英語上達への一歩!本場アメリカのスターバックスでスマートに注文する方法
[公開日]2016/07/28渡米後最初に日本からきて、大学の寮に向かうタクシーの中からそのスタバのロゴを発見すると、「アメリカだなあ!」と思ったのを覚えています。当たり前なのですが、アメリカに行けば何もかもが英語。スタバのメニューももちろん英語で書かれていますよね。初めて行ったそのスタバでも、「英語ばっかりだ!本場だ!」と感動しました。また、スタバで働いているバリスタのお兄さんお姉さんが皆、アメリカンスマイルで生き生きとお客さんとおしゃべりしている様がとても格好良く思えました。
そんなかっこいいスタバ。旅行でアメリカに行った時にはぜひ立ち寄りたい!そう思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ海外のスタバに行ってみると、メニューのドリンクの発音の仕方もいまいち分からないし、サイズ、ドリンクの種類、トッピング、などどういう順番で言うものかも分からない。そして、バリスタのみなさんの英語の速さが不安だしで、スムーズに注文できるか不安!そう思いますよね。
今日はそんなスタバでスマートに注文するヒントを、経験談を交えながら紹介したいと思います。
目次
「今日も天気いいわね!」注文の前にまずは英会話!チャット力を身につけておく
前にもお伝えしましたが、アメリカではお店やレストランに行けば、店員さんはまるで長年の友達のようにお客さんに話しかけてきます。アメリカに行ったことのある方は知っていると思いますが、どんなお店でもです。
フレンドリーさがとても大切、とサービス業では教えられますのでそのお店の商品やレストランのメニュー以外のことでもべらべらと喋りかけられます。英語に関してまだ自信がないうちは、これが怖くてたまらない、という方もいると思いますが慣れてくれば楽しくおしゃべりできます。
スタバも同じで、特にバリスタのみなさんは早口でしゃべりかけてきます。英語初心者にはハードルが高い!筆者も留学したての時はこれが怖くて毎回ドキドキしていました。
“Hi! How’s it going? It seems to be such a sunny day out there. I would walk around the park all day if I didn’t have to work here!”
(ハーイ!どうしてる?今日はとっても天気がいいみたいね。仕事がなければ一日中公園を歩き回りたいわ!)
(ハーイ!どうしてる?今日はとっても天気がいいみたいね。仕事がなければ一日中公園を歩き回りたいわ!)
こんな感じで自分のことを話し始めるバリスタさんもいれば、
“Hey, I really love your scarf! It matches with your shirt. Where did you get it?”
(あら、あなたのスカーフ素敵ね!シャツととってもよく合ってるわ。どこで買ったの?)
(あら、あなたのスカーフ素敵ね!シャツととってもよく合ってるわ。どこで買ったの?)
なんていきなり質問してきたりします。
日本ではあまり店員さんとチャットする習慣がないですし、きっと英語で注文することにナーバスになっていますよね。「ラテを注文しよう。サイズはトールで、ラテプリーズで通じるかなあ」なんて頭の中がパニックするくらいに英語でのセンテンスを考えている私たちのことなんてつゆ知らず。頭で注文の練習をしていても、注文する番がくればまずはこの、いわゆるスモールトークで頭が真っ白になります。
筆者も最初はそんな感じでした。英語でのセリフを考えていたのに世間話をもちかけられ、そんなことは予想もしていないですから、バリスタのお姉さんが何を言っているのか全く分からず、ぽかんなんていうことがありました。
そんなことになってはかっこいいスタバで気おくれしてしまいますね。避けたいところです。
ここはリラックスして、まずは彼らが何と話しかけてくるのか耳を傾けてみてください。ふつうの友達とお話するときのように構えていてくださいね。バリスタのみなさんは、忙しい環境のせいか、とても早く話す人が多いものです。特に女性のバリスタはおしゃべりが大好きです。
ただでさえ本場のアメリカ人の話すスピードはとても速い印象を受けると思いますので、リスニングに集中してみてください。
“I know! I am planning to go to the park after this.”
(そうなのよ!この後、公園にいくつもりなの)
(そうなのよ!この後、公園にいくつもりなの)
なんていう受け答えが最初はできないかもしれませんが、そのうち慣れればできてきます。もし最初のうち、それが難しければ、
“Yes. Such a beautiful day!”
(はい。とても美しい日ですね!)
(はい。とても美しい日ですね!)
