼度は法定通貨より遥かに低いのが現状です。

そのため、ビットコインは簡単なことで値下がりを起こします。たとえば、他国でビットコインに対する規制が敷かれたという話題だけでもグッと値下がりするのです。

そのため、ビットコインに関連するニュースは頻繁にチェックしておく必要があるでしょう。

ビットコインで元本割れの危険性は?

ビットコインの大幅な値動きによって、元本割れを不安視する人も大勢います。

もちろん買った時よりも、ビットコインが値下がりしてしまうこともあるでしょう。

しかし、頭に入れてほしいのは、レバレッジ取引をせずに現物取引だけなら、価格が落ちたとしても、安い時に売らない限り元本割れはしないということです。

下がり相場に耐えられずに安い時に売ってしまうのではなく、長期的な目で見ることを大切にしてください。

bitFlyerなら特定のサービスを使うと特典にビットコインをもらえるサービスがあるにゃ。元本割れが怖い人におすすめだにゃ。


レバレッジ取引とは
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レバレッジ取引とは販売所や取引所に証拠金を預けて、証拠金の数倍の額の取引を行うことです。

信用取引の倍率はレバレッジと呼ばれるため、「レバレッジ取引」と呼ばれます。

多額の取引を行う時に原資を最小限に抑えられるので便利ですが、逆に大きな損失を生む可能性も持っているので、注意が必要です。

今は「ビットコインバブル」なのか?

ビットコインは急激に値上がりしたため「今はビットコインバブルではないのか」と言われることがあります。

そもそも「バブル」とはどういう状態のことなのか、確認してみましょう。

泡沫的な投機現象。株や土地などの資産価格が、経済の基礎条件から想定される適正価格を大幅に上回る状況をさす。

出典:三省堂 大辞林


しかし、ビットコインが単なるバブルとは言えない理由が3つあるので紹介しましょう。

ビットコインがバブルとは言えない3つの理由
  1. ビットコインを生み出すにはコストが必要・・・現在の値上がりは適正価格である可能性
  2. 発行上限2100万通貨となっており極端に値下がりしない・・・泡沫的な投機現象ではない可能性
  3. 今までになかった仕組みで世界中を巻き込んでいる・・・現在の値上がりは適正価格である可能性

ビットコインを生み出すにはコストが必要
ビットコインは根拠が無いのにフワフワと価値が上昇しているわけではなく、コストの掛かった生産物に対して、正当な価値が付けられている可能性があります。

なぜなら、ビットコインを生み出す「マイニング」という作業には、たくさんのCPUや膨大な電気力が必要だからです。

これは個人で簡単に取り組めるようなものではなく、物理的には何の価値もないものに対して、今の価格がつけられているわけではありません。

発行上限2100万通貨となっており極端に値下がりしない
1万円札などのいわゆる法定通貨の場合は、政府の中央銀行の判断で通貨供給量のコントロールが可能ですが、ビットコインは無限に発行できない仕組みとなっています。

ビットコインの発行上限は2100万通貨となっており、それ以上は新規発行ができなくなります。

ビットコインが発酵されすぎてしまうことによる極端な値下がり(インフレ)は起きにくくなっているのです、

今までになかった仕組みで世界中を巻き込んでいる
仮想通貨はこれまでにはなかったもので、「インターネット以来の大発明」とも言われています。

そのため、現在の値動きは一過性のバブルではなく、それ相応の適正な値動きである可能性が高いのです。
昔からあったものが急に値上がりしているわけではなく、新たに誕生したものだから、過去のバブルとは違う点が多いにゃ。


ビットコインの現状はチューリップ・バブルと似ている?
ビットコインの急激な値上がりによって、ビットコインのチャートの動きはバブルのように見える曲線を描きました。

特に1600年代に起きた「チューリップ・バブル」とチャートの動きが似ているせいで、比較されることがあります。

チューリップ・バブルの時は「先物市場」が非常に活発で、球根が無いのにお金だけがどんどん動きました。

先物取引・・・将来に現品の受け渡し、もしくは決済を行うことを約束し、実物がない状態で行う売買取引のこと。

実際にはない球根を売る状態が増え「債務不履行」が出て来るようになり、噂が広がり始めると球根を買う人が減り始めます。

そうなると売る側は「球根をちょっとでも早く誰かに売らないと!」となり、みんなが球根を売りたいのに、誰も買いたがらないという状況になり、チューリップの価格は急激に下落しました。
チューリップ・バブルでは先物取引が活発だった点や、チューリップが「腐るもの」であった点など、異なる点が多く、ビットコインの現状と似ているとは言えないにゃ。


