楽天モバイルの悪い評判を読み解く6ポイントと騙されない方法
[公開日]2017/07/14
ただ、格安SIMの知識がないとこのような評判に流されてしまい、本当に楽天モバイルは良いのかどうか不明なままになってしまいます。
この記事では楽天モバイルの評判とその実態を比較しながら、楽天モバイルのサービス内容を検証していきます。
目次
速度は悪いとは言えない!楽天モバイルの評判と実態
「月額料金が安い」
「申し込みが簡単」
などのよい評判がある一方で、
「通信速度が遅い」といったネットの速さに関するネガティブな口コミも見られます。
この項目では、楽天モバイルのネットの速度の評判と実態を確認していきましょう。
利用のピーク時には遅くなるが他の格安SIMよりは速い
楽天モバイル利用者の速度の評判を調べてみると、「通勤時間帯や昼休みは、通信速度が遅くなる」という内容を多く見ます。楽天モバイルを含めた格安SIMでは「通信速度が遅い」ということが話題にのぼりますが、実はドコモ・ソフトバンク・auといった大手でも、平日の12~13時などネットの利用者が多い時間帯は通信速度が遅くなっているのです。
利用者の多い時間帯に遅くなるのは、通信量が増えて通信回線が混み合うためです。
では、大手では遅さが実感されにくい一方で、なぜ格安SIMの遅さばかり目立つのでしょうか。
その理由は、格安SIM事業者が提供している通信回線そのものの仕組みが挙げられます。
格安SIMは大手から通信回線を借りている
格安SIMの事業者(MVNO)の大半は、ドコモあるいはauの通信回線の一部を借りてサービスを提供しています。電波の提供エリアは同じであっても、大手の回線の規模と格安SIMの回線の規模には差があります。
格安SIMは大手よりも回線の規模が小さいため、利用者の増加の影響を受けやすく、回線が混雑しがちな時間帯には回線の遅さが目立つのです。
楽天モバイルの中でも格安SIMは安定した速度
ただ、楽天モバイルは格安SIMを提供し始めてから3年以上経過しており、速度は他の格安SIMに比べて安定していると言えるでしょう。たしかに、以前は混雑時にネットが使いづらいという評判が目立った時期もありましたが、現在では設備状況を改善しネガティブな口コミも減少。
楽天モバイルはSNS公式アカウントでもユーザーの「ネットが遅い」「つながりにくい」といった口コミに対してメッセージを送るなど、利用者の生の声を重視しています。
大手三社には劣るものの、楽天モバイルは格安SIMの中では安定したネット速度があると言えるでしょう。
時期によっても通信速度が異なる
格安SIMでは、サービス提供開始は回線の規模に対しての利用者が少なく、通信速度が他の格安SIMに比べて速くなりがちです。しかし、キャンペーンやテレビCMなどの影響で、利用者が一気に増加してしまうと、回線が混み合ってしまい通信速度が遅くなってしまいます。
格安SIMでは新規の事業者であれば「この格安SIMはネットが速い」と評判になるものの、利用者の増加に耐えきれずネットが遅くなってしまうことがあるのです。
利用者増加の影響は少なめな楽天モバイル
楽天モバイルも以前は、キャンペーンでの利用者増加により遅くなるという傾向がありましたが、現在は通信速度が安定しています。
これは楽天モバイルが悪い評判が立ってしまうことを避けるためにも、回線増強を行っているからだと言えるでしょう。
これは楽天モバイルが悪い評判が立ってしまうことを避けるためにも、回線増強を行っているからだと言えるでしょう。
地域性や端末のスペックによるところも
環境の違いによって通信速度の差が生じる
ドコモの回線であっても、都市部とエリアの範囲ギリギリの山間部では回線のつながりやすさに差はあります。また、都市部であっても高層ビルの中や周囲に遮るものが少ない公園、人が密集したライブ会場などでは通信速度やつながりやすさに差が出ます。
同じドコモの電波であっても、環境が違えば速度の差が生じるのです。
楽天モバイルはドコモの回線を利用していますが、同じく利用者の環境によっては速度の差が生じます。
