眼科の看護師はどんな仕事内容?他の科よりも楽なの?
[公開日]2018/08/04
眼科で働いていると、他の科より「楽だな」だと感じる時があります。
でも「楽そう」というイメージを持って働いてみると、検査内容や機械の操作方法、視力矯正の難しさを実感し、すぐに辞めてしまう人もいるのです。
看護師の仕事で、全てにおいて「楽」な仕事はありません。どういう点が「楽」なのか知っていれば、辞めることにならなかったかもしれませんね。
眼科の「楽なところ」「大変なところ」を知っておきましょう!
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※下部の転職サイト比較へ目次
クリニック・個人病院の眼科の看護師の仕事内容は?
眼科での仕事内容は、主に以下のような内容です。
・視力検査
・眼圧・眼底検査
・視野検査
・処置の介助
・点眼
・洗浄
・術前検査
・抗生剤点滴
・移動介助 など
・眼圧・眼底検査
・視野検査
・処置の介助
・点眼
・洗浄
・術前検査
・抗生剤点滴
・移動介助 など
点眼は薬剤の効能と禁忌、患眼の確認を確実に
外来での点眼は、点眼薬や眼軟膏は一つを使い回しするので、清潔概念が重要です。種類は少ないのですぐ覚えられると思います。
医師からは口頭指示がほとんどなので、忙しく流れ作業的になってくると、点眼部位と薬剤を間違えそうになるので、注意が必要です。
点眼薬の中には、緑内障患者の禁忌薬や眼圧に影響する薬もありますので危険です。しっかり確認してから点眼しましょう。
他科に比べて検査が多い
検査の目的と機械の操作方法を覚えたり、視力矯正が難しくて大変かもしれません。また、眼科の患者さんは、小さなお子さんからお年寄りまで年齢層が幅広いので、それぞれ年齢に応じた対応が必要です。
視力矯正検査
患者さんにとっても看護師にとっても、非常に集中力の持続が必要です。過矯正になると、眼精疲労や頭痛を引き起こしたりもしますので、スピーディーかつ慎重に行えるように、何度も経験を積みコツを掴まないといけません。
メガネやコンタクトレンズは高価なので、矯正検査が正確でないと作り直しとなり、患者さんへの経済的負担にもなります。
コンタクトレンズの処方や視力矯正に関してのセミナーや講習等があります。心配な方は、積極的に聴きに行きましょう!
外来手術・入院施設を備える個人病院もある
クリニックや個人病院の中には、外来手術ができたり、入院施設もあったりして、手術室との兼務をする所もあります。外来のみの所より、外来手術ができる設備のある所の方が、お給料はいいようですし、シフト制になりますので休み等も調整がききやすいでしょう。しかし、休日出勤が条件になるところもあります。
疾患の内容・・・近視、遠視、乱視、斜視、白内障、緑内障、糖尿病性網膜症、網膜剥離、視野狭窄など
家庭との両立を考えると、外来手術等していない一般のクリニックの方が働きやすいと思います。
一番楽な科?眼科病棟の看護師の仕事内容は?