ビットコインに違法性はないの?今後規制される危険性は


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ビットコインを怪しいものと認識し「違法性があるのではないか」と不安を感じている人もいるようですが、ビットコインに違法性はありません。

日本政府でも仮想通貨を安心して利用できるように、「仮想通貨交換業」に関連した新しい制度が平成29年から始められています。

日本政府も「仮想通貨法」を整備

金融庁では仮想通貨取引所を「仮想通貨交換業」として、平成29年4月1日から資金決済法上の規制の対象としています。

つまり、仮想通貨に違法性はなく、日本でも認められているのです。ビットコインの取引に違法性はないのかと心配する必要はありません。
「仮想通貨交換業」として、国から認められた取引所なら他の取引所よりも安心だにゃ。


今後ビットコインの取引が規制される可能性はあるのか

世界を見渡してみると、一部の国では取引で起こる詐欺の被害を防ぐ目的や、政府でコントロールできない通貨であることを恐れてビットコインの取引を規制する国もあります。

しかし、日本ではビットコインの取引が規制される危険性は低いでしょう。

理由は以下の2つです。

日本がビットコインの取引を規制しないメリット
・起業する人を助けて、経済が潤う可能性がある。
・仮想通貨で利益を出す人が増えれば、税収アップが見込める。

これらの理由から、日本ではむしろ仮想通貨を安心して使えるように法律を整備することのほうがメリットは大きいでしょう。

そのため、今後も仮想通貨投資は規制の心配をせず、安心して取り組めると判断できます。

ビットコイン取引の規制は各国差がある
ビットコインへの規制は各国で大きく異なっているのが現状です。

オーストラリアは郵便局や新聞販売店でもビットコイン購入することができ、アメリカでは確定拠出年金(401K)をビットコインに投資できるようになりました。

世界の動きとしては「とにかく規制」という流れではなく、比較的自由に取引できるようにする動きが出てきています。

ビットコインの各国の規制状況についてはこちらのサイト(海外サイト)で確認できます。

ビットコインに投資しても無意味?税金が高すぎるって本当?


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インターネット上では「ビットコインに投資する人はバカだ」という論調が見られます。

なぜ、ビットコインに投資する人がバカだという主張があるのでしょうか?それらの原因は主に以下の3つです。

ビットコインに投資する人がバカだと言われる主な理由
  1. 税金が高くて儲けが出ないから
  2. 今から持っても遅いから
  3. 投資家を保護する仕組みが不十分だから

税金が高くて儲けが出ないって本当?
仮想通貨取引によって生じた利益は「雑所得」に区分され、所得税の確定申告が必要です。

ビットコインをはじめとする仮想通貨を売却又は使用することにより生じる利益については、事業所得等の各種所得の基因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として、雑所得に区分され、所得税の確定申告が必要となります。

出典:国税庁「仮想通貨に関する所得の計算方法等について」


仮想通貨は4000万円以上儲けると、雑所得45%と住民税10%がかかります。よって、最大課税が55%です。

一方、株で儲けた場合は、一律20.315%(所得税が15.315%、住民税が5%)なのでその差は歴然と言えるでしょう。

しかし、これは4000万円以上儲けた時の話であり、195万円以下の利益の場合は5%で、195万円~330万円で10%となっています。

納税の問題は4000万円以上の収益が出そうになってから考えても遅くはないのではないでしょうか。

雑所得の計算方法
雑所得=(総収入金額ー必要経費)+公的年金等の雑所得

「総収入」には仮想通貨以外のネットオークションなどで得た利益も含まれるので、抜け漏れがないように気をつけましょう。

詳しくは国税庁のウェブサイトで所得税の計算方法を確認してみてください。

今から持っても遅いって本当?
「今から持っても遅い」という声がありますが、そんなことはありません。

なぜなら、ビットコインにはまだまだ将来性があり「市場は拡大している」と見ている人が多いからです。

現在、ビットコイン以外の仮想通貨を購入する場合はビットコインと交換する仕組みとなっています。

ビットコインの需要はまだまだ増えることを考えると、値上がりの可能性はあるでしょう。

投資家を保護する仕組みが不十分
仮想通貨は「自己責任」という面が多く、何らかの原因で失っても、基本的には補償がありません。

投資家保護の観点での法整備が株と比べると不十分であるという側面があります。

送金の間違いなど小さいことはもちろん、取引所の倒産しても補償はありません。さらにビットコインに予想だにしない大事件が起き、その価値が大きく揺らいでも、その保証をしてくれる人はいないのです。

