プロバイダに最速はない！速度向上なら回線の乗り換えがベスト

「ネットがいつでもサクサクできるプロバイダはどこだろう？」と探してみても、よくわからないですよね。

客観的なデータに基づいた納得できる説明にはなかなか出会うことはできないと思います。

なぜなら、プロバイダがどのくらいの設備やバックボーンを持っているかという情報は全て非公表で、一般のユーザーには知ることができない情報だからです。

筆者も自宅マンションのインターネット回線の遅さ・不通トラブルに悩まされていまして、「ネットの速度に対してプロバイダの影響がどこまであるのか？」「最速のプロバイダはあるのか？」と疑問に思っておりました。

この記事ではプロバイダの速度差について考えながら、より速い光回線の選び方を紹介していきます。



光回線の乗り換えを検討している方はこちら

そもそもプロバイダの速度に「最速」はあるのか

フレッツ光などのネット回線では回線元NTTであっても、プロバイダは数あるものの中から選ばないといけません。

プロバイダを選ぶ上では、月額料金と回線速度の２つを重視する方も多いですが、料金は明記してあっても通信速度が実際どのくらい出るかを公にしているプロバイダはありません。

フレッツ光「ネットが遅いのはプロバイダの影響ではない」

ネット上にはプロバイダの速度を比較した記事が多数あります。

ネット上ではプロバイダによって速度の違いがあるという意見は多いものの、その根拠となる公式のデータはありません。

そこで日本国内の光回線のうち約７割のシェアを持つNTTのフレッツ光に問い合わせてみました。

選択するプロバイダによって速度が変わると聞いたのですが、本当ですか？

いいえ、どのプロバイダであっても速度は同じです。速度が異なる要因はプロバイダよりも、お客様の利用環境の影響が大きくなります。

住居が一戸建てかマンションか否か、室内の環境が異なれば速度も異なるとのことでした。

プロバイダの影響ではないということでしたので、インターネット上で見かけるプロバイダの速度比較の記事について質問してみました。

ネット上で複数のプロバイダの速度を比較した記事を見ました。その記事では確かに通信速度がプロバイダによって異なっていたのですが…。

お客様ごとの利用状況によって、通信速度は変わってきます。そのため、通信速度がプロバイダの影響であると一概には言えません。

あくまでもプロバイダの影響で速度が異なるとは言えないようでした。回線元であるフレッツ光は公平に徹して、このように回答しているように思われます。

同じプロバイダでも速度が違う？地域・時間で変わる「安定性」

フレッツ光に問い合わせた際に言われた「プロバイダによる速度差はない」という言葉がどうも引っかかり、筆者はプロバイダの速度に関して調査を再開しました。

その中で発見した事実として、ネットの回線速度には二つの要素があるということでした。


回線自体の速度はフレッツ光回線だと下り最大1Gbpsですが、この値はベストエフォート値という「理論上はマックスでここまで出ますよ」というものです。

そのため、最大1Gbpsの回線でも、1Gbpsの数字が計測されることはありません。

ネット回線の安定性とは「インターネットが回線が遅くなったり、ネットの接続が切れたりしないで安定した接続が可能か」ということです。

回線が安定するか否かは、プロバイダ利用者の状況に左右されます。


同じプロバイダであっても、地域や時間帯が異なると利用者の状況は変わってくるため、速度の安定性が異なるというわけです。

フレッツ光に問い合わせた際に「通信速度がプロバイダの影響と一概には言えない」という回答だった意味がわかりました。

利用者がプロバイダの対応できる範囲であれば通信は安定する

プロバイダ選びでの悩みどころは、各プロバイダが設備状況などの「バックボーン」に関する情報を公開していないことです。

自分の住む地域のユーザーの口コミを地道に探すという方法もありますが、同じプロバイダであっても地域や時間帯、利用環境が異なると速度は異なります。

自分の住む場所でもっとも安定しているプロバイダを見つけるというのは至難の業であり、プロバイダを乗り換えることで速度向上を図るのは現実的な選択肢ではありません。


プロバイダの口コミ情報を探すのには、ちょっとしたコツがあります。
プロバイダの口コミ情報を探す方法は下部へ

ネット上でよく見かけるプロバイダの回線速度の比較検証記事について、解説します。プロバイダを二つ（A大手、Bマイナー）契約し、同時刻で同じ場所での２つのプロバイダの通信速度を比較するというものです。

