ゴキブリ注意!引越し用ダンボールは無料が本当にお得?入手法から処分まで徹底解説

[公開日]2016/06/21[更新日]2016/08/30

ダンボール無料
身近にあるけど入手先がよく分からない…それが段ボールという存在。無料でもらうこともできますが、果たして無料が本当にお得で効率がいいのか?

油断しているとダンボールが原因で新居にゴキブリ発生なんていう悲劇が訪れるかもしれません・・・。

この記事ではダンボールの入手方法から注意点・処分法まで解説いたします!

ダンボールの入手経路は4つ!タダだから良い訳ではない!


物件も決まったしこれから引越しだ!ってなった時に必要になるものがダンボール。引越しに慣れていない方は、そもそもダンボールってどこで手に入れることができるんだろう?って思いますよね。

ダンボールの入手先は4つのタイプに大きく分けることができます。

・引越し業者からもらう
・ホームセンターで購入
・ネットショッピングで購入
・お店からもらう

この4タイプのメリット・デメリットを表にまとめてみました。
 
総合評価
価格(税別)
品質・状態
入手・廃棄の手間
引越し業者

引越しを申し込むならベスト。処分までお願いできることも多い

契約時に無料でもらえる

引越し用として支障なく使える

自宅まで配送・廃棄時も回収あり
ネット通販

ダンボールのみの荷物の引越しならばオススメ。

10枚で2000円前後から

注意して買わないと強度弱い

廃棄は自力で行う必要あり
店頭で購入

強度やサイズを確認できるのが強みだが割高

1枚300円から

強度を店頭で確認可

持ち帰りも廃棄も自力
店からもらう

無料ではあるが、手間やリスクを考えると運次第

無料

使用済みで衛生面・強度は不安

持ち帰りも廃棄も自力


引越し業者からダンボールをもらうのがラク


ダンボール無料
引越し用のダンボールを入手する上で一番ラクなのは引越し業者に頼むこと。

ダンボールを自力で用意することは意外と手間がかかりますが引越し業者に依頼することで、必要な枚数の用意から使い終わったダンボールの処分までスムーズです。

引越しには少なくとも「人数×10枚」の段ボールが必要

danball_quantity
自宅の荷物が段ボール何枚で引越しできるか?これがピンとくる方は少ないと思います。あくまで目安ではありますが、荷物の少ない方でも人数×10枚の段ボールが必要です。

とは言っても荷物量によって段ボール枚数は異なりますので、早めに荷造りを開始して不足した枚数をその都度補充するのが良いです。くれぐれも引越し当日に段ボールが足りないなんてことはないようにしましょう!

見積もりに来てもらうことで引越しの見通しが立つ!梱包資材もゲット

引越しの見積もりに来てもらうことはメリットがあります。どれくらいの荷物量があるのかを引越しのプロに見てもらうことで段ボールや梱包の資材がどのくらい必要かを具体的に知ることができます。

引越しの素朴な疑問をプロに聞く事が出来るので、いろいろ質問してみましょう。また引越しの申し込みをした際には多くの会社が段ボールや梱包資材をプレゼントしてくれます。ダンボールが不足した場合には追加も頼むことができます。

自宅に上がられるのが恥ずかしいという気持ちもわかりますが…

「部屋が片付いてなくて自宅に上がってもらうのが嫌だ」という方もいらっしゃるとは思いますが、引越し業者は引越し前で忙しいという状況を理解していますので気になさらなくて大丈夫です。ご自宅の荷物量を適切に見て当日の作業の段取りを立てることが見積もりの目的です。

多少散らかっていてもなんとかなります!見積もりの所要時間は30分から1時間ほどです。

荷物は正確に伝えよう!電話見積もりこそ要注意

ダンボール無料
「引越し業者に事前に荷物量を正しく申告しなかった」なんてことはないようにしてください。引越し当日に増えた分の荷物がトラックに載らなくなります。載らなかった荷物を運んでもらえるかわかりませんし、また運んでもらえたとしても追加料金がかかってきます。

新居で使う新しい家具や家電を買った時には新居に直接運んでもらうようにしましょう。単身の引越しでは電話見積もりで事前の打ち合わせを完了することがあります。荷物量を電話する前にメモしてから見積もりをするとスムーズです。

購入する場合は自力で持ち帰ることができるかを基準にしよう


ダンボール無料
ダンボールを購入して準備しようとした時、車がないとなかなか持ち帰ることはしんどいです。かさばりますし、重さもあります。

強度やサイズが確認できるのが店頭購入のメリット

ホームセンターで購入する場合はネットショッピングで購入する場合よりも価格は高くなります。しかし、実際に店舗でダンボールを見ることができ大きさや厚さ、強度の確認ができて安心です。

ただし、ホームセンターで購入した場合は自力で自宅に持ち帰らなければなりません。ダンボールは1つでも大きさがありますし、引越しに必要な個数を公共交通機関で持って帰るとなると一人では相当な根性が必要です。

自動車がない場合はネットで購入するとラク。ただし早めの注文を!

