外国で通じない和製英語、カタカナ英語!実はネイティブを困らせてる
[公開日]2016/09/06ある建築リフォームの番組なんかを一緒に見ていればついついでてしまうのが
“They are reforming this building into a house!”
(この建物を家にリフォームしているのよ!)
(この建物を家にリフォームしているのよ!)
です。番組の中でも「リフォーム」と何度も言うのでついついです。すると、
“Are they RENOVATING?”
と旦那に言われてしまいます。日本に帰ってきてから、「英語が間違っていたら遠慮なく言ってね」と言っているので、いちいち彼がこうやって言ってくれるのですが、私の虫の居所によってはいらっとすることがあります。
日本に来たことがない、日本人にもあったことのないネイティブにも通じる英語が話したければ、こういうところをきちんとしたいところ。
アメリカに観光やビジネス、留学で行って、誰とでも英会話したければ、日本発の和製英語をきちんと英語にしなければ意味は通りません。
今日はそんな和製英語についてお話します。
目次
コンセントは英語じゃなかった!使えない和製英語〜日常生活編〜
和製英語って本当に面倒なんですよね。カタカナであれば、外国の言葉だと思う。それが多くの日本人だと思います。
もちろん日本語の基本的な前提が、ひらがなは日本語の言葉で、カタカナは外国の言葉、ですよね。でもこれが違う時もよくある、ということをまず意識してください。
筆者がまず困ったのが日常の細々したものの名前です。留学生として渡米し、生活をし始めると学校生活の中で、他の生徒や先生とコミュニケーションをとるようになりますよね。その時に和製英語しか知らないと困ったことになります。
コンセント
“I want to charge my phone. Where is a … コンセント?”
(電話を充電したいのですが。コンセントはどこですか?)
(電話を充電したいのですが。コンセントはどこですか?)
壁にあって、電気製品をつなぐいわゆる「コンセント」は和製英語の代表格です。きっとパソコンや電話の充電器を持ちながらうろうろしていれば、上のように言っても何が必要なのか察してくれるでしょうが、間違った英語であることには変わりありません。
“Where is an outlet?”
というのが正確な英語です。そして、つなぐときには”plug in”と言いますが、充電等が終わって線を切る時には”unplug”と言います。 “plug out”ではないところがコツです。筆者は、日本に帰ってきてからというものなぜか
“Can I plug your phone out?”
などと言ってしまうようになり、よく旦那に怒られます。紛らわしいですが、覚えたいですね。
ホッチキス
これも知らないと学校で困ることになるかもしれません。レポートを提出したりすることが何かと多い大学で、ホッチキスを使って紙をまとめることも多かったです。最初のうちは慣れないのでどうしても「ホッチキス」と言いたくなっていました。“Can I use your stapler?”
(あなたのホッチキスを使わせてもらっても良いですか)
(あなたのホッチキスを使わせてもらっても良いですか)
ホッチキスは”stapler”と言います。
マジックペン(油性マジック)
これもとても細かいですが、ホッチキスと同じく必要な時にさっと口から出れば便利な言葉ですので覚えてください。筆者もどうしても日本に帰ってきてからは「マジック」と言いたくなって怒られます。引っ越しの時なんか、箱に内容を書いている時なんか、いちいち直されて、ケンカになりそうでした。“Give me that marker over there!”
(あそこにあるマジック取って!)
(あそこにあるマジック取って!)
テスト
これも留学してから、「あれ?」と思ったのですが、学生のみなさん、「テスト」とは言わないのですよね。学校に行っていれば、「明日英語のテストだ」などと普通に言いますよね。カタカナなだけに英語でもそう言うのかと思っていればちょっと違うようです。“We will have a quiz next week. And the mid term exam is coming in two weeks!”
(来週、ミニテストがあります。そして、中間テストは2週間後!)
(来週、ミニテストがあります。そして、中間テストは2週間後!)
“quiz”「クイズ」といえば、なんだか謎々やおもしろい質問なんかを連想してしまいますが、小さなテストのことをこう言います。また、大きなテストは “exam”と言って、やはり「テスト」という言葉は出てこないのですね。
マンツーマン
何かを教えてもらうときに「マンツーマンレッスン」なんて言ったりしますよね。特に英語や英会話を習う時なんかに、「マンツーマンレッスン」を売りにしている英会話学校を見たりしませんか?英語を教えているのに、この「マンツーマン」がもうすでに間違った英語だったなんて、筆者にとって衝撃でした。“This is a one-on-one lesson. So you can learn a lot.”
(これはマンツーマンレッスンなので、よく学べますよ)
(これはマンツーマンレッスンなので、よく学べますよ)
確かに、アメリカでも「マンツーマン」は聞いたことがありませんが、”one-on-one”は聞いたことがあります。
オーダーメイド
「オーダー」は「注文する」という意味だし、「メイド」もおそらく”make”の過去型のことだろうし、これって英語以外の何物でもないという感じがしますよね。ところが「オーダーメイド」は日本語なのです。これは皆がひっかかるんではないでしょうか。
“This is an order-made bag.”