このような結果から言えるのは、実験を行った環境下では大手プロバイダであるAの方が回線の安定性がないということです。

回線の安定性はプロバイダの規模やバックボーンと呼ばれる設備内容で決まるわけではありません。


今よりもインターネットの速度向上を図る場合、プロバイダよりも回線の乗り換えが確実です。

ネット回線は、プロバイダとは違い、スペックが公開されていますので、ネット回線の速度を比較してみましょう。

主要ネット回線の料金・速度比較

下記の表に主要なネット回線の速度と料金をまとめました。

	NURO光	auひかり	フレッツ光	WiMAX
総合評価	マンションでも最大2Gbpsの回線。速度と料金のバランスも良い	料金面と乗り換えサポートは魅力的。プロバイダによって速度異なる	回線品質・料金はプロバイダ次第	料金は安いがモバイルルーターのため速度が安定しない
回線速度	下り最大2Gbps	下り最大1Gbps	下り最大1Gbps	下り最大220Mbps
月額料金（戸建て）	4,743円	5,100円	5,600円	4,380円
月額料金（マンション）	4,743円	3,800円	4,350円	4,380円
キャッシュバック	30,000円	33,000円	5000円	20,000円

この表にあるように、最大2Gbpsのインターネット回線はNURO光しかありません。

価格に関してはモバイルルーターのWiMAXには劣るものの、速度が速いにもかかわらず他の固定回線に比べて料金が安いか同等くらいです。

NURO光ではマンションと戸建てで料金差がないため、戸建てのユーザーにとっても割安感のある料金設定となっており、オススメです。

NURO光公式サイトへ

本当に2Gbpsの回線速度が出るのか？

「最大2Gbps」という通信速度の数値はあくまで理論上のベストエフォート値であって、実際にはベストエフォート値の6割から3割ほどの通信速度しか出ません。

しかし、最大のスピードが速いため通常の通信速度も他の回線に比べて速いのです。

もしベストエフォート値の3割も通信速度が出ないようであれば、インターネット回線の環境設定に問題があります。インターネットが遅いと感じた時の改善方法を試しましょう。

下り最大2Gbpsもいらないのでは？

YouTubeのHD画質での再生であっても10Mbpsの通信速度があれば十分という情報もありますので、最大2Gbpsの通信速度も必要ないように感じる方もいるかもしれません。

しかし、クラウドでの大きなデータのやり取りやスマホ・タブレットのネットの利用、他の家族が同時にネットを利用することを考えると2Gbpsという通信速度は魅力的です。

通信速度が速いほど、一度に大量のデータがスムーズにやり取りできるので家族全員がストレスなくインターネット回線を利用することができます。

NURO光公式サイトへ

契約前に押さえておくべきNURO光のメリット・デメリット

NURO光は「世界最速のインターネット」というキャッチフレーズでサービス展開されています。

しかし、メリットばかりではなくデメリットも存在します。契約する前に知っておきたいNURO光のポイントを見ていきましょう。

NURO光のメリット

フレッツ光などの他の光回線では、マンションでは一つの回線を複数の世帯で分岐して共有するという影響でマンション内にヘビーユーザーがいると回線が遅くなるということがあります。

しかし、NURO光ではマンションの部屋ごとに戸建て住宅と同じように専用の回線が敷設されるため、他のユーザーの影響は受けづらい仕様となっているのです。

マンションでも回線速度のストレスを感じること無く、インターネットを使用できます。

NURO光ではWi-Fiで最大450Mbpsの通信可能というスペックのルーターを無料で借りることができます。WiFiルーターを新たに買い換える必要がありません。

コールセンターに問い合わせた際には、最大1.3GbpsのWi-Fiでの通信可能なルーターも無料レンタルが始まっているとのことでした。

このNURO光はソニーの老舗プロバイダサービスであるSo-netが提供しているということもあり、セキュリティーのサポートが充実しています。

NURO光の月額料金4,743円にパソコンやスマホ、タブレットに対応出来るセキュリティーソフトの代金が含まれています。

新たにセキュリティソフトを買う必要がなく、お得です。

NURO光のネット回線契約だけではなく、電話もセットに申し込むとソフトバンクの携帯電話料金が安くなります。

ソフトバンクショップでの手続きが必要ですが、最大2,000円割引の恩恵が毎月あるのでソフトバンクのiPhone・スマホやiPad・タブレットを利用している場合には、かなりお得になります。