ネットショッピングで購入する場合は、大きさや強度が実際に確かめられないことがネックです。しかしホームセンターよりも価格が安く、自宅までダンボールを配送してくれます。

車がなく、自力でダンボールを運ぶ手段がないという場合にはオススメです。サイズは書籍や食器用になら100サイズ、それ以外のものように120サイズを購入すると良いです。

ネット通販は手元に届くまでの日数に注意!

ネットで購入する場合に考慮すべきはダンボールが手元に来るまでの日数。すんなりと発送されてスムーズに受け取ることができれば問題はないでしょう。

しかし不在がちで受け取りにくい、あるいは発送まで時間がかかると準備が間に合わないっていう場合は店舗で購入するかお店からダンボールを分けてもらうようにしましょう。

無料でダンボールを入手する方法と注意点


単身での引越しの場合はダンボールは自分で用意してくださいと言われることもあります。そんな時に本来は有料で調達すべきものであるダンボールを無料でゲットできたら嬉しいですよね!無料でゲットする際にはどうしてもサイズや数は選べないこともありますし、

使えるダンボールをもらう時のチェックリスト!衛生的かどうかを最優先

ダンボール無料
スーパーもコンビニもドラッグストアも様々な商品を日々仕入れています。商品の数だけ廃棄されるダンボールはあるのですが、商品のバリエーションに比例してダンボールの大きさ・強度は様々です。

以下のポイントをクリアしているかを確認していただくことが、引越し時・引越し後のトラブルを防ぐことができます。

ダンボールは濡れない場所に置いてあったか?
生鮮食品のダンボールではないか?
ダンボールは洗濯機の幅より確実に小さいか?
ダンボールの強度・厚さは問題ないか?
ダンボールに汚れやニオイ・破れはないか?

大きさには要注意。ダンボールが大きすぎて運びにくいというケースがあります。大きさの基準として考えていただきたいのはご自宅で使っている全自動洗濯機の横幅です。この大きさより大きいとドアに通りにくいダンボールです。

メジャーを持参できる場合は、タテヨコそれぞれの長さが60センチ未満のダンボールを選ぶと確実です。

500mlペットボトルのダンボールが一番使いやすい大きさ

ダンボール無料コンビニなどでもらえやすいダンボールの中でオススメなのが500mlペットボトルが24本入っていたダンボールです!

「タテが約28センチ・ヨコが約42センチ・高さが約22センチ」のこの大きさは引越し屋さんがくれるダンボールのSサイズ、市販のダンボールで「100サイズ」と呼ばれる大きさに近いです。大きめの箱に入れると重すぎる書籍や食器類などを入れるのにも適しているサイズですし、衛生状態的に衣類を入れても問題ない状態です。

飲料系のダンボールは綺麗で大きさも揃えやすいので、もらう時にはこのような段ボールがないか是非確認してみてください!


ダンボールをもらう時は店員さんの状況を見て声をかけよう

ダンボールをくれるお店としても本来は有料で処分しなければならないゴミを無料でもらってくれてラッキーという側面はあります。ですが、お店があくまでご好意でダンボールを分けてくれているという感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

空いてる時間を見計らって、「引越し用にダンボールをいただきたいのですがよろしいですか?」とお声かけしましょう。

ダンボールをもらいやすいのはスーパー・コンビニ・ドラッグストア

ダンボール無料
・店頭にダンボールが持ち帰り用に置いてある
スーパーでは店頭に持ち帰り用のダンボールを買い物客用に置いている場合がありますが、引越し用に大量に持ち帰る場合には店員さんに「引越し用にまとめて持ち帰ってもいいですか?」とお声掛けした方が確実です。

・ダンボールが店頭にない場合
店員さんに「引越し用にダンボールをいただきたいのですが、ダンボールを分けていただくことはできますか?」と聞いてみましょう。混雑している時や忙しそうな時間を避けて聞いてみましょう。

「店の方針でお渡ししておりません」と断られる場合もありますが、廃棄予定のダンボールがあればもらえることも多いです。

そのダンボールで引っ越して大丈夫?ゴキブリ対策は最初が肝心!