そのため、ネットの口コミや評判は、あくまで個人の意見であるということを前提に確認しましょう。
スマホの処理速度が悪いと通信速度が遅く感じる
スマホの性能(スペック)をわかりやすく表現すると、小さなパソコンです。パソコンは5年もすれば買い替えを検討しますよね。
同じようにスマホの進化も進んでおり、以前の機種を長く使っているとネットの閲覧などが遅くなるケースもあります。
これはウェブサイトが新しいスマホに合わせた内容で、古い機種によっては読み取りが遅くなってしまうことが原因です。
このため、「楽天モバイルが遅い」という評判であっても、その人のスマホの処理速度が遅いことをネットの遅さと勘違いしているというケースもありえます。
各種メディアの通信速度調査では楽天モバイルが良い結果
ちなみに日経トレンディなどメディアが行っている格安SIMの通信速度調査では楽天モバイルは上位にランクインしています。
楽天モバイルの速度の口コミは、そのまま受け取るのではなく参考程度にしておきましょう。
楽天モバイルの速度の口コミは、そのまま受け取るのではなく参考程度にしておきましょう。
楽天モバイルのサポートはチャットの評判良し
楽天モバイルのサポート窓口は集約されており、効率的にサポートが提供されています。
対面でのサポートを減らすことで人件費や店舗の維持費を節約しているので、楽天モバイルの料金は安いのです。
ここでは楽天モバイルのサポートの評判を分析していきます。
実店舗が少ないことはデメリットに当たらない
まず楽天モバイル含め、格安SIMについて・大手のようにショップがないから不便
ということがよく言われます。
結論からいうと、実店舗での対面サービスがどうしても必要という以外には不便とは言えないでしょう。
大手ショップの待ち時間は1時間以上がザラ
ショップがなくてもさして不便でない、と断言できるのは大手ショップの利用時の待ち時間が長く、大手ショップの対応そのものがよくないからです。・充電器のケーブルを購入するだけなのに、1時間以上待った
・昼すぎに行ったら、窓口の案内が夕方になると言われた
このようなことは大げさではなく、よくあります。
ショップの対面サービスを利用するには待ち時間だけでなく、そこに行くまでの移動時間も必要です。
それに対して、下記で紹介する楽天モバイルのチャット窓口であれば、数分の待ち時間でサポートを受けることができます。
コールセンターは電話がつながりにくい
楽天モバイルの評判として、「コールセンターは電話が繋がりにくい」というものがあります。大手キャリア含め電話問い合わせは時間がかかる
大手三社のコールセンターであっても、コールセンターに電話をかけると少なからず待たされます。大手であれば電話窓口は豊富ですが、電話をかけて来る人も多いため待たされるのです。
楽天モバイルは電話窓口もありますが、この窓口以外にもチャットやメールで問い合わせできます。
チャットのサポートがオススメな理由は速さと正確さ
メールの返信は公式サイトによると、返信まで二日かかるとされていますが、チャットであれば返信がスムーズです。筆者もチャットの問い合わせ窓口を何度も利用したことがありますが、数分以内には返信が来ます。
内容もわかりやすく質問もしやすいので、どうしても電話じゃないと困るというのでなければチャットの問い合わせ窓口が便利です。
ちなみにチャット問い合わせは、スマホ・パソコンどちらからでも利用できます。
個人情報に関わるものでなければ公式サイトにあるチャットの問い合わせで対応可能ですので、困った時にはチャットしてみましょう。
ショップのスタッフよりも問い合わせに慣れた専門の人材が対応するため、回答もわかりやすくオススメです。
有料のあんしんリモートサポートの評判は良好
楽天モバイルの「あんしんリモートサポート(500円/月額)」は、スマホに慣れていないライトユーザーに好評です。あんしんリモートサポートとは、楽天モバイルの提供するチャット機能を利用した専用アプリでの相談サービスです。