現在、NURO光の申し込みを公式サイトから行うとネット回線のみの契約で3万円のキャッシュバックがもらえます。

お金そのものはNURO光開通から4ヶ月後にもらえます。

もしキャッシュバックの受取方法がわからなくなった時は、問い合わせをして確認をすることができますので、貰いそびれもありません。
NURO光：公式3万円キャッシュバック

NURO光のデメリット

NURO光はエリア限定のサービスです。関東（東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬）、東海（愛知、静岡、岐阜、三重）、関西（大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良）で、公式サイトでのエリア確認の上申し込み可能です。

申し込み可能な場所にお住まいの方で速い回線を探している方はNURO光がスペック的にも迷う理由がありません。

NURO光はネット回線とプロバイダが一体となったサービスであり、プロバイダはSo-netしか選べません。

しかし、回線提供元とプロバイダが同じだというのは利点もあります。

たとえば、通信速度に関して何か問題が生じたとしても責任の所在が明確です。その結果として、安定して高速通信できる環境が維持されるのです。


NURO光はマンションでの回線導入の場合、5階建て以下のマンションでのみ即時申し込みが可能です。

６階建以上のマンションでは、NURO光の申し込みをしたいという人が一定人数に達しないと、開通工事が行えません。

しかし、申し込み人数がマンション内で増えれば増えるほど月額料金が安くなる仕組みになっていますので、近所の人を誘ってみるのもお互いにメリットがあるのでオススメです。

NURO光は最大２Gbpsのサービスですが、自宅のネットワーク環境が整っていなければせっかくの速さが生かせません。

回線開通後に困ったことがあれば、すぐにサポートセンターへ電話して相談しましょう。

テクニカルサポートのプロに確認することで迅速に問題解決することができます。



地域の中でどのプロバイダが最速なのかを探し求めるのは難しいのが現状ですが、諦めきれない方のために方法を紹介します。

プロバイダーが実際の通信速度やネットワーク設備といったバックボーンに言及していない以上、最速のプロバイダを見つける方法は実際に使っている人たちの口コミです。

口コミを見る上での注意点は以下の3点です。


大阪で快適に通信できるプロバイダが東京で快適に通信できるとは限らないのです。


インターネット上の通信速度とセットになった口コミを活用しましょう。

みんなの測定結果

上記のサイトには、実際のユーザーがスピード測定テストを行った結果が回線・プロバイダ・時間帯含む日付・地域名とともに掲載されています。


ただし、このサイトの結果は全国どこの情報でも豊富にあるわけではないので、必ずしも欲しい情報が手に入るとは限らないのがデメリットです。

東京や大阪に比べると、岡山や沖縄、富山といった地方は情報が少なめです。

プロバイダの口コミはインターネット上でも参照することはできますが、それよりも精度の高い情報は近所の方の情報です。

よく言われることですが、利用環境も同じようなものですので参考になります。

住んでいる家の近くや同じマンション内にフレッツ光のユーザーがいる場合には実際の使用感とプロバイダ名を聞いてみましょう。

夜の時間帯も速くて快適ということであれば、同じプロバイダを選択します。

プロバイダの速度は同じ県内でも地域が異なるだけで、速度も全然違うということもよくあります。

そのため、ご近所さんの情報が頼りになるのです。

プロバイダの口コミ情報を見ていると最近の情報か何年か前情報であるかによって、内容が大きく違うことがあります。
この２つの情報は大きく変わる要素ですので、いつでも快適な通信環境が続くとは言えませんし、逆に遅い環境が続くとは限りません。

携帯電話のドコモによる光回線「ドコモ光」の契約者数が大幅に増加した影響で、プロバイダのOCNの速度が落ちたという事例があります。

これはドコモ光の回線がOCNの設備を利用しており、OCNの大きなバックボーンをもってしても利用者の大幅な増加に対応できず、速度が遅延する事例が増えたという現象です。

プロバイダで速いものを発見したとしても、常にネット環境の快適さが保証されるわけではないということは覚えておきましょう。

通信速度が遅い時はプロバイダより光回線を見直す

プロバイダの最速を探し求めても、プロバイダが情報を隠している以上、どこのプロバイダが最速かはわかりません。

地域の中でどのプロバイダが最速なのかを見つけるのは非常に難しいのが現状なのです。

インターネットの速度向上を図るなら、回線の乗り換えが確実でしょう。

インターネット回線ではNURO光よりも速い回線はありませんので、エリア内の方はNURO光への乗り換えがおすすめです。
NURO光の公式サイトはこちら