「ゴキブリと一緒にお引越し」考えただけで恐ろしいですよね。「ウチは綺麗だし大丈夫」「新築だから関係ない」そう考えたくなる気持ちはわかります。でも皆さんにもこの悪夢が起こりうるのです。

その原因はなんとダンボール。ゴキブリが卵を産んだダンボールを引越しに使ってゴキブリが侵入…。引越し後に放置していたダンボールにゴキブリが住み着く…なんてこともあるんです。ゴキブリを侵入させないためにも必須の対策をお伝えします。

ゴキブリ対策としてスーパーのダンボールは避けた方が良い理由

ダンボール無料

スーパーでは毎日入荷があるため、廃棄予定のダンボールが多くあります。もらえるかどうかは店舗次第ではありますが、お断りされる店は少ないです。しかし、スーパーならではの注意点があります。野菜や果物の入っていたダンボールは避けましょう!

生鮮食品や飲食物の多い店内にはゴキブリが食料を探しにきますし、あたたかい店内はゴキブリにとってパラダイス。食べ物を扱うお店はもちろん対策は行ってはいますが、どうしてもゴキブリはいます。

スーパーや飲食店にゴキブリが多い理由

ゴキブリが寄ってくる場所はココだ!注意すべき4条件
・食べ物がある。髪の毛を食料とすることもできる
・あたたかい場所。冷蔵庫の裏は発熱して暗くて狭いので大好き
・卵を産む狭い場所。紙やダンボールの隙間でも産卵可能
・水がある。排水溝でも問題無し

この条件を踏まえるとキッチンやスーパーがどれほどゴキブリにとって楽園であるかご理解いただけたと思います。スーパーのダンボール置場は店外かもしくは薄暗いゴミ置場であることが大半です。

ジメジメして暗い場所にダンボールは置かれています。ここもゴキブリの好きな場所ですね。そしてダンボール同士の隙間やダンボールの溝の中に産卵することもあります。

「乾いていて見た目が綺麗そうだから大丈夫!」と思っても、ゴキブリの卵付きのダンボールを持って帰ってしまうということもあり得るのです…(文章を書いているだけでも体がゾクゾクします)。

転居先の段ボール処分方法は要確認!


ダンボール無料
購入であっても無償でダンボールを譲り受けた場合でも、使い終わったダンボールは処分しなければなりません。荷ほどきを終えて部屋が部屋らしくなってからがポイントです。

引越し先のゴミ処理方法は要チェック!自治体ごとに異なる

自分でダンボールをスーパーなどに設置されたリサイクルボックスまで持っていかないといけない場合もありますし、自治体によって資源ごみとしてゴミ置場で回収してくれることもあります。

車がない場合には大量のダンボールをリサイクルボックスまで運ばなければならないという状況に陥ったらたまったものではありません。部屋にダンボールを溜め込みがちになります。

引越し業者にダンボールの回収まで依頼しておくと便利

引越し業者に依頼すると引越し時に必要なダンボールをもらえるほか、期限付きではありますがダンボールの無料回収してくれる会社もあります。

新品のダンボールで新居にゴキブリを持ち込まないこと、ダンボールを放置してゴキブリが卵を産み付けて繁殖!という恐ろしいことを防ぎましょう。そのためにも使用後のダンボールは速やかに回収して処分することができる引越し業者がオススメです。

ダンボールはゴキブリの餌にもなる!引越し後のダンボールは早めに処分を

gokiburi
処分するのが面倒で部屋やベランダでダンボールを放置なんて決してしないようにしてください。チャバネゴキブリという繁殖力の強いゴキブリが積み重なったダンボールを好みます。

このゴキブリは孵化から二ヶ月で成虫となるほど成長サイクルが短く爆発的に増えるゴキブリですので、段ボールの処分は早めに念入りに行いましょう。

ちなみに独立行政法人農畜産業振興機構のホームページによると、「段ボールは表、裏にライナーと呼ばれる原紙と、特有の波型をした中しん原紙の三枚の紙で構成され、それぞれの接着にでん粉糊を使用しています。」とあります。ジャガイモなどにもたっぷり含まれるデンプンですが、当然ゴキブリの食料にもなります。

ダンボールを積極的にゴキブリが食べるということは少ないですが、ゴキブリが潜み産卵する場所になります。ゴキブリの繁殖を防ぐためにもダンボール使用後は速やかに処分されることをお勧めします。

総合的に考えて引越し業者に任せた方が快適!


引越し業者に依頼することで、ダンボールの数量・質の確保、使用後の回収も含めてお得だと判断します。ストレスなく新生活を快適に進めることが一番ですよね。

無料でもらえるダンボールの個数や回収については引越し業者によって異なりますので、一括見積もりで比較すると便利です。一括サイトに申し込むことで、競合の引越し業者同士に競争意識が働いて料金もぐっとお得になってきます。

引越し時期によっては希望する日付がどの日も予約がいっぱいで、見積もりそのものが受けられないこともあります。引越し費用がどのくらいかかるか不安という方ほど、早めに見積もりを依頼しておきましょう。