通常のチャット窓口と異なるのは、専門のアドバイザーが幅広く相談を受け付けているところにあります。
・スマホ、携帯電話の端末の使い方
※楽天モバイル取り扱いだけでなく持ち込みも可能
・LINEやSNSなどのアプリの説明
・遠隔での操作サポート
・専用アプリによるデータ使用量お知らせ
・電話窓口と同じ内容のチャット対応
・パソコンの設定
※楽天モバイル取り扱いだけでなく持ち込みも可能
・LINEやSNSなどのアプリの説明
・遠隔での操作サポート
・専用アプリによるデータ使用量お知らせ
・電話窓口と同じ内容のチャット対応
・パソコンの設定
このように、スマートフォンに関することであれば様々な内容に対応してくれます。
スマートフォンに詳しくなく不安、という方は利用すると安心なサービスです。
このサービスを通してスマートフォンに慣れていくのも良いでしょう。
楽天モバイルで買った端末以外の持ち込みスマホも補償サービスあり
楽天モバイルで購入した端末も、楽天モバイル以外で購入した持ち込みのスマホも両方とも端末補償サービスがあります。料金はどちらのケースでも月額500円です。
このサービスに加入しておくと、スマホが壊れた際に修理などを安価に受けることができます。
スマホを落とすことが頻繁で不安ということであれば、このオプションを利用して保険としておきましょう。
月額料金を5千円安くできると評判な楽天モバイル
もちろん、電話の利用やデータパックの容量によって金額は異なりますが、大手の料金よりも月額で5千円以上安くすることも十分に可能です。
ここでは評判の良い、楽天モバイルの料金について解説します。
月に五千円ってことは年間で6万円…!そんなに料金が違うのね。
楽天モバイルの料金プランは3.1GB~30GBまで対応
プラン内容 通話SIM 050データSIM
(SMSあり)データSIM
(SMSなし)ベーシック 1,250円 645円 525円 3.1GB 1,600円 1,020円 900円 5GB 2,150円 1,570円 1,450円 10GB 2,960円 2,380円 2,260円 20GB 4,750円 4,170円 4,050円 30GB 6,150円 5,520円 5,450円
ベーシックプランはネットをあまり使わない人向け
ベーシックプランの通信速度は、「最大200kbps」と楽天モバイル公式ホームページに記載があります。
この最大200kbpsという速さは、ベーシックプラン以外のプランで通信制限になった時に適用される通信速度です。
最大200kbpsはLINEのトークなら問題なしLINEの文章だけのやりとりであれば不都合はありませんが、画像・動画のやりとりやネットの閲覧はベーシックプランでは厳しいでしょう。
スマホでネットやSNSを閲覧することが多い方は、ベーシックプラン以外を選択した方が快適です。
楽天モバイルの2種の「かけ放題」の料金
楽天モバイルに、以下の2つの通話定額オプションがあります。
「楽天でんわ かけ放題」:2,380円
「楽天でんわ5分かけ放題」:850円
「楽天でんわ かけ放題」であれば通話時間関係なく無料、「楽天でんわ5分かけ放題」では五分以内の通話が無料です。
格安SIMの中でもキャンペーンが豊富と評判
楽天モバイルは新規申し込みのキャンペーンを行うことが、他の格安SIMに比べて多いです。
主な楽天モバイルのキャンペーン内容をご紹介します。
入会の時にキャンペーンの適用されるためには条件を確認しておかないとね。
月額基本料初月無料・キャンペーン内容
→契約後、初月の基本料金が無料になる。
・適用条件
→楽天モバイルの全プランの契約が対象。
1,000円×6ヶ月割引・キャンペーン内容
→月額基本料が6ヶ月間、1,000円割引される。
・適用条件
→端末を自分で用意し通話SIMを契約すると適用される。
3つの条件達成で、楽天ポイント8,000円相当プレゼント・キャンペーン内容
→「楽天市場」や「ポプラ」、「マクドナルド」などで使用できる8,000円のポイントが受け取れる。
・1~3の条件を全て満たせば適用