病棟は、手術目的の患者さんがほとんどです。
入院日数は短く、短い方では白内障の日帰り手術、長い方でも網膜剥離手術で2~3週間でしょう。
中でも、1泊2日、2泊3日の患者さんが多く、顔や名前を覚える間もなく退院されます。入退院の回転率が高く、手術件数も毎日10件程度あり、非常にバタバタしています。
薬の管理状況が感染リスクを左右する
入院中の点眼や眼軟膏は個人のものを使用し、詰所で管理します。
個人のモノなので、外来と比べて清潔概念が甘くなってしまうこともあるので、注意が必要です。
実際、患者さんに点眼指導する時に、患者さん自身が容器を不潔に操作してしまうことがありました。
その薬を間違って違う患者さんに点眼してしまうと感染する恐れがありますので、管理には細心の注意を払いましょう。
入退院・手術準備が多い
病棟では、看護師が検査する事はなく、処置室で朝の診察介助がある位で、重症の方もいないので比較的楽なのかもしれません。入退院や手術で病棟自体はバタバタしている印象ですが、術前準備はルーチン化されていて、手術時間が長くかかる事もなく、看護記録もパスなのでほとんどなく、残業はほぼありません。
病棟でも一番楽な科かもしれません。ただし、眼科病棟のみという病院はほとんどなく、他科との混合病棟になっています。
眼科病棟のみを希望するなら、個人病院の有床施設になります。患者人数はこちらの方が少ないです。「眼科のみ」と専門的で、いいかもしれませんね。
白内障手術で行うこと
タイマーをかけて、3分毎に術前点眼(3種類)を10回行い、手術自体は10分程度で終わります。手術室への送迎にも呼ばれたりしますが、ほとんどの病院でクリティカルパスによってルーチン化されているので、チーム内で協力すればスムーズに対応できるでしょう。
術後は「カッペ」を装着しており、手術した方ではない眼も悪い患者さんが多いので、歩行介助が必要になります。
夜間の転倒には、充分気をつけなければなりません。ほとんどの患者さんが高齢の方ですが、歩行介助や点眼介助・指導、顔の清拭・洗髪以外は介助がいらないので、他科に比べると楽です。
術後の患者さんは様々な面で気を配らなければなりません。下記の手術もよく行われますので、気をつけたいことを覚えておきましょう。
硝子体手術
常に(歩行時や食事時も)顔をうつぶせにしていないといけない方もいます。その患者さん達はとてもストレスになっているようで、精神的なケアが必要です。斜視手術
小児(大体が幼稚園児位)もいて、個室で付き添い入院となります。点眼や投薬を嫌がったりもあるので、小児の対応力も必要になってきます。眼科の求人が多いのはどれ?看護師転職サイトおすすめランキング
眼科は他科に比べると人気があり、勤務歴の長い看護師が多いせいか、あまり求人が出ません。
仕事内容は慣れてしまえばさほど難しくないので、診療助手を雇って看護師がいない、もしくは、看護師が一人という病院もあります。
また、コンタクトレンズ外来を休日に設けてい病院や、ショッピングモールにあるクリニック等は、一般のクリニックより遅い時間までの勤務や休日出勤もあります。
転職先を選ぶ際に、そのような細かい情報を得るには看護師専門の転職サイトの登録が必須です。看護師の転職サイトを選ぶポイントは以下の3点が重要になります。
看護師専門の転職サイトを選ぶポイント手厚い転職サポート体制があるか・・・看護師の転職では専属のキャリアアドバイザーを活用できるかが重要
眼科の公開求人件数が多いか・・・非公開求人もあるので完全にはわからないが取扱求人件数の目安になる
信頼できる会社が運営しているか・・・求人、キャリアアドバイザーの質に影響する可能性がある
これらの点を踏まえ、眼科志望の看護師が登録しておきたい転職サイトを選びましたので紹介します。どのサイトも登録は無料です。
サイト 総合評価 転職サポート 眼科の公開求人数
担当者と
2人3脚
現場知る担当に
会って相談
626件
求人数多く
担当も経験豊富
面接・書類対策
手厚く支援
1509件
眼科求人数
TOP
専任担当が
求人を紹介
5238件
求人は少ない
大手のサイト
専属担当が
対策/交渉支援
165件
※眼科の公開求人件数は2018年8月4日に眼科の求人を絞り込み検索した結果
眼科の求人になるべく多く触れ、自分と相性のいいキャリアアドバイザーを探すためにも、必ず2~3社以上の転職サイトに登録しましょう。
それでは、特に登録をオススメできる3つの看護師転職サイトについて紹介します。
マイナビ看護師は看護師専門のキャリアアドバイザーが直接会って相談に乗ってくれます。
もちろん、まだ眼科への転職を決断していない状況でもカウンセリングは受け付けてくれるので、まずは今のお仕事の悩みを相談してみると良いでしょう。
担当のキャリアアドバイザーは何度も病院に足を運び、細やかな情報も多く持っているので、自分に合った眼科を見つけられる確率はグッと上がります。
キャリアアドバイザーの質の良さから「マイナビ看護師」は絶対に登録しておいた方が良いサイトです。
無料で登録できる「マイナビ看護師」へ
「ナースではたらこ」を運営している「dip」は求人の専門会社です。地域別の求人情報に精通したエリア担当者が多数在籍しています。
各担当者は転職支援のプロなので、履歴書・面接対策、入職後のフォローまでサポートしてくれるので安心して転職活動が可能です。
「ナースではたらこ」は眼科の求人情報の数も多いので、なるべく多くの眼科求人情報と触れるためにも登録しておいたほうが良いサイトだと評価できます。
登録から実際の転職支援まで、すべてのサービスは無料です。まずは登録して求人をチェックしてみてくださいね。
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「看護のお仕事」は眼科の求人数の多さが魅力の看護師専門転職サイトです。
担当者に自分のこれまでの経験や希望条件を詳しく伝えることで、自分に合った眼科の求人を多く紹介してもらえるでしょう。それが、転職活動成功のカギとなります。
数多くの種類の眼科求人の中で自分に合った転職先を担当者と一緒に探すことができるので、登録しておいて損はありません。
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眼科の看護師は他の科にはない専門知識が学べる!