ビットコインに限らず、仮想通貨の投資にはリスクがあるので、いきなり高額の投資は避けるようにすべきでしょう。特に初心者は小額の投資からスタートすることが非常に大切です。

ビットコインの危険性とメリットを正しく理解して判断することが重要

ビットコインに投資をするのがバカ、という話には以下のような解決策があります。

・仮想通貨の納税問題は多額の収益が出そうな時だけ気にすれば問題ない
・ビットコインはまだまだ将来性がある
・ビットコイン投資は小額から初めればリスクを避けられる


ビットコインは確かにリスクがあります。

しかし、その分リターンがある魅力が大きいのです。リスクを理解し、対策をとった上でリターンを狙いましょう。

リスクを意識せずに投資するのは危険ですが、リスクを認識した上で、小額の投資からスタートすれば問題ありません。

ビットコインで精神を崩す?ストレス過多の危険性


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ビットコインを始めると、精神がすり減ってしまい、精神的に壊れてしまうという危険性も指摘されています。

その原因と対策を紹介していきましょう。

相場に一喜一憂するとストレスが溜まる

ビットコインを実際に買ってみると、最初はずーっと相場をチェックし続けることになるかもしれません。

特にビットコインを始め、仮想通貨は値動きが激しいため、価格が動くとソワソワして気になってしまいやすいでしょう。

しかし、投資を始めてからしばらく経ち、チャートの動きがわかるようになれば、大きな値動きにも慣れて放置できるようになります。

価格が下がっても、その時に売らなければ損をすることはありません。今が売り時ではないことが分かっただけなのです。

まずは時間がある時にたまにチャートを眺める程度に留め、長期的な視野でゆっくり今後の売買を考えてみるのが良いでしょう。

生活を切り詰めて投資するとストレスが溜まる

生活に必要不可欠なお金を切り詰めてまでビットコインを買ってはいけません。

ビットコインを始めとした仮想通貨は値動きが激しいため、生活を維持するために必要なお金を仮想通貨投資に突っ込んでしまうと神経がすり減ります。

仮想通貨投資は生活に影響しない程度の投資額に留め、なるべくリスクを負わないようにすることが大切です。
今の生活に余裕がない人は仮想通貨投資に手を出すのはやめた方がいいにゃ。


ビットコインは1000円からでも始められる
1ビットコインの価格は非常に高いので、なかなか手が出ないと思う方も多いでしょう。

しかしビットコイン自体は、0.1BTCでも0.001BTCでも、0.00001BTCでも買うことができるので、まずは小額を買ってみてください。

小額の投資であれば、値動きを見ても神経をすり減らしてストレスを溜めることは避けられます。

まずは無料の口座開設から始めてみるとよいでしょう。

安心して取引できるおすすめのビットコインの取引所・販売所については、こちらをご覧ください。

ビットコインの投資は小額から始めれば安心

ビットコインの技術や将来の可能性を知り、これからの仮想通貨の未来をイメージしたり、自分も当事者となって経過を見守るのは、面白いと思います。

ただ、株や為替といった他の投資対象と比べると、値動きが激しくハイリスク・ハイリターンです。

リスクを知らずに「儲かる」とだけ考えて投資するのは、危険性だけが増すので良くありません。

家計の中でどれだけ投資に回すのか予算を組んでから、ビットコインを購入するようにしましょう。

なるべく負うリスクを軽くすることが、ビットコイン投資を始める上でもっとも重要なコツです。
初心者でも少ない金額からの投資なら、最低限のリスクで始められるんだにゃ。


ビットコインに安全に投資できる!取引所・販売所比較


ここからは初心者がビットコインを安全に投資するためにおすすめの取引所・販売所を紹介していきます。

国内でビットコインを取り扱っている取引所は、以下の16か所です。

ビットコインを扱っている国内取引所・販売所
GMOコイン、BITPOINT、bitFlyer、BTCBOX、coincheck、Kraken、Zaif、FISCO、DMMビットコイン、bitbank、BitTrade、QUOINEX、Lemuria、Bitgate、みんなのビットコイン、SBIバーチャルカレンシーズ

この中から特におすすめできる4箇所を厳選して比較しました。

初心者が安心してビットコインを購入するために重視したい箇所は以下の2点です。

会社の信頼性・・・強固なセキュリティを持っており、取引実績が多い会社が信頼できる。
購入手数料・・・少額の投資でも手数料で利益が大幅に減らない

各社の特徴を比較すると、以下の図のようになります。

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会社の信頼性、購入手数料の高さを踏まえ、おすすめできる取引所・販売所を比較しました。