1.楽天カード申し込み
2.楽天モバイルで「通話SIM」申し込み
3.楽天モバイルの支払い方法を「楽天カード」に設定
楽天モバイル公式サイト
契約手続きや支払いは楽天カード会員にメリットあり
大手三社と異なり、楽天モバイルを申し込むにあたっては店舗へ足を運ぶ必要がありません。
ネットから楽天モバイルを申し込むことができますが、契約から初期設定までの流れを押さえておきましょう。
言葉だけ聞く難しそうな手続きでも、実際はガイドに沿ってやるだけだから思ったよりもカンタンにゃん。
楽天モバイルの申し込み・契約は楽天カードも利用可能
楽天モバイルに乗り換えの場合は、以下の3つが必要です。
※新規契約であれば、MNP予約番号以外の2つのものが必要です。
1.MNP予約番号(乗り換えの場合)大手キャリアから乗り換える場合は必要。
大手キャリアはカスタマーセンターに電話すれば発行してもらえる。
発行後、有効期間は15日間。
2.本人確認書類運転免許証があれば問題なし。
運転免許証以外のものになる場合は、楽天モバイルのホームページを確認。
3.契約者名義のクレジットカード・デビットカード、デビットカードは、楽天銀行・スルガ銀行のデビットカードであれば利用可能。
口座振替希望の場合はキャッシュカードなど口座引き落とし手数料として、別途100円(税別)が必要
上記の必要なものを揃えた上で、楽天モバイルのオンライン上での契約手続きを行いましょう。
具体的な契約手続き方法の説明やサポートもあるため、手続きを進める上でわからないことがでてきても解決することが可能です。
契約手続きが完了するとSIMカードが郵送で送られてきます。
楽天スーパーポイントが貯まるし使える
楽天モバイルでは、月額料金100円の支払いにつき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。
また、通話SIMに契約中は楽天市場で購入した際のポイントが「+1倍」と実質2倍です。
楽天スーパーポイントは楽天モバイルの支払いにも使えますし、スマホ端末などの購入にもあてることができます。
楽天モバイルの通信速度を3千円で確認する方法
もし、どうしても楽天モバイルの通信速度を確かめてからじゃないと契約したくないというのであれば、3,000円かかりますが実際に楽天モバイルを試してみることが可能です。
実際に楽天モバイルのプリペイドSIMを利用してみましょう。
通信速度を試したいならデータSIMを試しに使ってみる
プリペイドSIMは購入するだけで利用できるデータ通信専用SIMです。このデータ通信SIMであれば楽天モバイルの通信回線と全く同じ回線ですので、実際のネットのスピードを体感することができるのです。
ただし、1GBのデータ量を利用開始した日から30日以内に消費するという内容であっても2,980円必要ですので割高です。
解約無料のデータ通信SIMの方が割高である
ちなみに、データ通信SIMを初回事務契約手数料3,394円と3.1GBのデータプランの900円、総額4,294円を支払うよりはプリペイドSIMの方が安くつきます。
データ通信SIMは電話もできる音声SIMへ変更することができず、新規契約でも初回事務契約手数料が必要です。
楽天モバイルの速さを確認したいという目的だけであるならば、プリペイドSIMの利用が適切でしょう。
データ通信SIMは電話もできる音声SIMへ変更することができず、新規契約でも初回事務契約手数料が必要です。
楽天モバイルの速さを確認したいという目的だけであるならば、プリペイドSIMの利用が適切でしょう。
まとめ:楽天モバイルの評判を踏まえつつ自分にあったプランを選択する
楽天モバイルは格安SIMの中でも利用者が多いこともあり、評判は悪いものも良いものも多くあります。
評判を文字通りに受け取るのではなく、なぜそのような評判が生まれているかをこの記事では中心に解説しました。
楽天モバイルを満足度高く利用するにあたっては、評判の実態を踏まえつつ、自分にぴったりなプランを選択しましょう。