検査内容や機械の操作方法、視力矯正は、経験を積まないと難しく、覚える事がたくさんあります。
ただ、今まで経験したことのない特殊性があるおかげで、新鮮な気持ちになれたり、専門知識を学ぶ事が面白くなってきたり、自信につながったりします。
眼科の知識だけでなく、脳の機能や影響、基礎疾患からの眼の影響等も勉強する必要があります。
救急があるところでは、角膜潰瘍や網膜剥離、異物による角膜損傷や、眼窩骨折、高眼圧症などで、緊急を要する患者さんが運ばれてきます。外科的治療が必要なことがありますので、外科系の経験があると安心です。
眼科にも点滴と採血がある?
点滴や採血は内科に比べると断然少ないです。でも、抗生剤の点滴、術前検査の採血、眼底検査でルート確保をする事があります。既往に糖尿病の方や高齢の方が多く、難しい血管の患者さんも多いので、注射や採血の経験は必要です。
ORTやOMAがいるところを選ぶと仕事に余裕ができる
ORT(視能訓練士)やOMA(眼科コメディカル)がいる所では、検査や矯正等はその方達が行い、看護師は看護業務を全うします。不在の所では看護師も検査をしないといけないので、ORTやOMAがいる所を選んだ方が看護師の仕事に余裕ができるでしょう。
※現在、OMAは廃止されているので雇用されているかはわかりません
経験歴の長いOMAがいて看護師気取りをされて仕事がやりにくい、看護師もORTもOMAもみんな看護師に見られて複雑な気分、と感じている看護師はいます。
気持ちは分かりますが、患者さんから見たら同じ白衣を着ている医療者なんです。看護師にしかできない医療行為業務、看護ケアや生活指導等、プライドと自信を持って、堂々と患者さんに向き合いましょう!
眼科の看護師は専門知識の勉強だけでなく、基礎疾患の理解も大切
眼科クリニックは街中にあり、平日夜遅くや休日にも開いている所もあります。
平日に休みが取りづらい人でも、気軽に通えるようになりました。超高齢化により高齢の患者さんは今後益々増えますが、スマホ利用の視力低下等で若い方や子供の患者さんも増えてきているように思えます。
眼科は、専門知識が必要で、解剖や機能がわかりにくかったり、検査やその操作方法も難しいので、挫折する方も多いですが、積極的に眼科の勉強をして極める事ができればとても興味深い科です。
個人病院で入院手術ができる所も増えてきて、シフト制で外来・手術室・病棟をローテーションして勤務できたりする所もあるので、とてもやりがいがあると思います。
眼科の患者さんのほとんどが高齢のある方で、既往のある患者さんです。
眼だけでなく基礎疾患に対する理解や生活管理・指導がとても重要になってきます。きちんとそこにも目を向けて関わっていけば、流れ作業的にならずに充分やりがいのある職場になると思いますよ。
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