と言えば、大体の意味は分かってくれるのでしょうか。きっと日本人のお友達がいるネイティブは分かってくれるかもしれません。しかし日本人をあまり知らないネイティブは分かってくれないでしょう。”What do you mean?”(どういう意味?)と聞き返されてしまうでしょう。
“This is a custom-made bag.”
といえば通じます。”custom-made” (オーダーメイド)や“customized”(カスタマイズされた)という表現はネイティブが使う表現です。
マイペース
「マイペースでやりたいから」「あの子はマイペースなんだよね」など日本語でよく使う「マイペース」も和製英語なのです。
“He works at his own pace”
(彼はマイペースなんだよ)
(彼はマイペースなんだよ)
こう言えば通じます。考えてみれば英語でいう「マイ」は「私の」ですから、話している本人だけのものになりますよね。”own”を使えば「おのおのの」という意味が出てきます。
“I like to take my time”
(私は自分なりの時間をかけるのが好き)
(私は自分なりの時間をかけるのが好き)
日本語で言うところの「マイペース」でやりたいということを表現したいなら、こういう言い方もできます。
ありそうで英語には存在しない和製英語〜食べ物編〜
ハンバーグ
「ハンバーガー」という言葉があるくらいだし、「ハンバーグ」もきっと英語。と思いたい気持ちは分かりますが、実はこの「ハンバーグ」自体がアメリカにはありません。これはあくまで日本の献立で、日本語の食べ物なのです。というのも、ご飯と一緒に食べるのがハンバーグですよね。アメリカにはそんな文化がありません。
パンにはさんで食べるのが「ハンバーガー」。もしあえて、パンなしで食べるなら「ミートローフ」という食べ物があります。あれが「ハンバーグ」です。
食べ物自体がないので、和製英語「ハンバーグ」の代わりになる英語はありません。あえてハンバーグの話をするなら、それが何か説明しないといけないですね。
シュークリーム
英語を習っている方ならきっと一度は聞いたことがあるかもしれません。「シュークリーム」といえば、ネイティブは靴を磨くのに使うクリームしか想像できません!
“I love シュークリーム “
なんていえば、この子は靴を磨くのがよっぽど好きなのかな、と思われてしまいます。なので、和製英語「シュークリーム」に対する対策としての英語の”cream puffs”というのがよく紹介されますが、筆者に言わせれば、これも一般的ではありません。
というのも、上のハンバーグと同じく、このようなお菓子がないのですから。ヨーロッパに行けば一般的なのかもしれませんが、アメリカの日本のお菓子を売っているような場所以外では、見たことがありません。
うちの旦那も日本に来て初めてシュークリームを食べました。そして、もうそのまま「シュークリーム」と言っています。
これも、アメリカでもし話題になることがあれば、その食べ物がどういうものなのか、を説明するところから始めなければならないでしょう。
ついつい言ってしまうネイティブに通じないカタカナ英語〜車編〜
ナンバープレート
筆者はアメリカで運転免許を取りましたが、車に関する英単語というのになんと和製英語が多いことか!と思いました。アメリカからもともと車は日本に入ってきたのだろうに、そのまま英語で入ってこなかったのですね。きっと日本人の覚えやすいように少しずつ変化したのでしょうか。まずはナンバープレートです。
“That license plate is so colorful and cute”
(あのナンバープレートはカラフルでかわいい)
(あのナンバープレートはカラフルでかわいい)
“license plate”とネイティブは言います。アメリカのナンバープレートは州によってデザインが数種類あって、選ぶことができます。中には州の花がデザインしてあったり、かわいいものもあります。
ハンドル
ハンドルというようなシンプルなものでさえ、英語ではないというのがショックですよね。“Hold onto the steering wheel!”
(ハンドルを握って!)
(ハンドルを握って!)
“handle”といえば単なる「取手」の意味になり、「ハンドル」とは違います。
バックミラー
バックする時に必ずチェックするバックミラーも日本語でした。“Use the rearview mirror when you back up”
(バックする時にはバックミラーを使う)
(バックする時にはバックミラーを使う)
“rearview mirror”が正解です。なかなか覚えなおすのが大変ですね。もともと英語っぽい和製英語での知識があると、かえって邪魔になります。ここが和製英語の面倒なところですね。
日頃から和製英語を意識すると、英会話力が高まる
いかがでしたか。普段英語かなと思って使っていた言葉が実は日本語だったらショックですよね。筆者もアメリカの生活を十年近くしていた、とはいえ帰国してもう五年経ちましたので、気を抜けば英語があやしいこともあります。
子供たちが寝たあと、気の置けない旦那とテレビなんか見ている時にはリラックスしすぎて、一緒に見ている番組についてコメントしても「今のは相当発音悪いな、意味分かったなかな」と思うことがたくさんあります。
ネイティブと話をする時に、通じないというのはこういう原因もあるのかもしれませんね。日本人はどうしても発音や文法に気を取られがちですが、もともとの単語がもう英語ではなければ、話になりません。
発音と同じく、気を抜いているとペロッと出てしまうのが和製英語です。日本にいれば、嫌でも日本語が耳に四六時中入ってきますので、どこかで日中聞いている和製英語が脳の中にあります。
これは英語か和製英語か、日頃から意識しながら色んなことに触れると英語も習得しやすいかもしれないですね。
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