 
総合評価
会社の信頼度
購入手数料
取扱通貨数

信頼性高く
手数料安い

取引実績が
多く安心

0%

5種類

会員数No.1
信頼性高い

会員数多く
信頼できる

0.01~0.15%

7種類

為替取引もでき
上級者にも◎

資本金が
国内最大

0%

5種類

手数料安いが
利用者少ない

セキュリティ
強固

0%

5種類


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GMOコインの運営元である、GMOインターネット株式会社は東証一部にも上場している企業であり、信頼が置ける運営元と言えます。

ビットコイン投資初心者にGMOコインがおすすめできる理由は2つあります。
取引にかかる手数料が全て無料
GMOコインはビットコインの売買手数料・送金手数料・入出金手数料が無料です。

仮想通貨FXにおいて、実質的に手数料を意味合いを持つスプレッドも他の販売所より安いことが多く、取引コストを節約できる販売所だといえます。

ビットコインのスプレッドについては常時変動するので、実際に売り注文価格と買い注文価格の差を確認してみてください。

スプレッド・・・売り注文価格と買い注文価格の差額。販売所へ支払う「手数料」の意味合いを持つ。

国内トップクラスのセキュリティ体制
GMOコインはセキュリティ体制が厚く、安心して取引できます。

GMOコインで購入したビットコインは、取引に必要とする分以外は「コールドウォレット」にてオフラインで保管されます。

ビットコインを社内のコールドウォレットからホットウォレットに移動する際でも複数の承認を得ないと移動できないなど、内部対策も万全です。

ハッキング被害や、アカウントの乗っ取りについても24時間体制での監視を行ったり、ログインに2段階認証が必要にするなど、強固なセキュリティ体制が敷かれています。

GMOコインはまだ取引に慣れていない初心者におすすめ

GMOコインは上場企業によって、強固なセキュリティのもとで運営されているので、安心して取引できる販売所といえます。

手数料が安いので、少額の取引を行っても手数料でビットコインの利益をほとんど持っていかれるということもありません。

まずは無料で口座を開設してみることをおすすめします。

無料でGMOコインの口座を開設する

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bitFlyer(ビットフライヤー)は、ユーザー数と仮想通貨取引量が国内でもっとも多い販売所です。

ビットフライヤーがおすすめできるポイントを2点紹介します。
強固なセキュリティと資金の補償制度で安心
ビットフライヤーではハッキング対策のために、オフラインでビットコインを管理する「コールドウォレット」を採用しているうえ、社内でのビットコインの移動にも複数人の承認を必要で、二重三重のチェックがなされています。

それに加えてビットフライヤーには、資金の補償制度があるのです。

パスワードなどを盗まれ、何者かに不正にビットコインを引き出されてしまった時でも、預かり資金が100万円以上の場合は500万円、それ以下は10万円を補償するようにしています。

ビットコインが無料でもらえるサービスがある
ビットフライヤーを経由して、指定のサービスを利用すればビットコインがプレゼントされるサービスがあります。

このサービスは初期投資をなるべく小さくしたい、初心者の方におすすめです。

自分で購入したビットコインではなく、貰い物のビットコインなら値動きによって損失を受けることがありません。

リスクの少ない投資ならbitFlyer(ビットフライヤー)がおすすめ

ビットコイン投資初心者はビットフライヤーならセキュリティ対策+資金の補償、ビットコインのプレゼントなど、リスクをなるべく低くした状態で投資を楽しめます。

そのため、ビットフライヤーはなるべくリスクを軽減させたいという、ビットコイン投資初心者の人におすすめできます。

また、ビットフライヤーはビットコインに関しては「ビットコイン取引所」が用意されています。

ビットコインは販売所ではなく、「ビットコイン取引所」で取引することでビットフライヤーに手数料を支払わなくて済むのでお得です。

ビットフライヤーの公式サイトからは無料で口座開設できるので、使い勝手を試してみるとよいでしょう。

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マウントゴックス事件から分かる!ビットコインの危険性とは