こんな感じで短くてもいいので、ちゃんと答えになるレスポンスをしてみましょう。
余談ですが、ここでかっこいい受け答えができればもちろん良いのですが、できなくてもそこまで落ち込まないでくださいね。というのも、ネイティブでもそんなにクールに受け答えできない人というのはいるのです。
例えばうちの旦那は、アメリカ人ですが「スムーズ」というものからかけ離れた存在です。かっこいい弾性力ゼロです。スタバの話をすると、こう言っていました。
「アメリカでスタバに行くとあの雰囲気とか早口のクールな店員に飲まれちゃうんだよね。注文しようと思って、言いかけているところにべらべらと話しかけられるとどう返答していいのか頭が分からなくなって、質問を無視してしまって、ド、ドリップコーヒーひとつ、なんて注文してしまって、冷たい目で見られたりして。。。」
こんなアメリカ人もいるので私たち外国人が英語でどぎまぎしても、大丈夫です。
オーダーは、“I would like…”からはじめましょう
さて最初のスモールトークがひと段落すると、あなたがドリンクを注文する番です。頭の中で何度も反復して練習してきた、あれです。
“I would like..”
”Can I have…”
”I want…”
”Can I have…”
”I want…”
と、レストランなどでオーダーするときと同じようにこんなフレーズから始めてみてください。こんなフレーズは中学校英語ですし、日頃から英語を練習している方にとっては口も慣れてきているはずですね。
筆者なんかは、ここからどうやって言うのかちょっと疑問でした。
コーヒーは単数なのか複数なのか。”A cup of coffee”というくらいだから、コーヒー自体は複数にはならないのだろうなとか、いろんなことを考えてしまいます。ちゃんと言わないと理解してくれないのも格好悪いし。と考えているうちに注文するのが怖くなりますよね。
大雑把に言ってしまうと、こんな細かいことを気にする必要はありません。英語のテストでは減点されてしまうかもしれませんが、実際の英会話ではこんなことを気にしていては何も前にすすみませんから。実際、あなたが注文するときに”A”が欠けているからといって店員さんは特に気に留めないでしょう。
それが「ラテ」なのか「モカ」なのか「フラペチーノ」なのかそんなキーワードを聞いているだけです。でも確かに、スタバでスムーズに言う順番というのはあるのです。
英単語だけでもOK!ドリンクの注文の伝え方
“Can I have a 12 oz iced soy vanilla latte?”
(冷たい12オンスのソイバニララテください)
(冷たい12オンスのソイバニララテください)
筆者は実は牛乳を消化できない体質があって(乳糖不耐症:Lactose intolerance)いつも牛乳の代わりに豆乳(ソイミルク)を使ってドリンクを注文していました。アメリカではこんな体質の人が多いのか、スタバ以外のカフェでもソイのオプションはありました。
まず、ホットかアイスか、2番目にサイズ、3番目にミルクの種類、4番目にシロップの種類、最後にコーヒーの種類、という具合に言えば後で質問されることがないでしょう。
もちろん、これだけが唯一のオーダーの仕方ではないのですが、渡米時代の最初のうちにスタバの店員さんに後から”Hot or iced?”(ホット?アイス?) “Which size?”(どのサイズ?)と聞かれるのがなんだか怖くて、それを避けようとするとこんな言い方に落ち着いたのでした。
もちろん、
“Can I get a tall size carmel latte with soy milk?”
(トールサイズのカラメルラテを豆乳でお願いします)
(トールサイズのカラメルラテを豆乳でお願いします)
と最後に豆乳を持って来たりすることもできます。
サイズ:オンス / スタバ上級者はトールより12ozで注文を
さて、上の例文の中で気になったことがもう一つあるはずですよね。
“Can I have a 12 oz iced soy vanilla latte?”
(冷たい12オンスのソイバニララテください)
(冷たい12オンスのソイバニララテください)
「12 oz」とは何?と思った方も多いのではないでしょうか。筆者がアメリカと日本のスタバを比べる時に一番違うなあと思ったのが、サイズでした。言い方も違うし、売られているサイズも違う。
日本でスタバに行けば、「ショート」「トール」「グランデ」「ベンティ」というサイズがあります。きっと女性であれば「ショート」や「トール」を頼む方が多いのではないでしょうか。「ベンティ」なんて飲んでる人はあまり見かけないですよね。
アメリカでは、「ショート」はありません。そして、もちろん日本のような、「ショート」「トール」というサイズ名も存在はしますが、注文している人を聞いてみると、ネイティブはオンスで頼んでいる人が多いのです。
「ショート」は8オンス
「トール」は12オンス
「グランデ」は16オンス
「ベンティ」は24オンス
「トール」は12オンス
「グランデ」は16オンス
「ベンティ」は24オンス
ちなみに、オンスはお店なんかで書かれているときは”oz”と表記されています。これをアメリカ人は「アウンス」と発音するので、日本人にはとても不可解ですよね。スーパーでもナッツ類など量り売りが多いところではこうやって”oz”と書かれていたりするので、最初は分かりにくいかもしれません。
「ショート」「トール」などのサイズ名というのはアメリカでいる時はスタバだけのサイズで、他のカフェなんかでは、やはりオンス表記でした。なのでオンスに慣れておくと、スタバ以外のカフェでもスムーズに注文できるようになれます。
スタバに行ったときにサイズ名で頼んでももちろん通じますが、もっとネイティブ感を出したい英語中級、上級のみなさんはオンスで注文するのがお勧めです。
スタバのドリンクをカスタマイズ!英語でどう伝える?