ビットコインにはこれまで様々な事件が起きました。

ビットコイン自体は安全なものですが、取扱いにはリスクがあるのです。

ビットコインを取り扱う上で危険性はいったいどこにあるのか、過去の事件から改めて紐解いてみましょう。

マウントゴックス事件

2014年に、世界最大の仮想通貨取引所だった「マウントゴックス」から115億円相当のビットコインが消失した事件です。

マウントゴックスは、ビットコインの払い戻しを停止しましたが、結局経営破綻するに至りました。

当時「ビットコインは終わった」「ビットコインは投資詐欺だ」という論調が高まりましたが、実際はマウントゴックス内部の不正操作が原因でした。

ビットコインを預かっていた取引所・販売所の一つが不正を起こして経営破綻をしたというのが真相であり、ビットコインのシステム自体に欠陥があったわけではありません。

そのため、この記事でも紹介しているような経営破綻の心配が少ない取引所・販売所を選ぶことが重要なのです。

まだまだある!ビットコイン事件簿

ビットコインに関連する事件としてもっとも有名なのは「マウントゴックス事件」ですが、実は他にも事件は起きています。

マネーロンダリング事件
ブルガリアの取引所「BTC-e」は、世界でもっとも古いビットコインの取引所として知られていました。

しかし、BTC-eの運営者は立場を悪用し、ビットコインを不正に使用してマネーロンダリングを行っていたことが判明し、逮捕されたのです。

マネーロンダリング・・・犯罪で得た金銭を複数の口座に移動し、どこで得た金銭なのかわからなくすること。

ビットコインの取引所が、マネーロンダリングに関与できる仕組みをつくり、ユーザーを騙したという事件でした。

取引所・販売所は国から「仮想通貨取引所」と認められていたり、大手企業の運営など、信頼性が高いところを選ぶことが重要であることを再認識させられますね。

シルクロード事件
「シルクロード」という、アメリカで不正な薬物を販売していた違法サイトがありました。

「シルクロード事件」はこの闇サイトの決済手段に「ビットコイン」が使われたという事件です。

ビットコインの匿名性が犯罪に悪用されたこの事件によって、「ビットコインは違法な取引に利用されるもの」という悪いイメージがついてしまいました。

ビットコイン投資をする人を脅かすような事件内容ではありません。

ランサムウェア事件
「ランサムウェア」という身代金を要求するタイプのコンピューターウイルスがばらまかれ、データやシステムを復旧させたければ「ビットコインを払え」と要求した事件です。

ビットコインを使えば、身分を特定されること無く安全に身代金を受け取れるため、身代金の支払いにビットコインを採用したと考えられます。

ビットコインは送金側も受け取る側も匿名性が高いため、犯罪者に愛用されてしまっている側面があり、これは課題の一つでしょう。

しかし、ビットコイン投資を始める人にとって不安になるような事件ではありません。

ビットコイン殺人事件
2017年8月、6月から行方不明になっていた名古屋市のパート従業員の女性が遺体で発見されました。

捜査をすすめると、「ビットコインの投資ビジネスをめぐって金銭トラブルがあった」という理由で殺害されていたことがわかったのです。

ビットコインはその注目度を利用してマルチ商法のような詐欺に悪用されることも多くなっています。

トラブルに巻き込まれないためにも「確実に儲かる方法」のような、甘い謳い文句のセミナーには注意しましょう。

ビットコインの取扱いには注意が必要

マウントゴックス事件なら取引所の不正、その他、コインチェック事件などハッキング被害によって起きた「取引所で起きた盗難」などは、取引所選びや保管方法に注意することで回避できます。

購入したビットコインの取扱いにはリスクが伴うので、様々な取引所の口座にビットコインを分散させたり、コールドウォレットに保管するなどの対策をしっかりとることが重要です。

また、ビットコインは匿名性が高いので、犯罪者の金銭取引に利用されてしまうという点は確かにデメリットとしてあります。

しかし、それはビットコインの投資を始める一般ユーザーには何の関係もありません。

ビットコインが関わるとどうしてもビットコインに注目が集まり、悪いイメージがついてしまいますが、悪いのはビットコインではなくて、それを利用して起こした犯罪なのです。
一般ユーザーは保管方法にだけ気をつけて、安全に投資をすれば問題ないにゃ。そこは現金と同じだにゃ。


ビットコインの危険性は回避可能!対策して安全な取引を


ビットコイン自体は安全ですが、ビットコインの取扱いにはリスクがあるとお伝えしてきました。

それらの対処法は以下の通りです。

ビットコインはなるべくコールドウォレットで保管する
価格変動に振り回されないように投資は小額から
日本でもビットコインは決済手段として認められている
儲けても税金で半分以上奪われるというのは間違い
生活に影響が出るレベルで投資をしない


ビットコインの取扱いリスクは、対策を万全にすることで回避できます。

ビットコインを購入する際は、正しく取扱い、安全に取引を行ってくださいね。

《参考文献》
「トップ1%の人だけが知っている『仮想通貨の真実』」 日本経済新聞出版社
「仮想通貨 ビットコイン&ブロックチェーン最前線」 技術評論社
「アフター・ビットコイン」 新潮社