スタバのメニューといえば、色んなカスタマイズができるのが魅力ですよね。わがままなカスタマイズ大好きのアメリカ人に慣れているアメリカのスタバ。慣れてくればどんな細かいカスタマイズも可能です。
“I would like a 16oz mocha double whip”
(16オンスのホイップクリーム倍で)
(16オンスのホイップクリーム倍で)
このくらいなら、まだハードルが低いですね。ホイップクリームが多いのが好きな方はこんな感じで言ってみるのもいいでしょう。ちなみにアメリカのスタバでは自動的にホイップクリームを載せてくれるところも多いです。いらないときは”No whip”と言っておくほうが賢明です。
“A tall frappuccino, no whip”
(トールサイズのフラペチーノ、ホイップクリーム抜き)
“Decaf, soy latte with an extra shot and cream”
(カフェイン抜き、ショットとクリーム追加のソイラテ)
(トールサイズのフラペチーノ、ホイップクリーム抜き)
“Decaf, soy latte with an extra shot and cream”
(カフェイン抜き、ショットとクリーム追加のソイラテ)
こんな風にリストのようにして細かくオーダーするのもありです。
“A Venti, half-whole milk, half-non-fat, extra hot, no foam latte with whip, a touch of vanilla syrup and sprinkles of cinnamon.”
(ベンティ、全乳半分、無脂肪乳半分、あっつあつ、フォームなしのホイップクリームのラテ。バニラシロップを少しとシナモンを少々)
(ベンティ、全乳半分、無脂肪乳半分、あっつあつ、フォームなしのホイップクリームのラテ。バニラシロップを少しとシナモンを少々)
上級者になってくればこんなカスタマイズもあるらしいです!アメリカ人ならではのこだわりようですよね。サンドイッチのサブウェイも然りですが、本当に自分が食べたり飲んだりしたいようにオーダーするのがアメリカ人流です。
最後にアメリカのスタバでは名前を聞かれる!
最後に、オーダーすると、
“Can I have your name?”
“What’s your name?”
“What’s your name?”
などと、名前を聞かれます。最初カフェでなぜ名前を聞かれるのか分からなかった筆者ですが、アメリカのスタバで何度かドリンクを注文すると必ず名前を聞かれるものなのだということが分かりました。
バリスタのお姉さんが、カップにあなたの名前を書いてくれるのです。そして、ドリンクができあがって取りに行くと、誰かのものと間違えないように名前で判別できるようなシステムになっています。
日本人の名前はスペルなどもややこしいので、そのままの日本名を言うとすごくおかしな名前になって書かれているかもしれません。なので、人によればその時用にアメリカでよくある名前から好きな名前を選んでバリスタに伝える方もいるみたいです。
それができれば簡単で良いのですが、筆者はいざバリスタに聞かれるとなんとなく言いづらくて、結局日本の名前を言うと、スペルを聞かれ、無駄に時間がかかるようになってしまっていました。ウソがつけない性格からかもしれません。でもこの場合はウソではなく、プロセスをシンプルにするための方便ですよね。
最後にオーダーできてホッとしますが、名前を聞かれることを忘れないでくださいね!
楽しくスマートに本場アメリカのスタバをエンジョイ!
さて、スタバでスムーズにクールに注文できる方法をご紹介しました。いかがでしたか。アメリカのスタバではまずは英語で注文をするというところに緊張してしまいますが、慣れたらとても楽しいです。バリスタのお姉さんやお兄さんはとてもフレンドリーに接してくれますので、カジュアルに今までに習った英会話の力試しをしてみてください。
そして、上級者にはドリンクのカスタマイズやサイズをアメリカ式にオンスで注文することもお勧めです。できればスマートに注文を仕上げたいですものね!
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