看護師転職の手順を完全整理!看護師免許の変更手続を忘れずに

[公開日]2018/07/09[更新日]2018/08/08

看護師が転職する時の手続き
結婚や転居、職場でのトラブルなど転職の理由は様々ですね。

どちらにせよ前向きに進むために真剣に考えた結論なのですから、満足できる退職、転職にしたいもの。

これから残務整理や引き継ぎ、細々した手続きが必要になってきますから、ちょっぴり気が重くなることもあるかもしれませんが、頑張って乗り切りましょう。



看護師転職の手続きの第一歩は退職の日を決めること



まず第一歩として、いつ退職するのかを決めましょう。

テレビドラマでは、いきなり辞表を叩きつけて即時退職なんていう場面もありますが、それはあくまでもフィクションの世界のこと。

円満退職のためにはかなりデリケートな対応が望まれます。

最低2か月前には退職の意志を伝える

法律では退職の申告は2週間前ということになっていますが、看護師の場合、1ケ月ごとのシフトがしっかり組まれていますし、師長はその1ヶ月前からパズルのようにスタッフ配置に頭を悩ませるわけです。

ですから最低2ヶ月、できれば3ヶ月前にはその意思を伝えておくことが望ましいと思います。

また病院の就業規定によって、申し出の時期が規定されている場合が多いので、念のため確認しておくと良いでしょう。

大きな病院になれば組織が大きくなるため、師長の一存で即決できない場合もありますから、時間的猶予は必要です。

退職の直前ギリギリまできついシフトが入るのは覚悟する

場合によっては退職前に年休消化で休暇をつけてくれる場合もあるようですが、現実的には稀なケースと思った方が良さそうです。

むしろ、ギリギリまできっちり夜勤が入るなどきついシフトを覚悟しておく方が無難かと思います。

退職時期は、求人しやすい年度末が望ましいのですが、そう都合よくいかない場合もありますね。

中途退職の場合、欠員のまま残った人員でシフトを組まなければならないこともありますので、他のスタッフへの配慮も必要です。

念願の退職、転職で心浮き立っていたとしても、謙虚な姿勢を忘れず、引継ぎがあればことさら丁寧に対応しておくことが望まれます。

ハローワークや看護師転職サイトに登録手続をする


退職時期の決定と並行して、転職先の求職活動が必要になります。

もちろん個人的にお目当ての病院と直接交渉することもできます。でも通常勤務の合間をぬっての求職活動は、時間的制限もあり、思うようには進まないかもしれません。

そのためハローワークや看護師転職サイトへの登録という方法があります。

ハローワークへの登録は看護系への強さが不安
ハローワークは公共的な事業なので安心です。

しかし、所在地まで出向き、手続きしなくてはなりませんし、利用者が多いため時間的余裕が必要となります。

また看護系に強い相談員が常駐しているとは限りませんので、あくまでも事務的な処理として扱われる可能性があります。

看護師の転職サイトに登録すると便利
看護師の転職サイトは登録も簡単で、コンサルタントによる丁寧な対応が期待できます。

無料で利用でき、なかには紹介だけでなく、転職先との条件交渉、面接の練習、履歴書の書き方まで丁寧に指導してくれるところもあります。

このような斡旋会社は、便利で採用率が高いことから、利用者は増加しています。

でも一方で、斡旋手数料目的の悪質な業者も増えてきているという報告もあります。

そこで、安心して登録できるおすすめの看護師転職サイトを紹介しますので、参考にしてみてください。

転職エージェントが親身にサポート!看護師転職サイトおすすめ4選

転職先を探す時には転職サイトに登録し、たくさんの情報の中から自分に合った求人を見つけることが得策です。

看護師の転職サイトを選ぶポイントは以下の3点です。

手厚い転職サポート体制があるか・・・看護師の転職では専属のキャリアアドバイザーを活用できるかが重要
公開求人件数が多いか・・・非公開求人もあるので完全にはわからないが取扱求人件数の目安になる
信頼できる会社が運営しているか・・・求人、キャリアアドバイザーの質に影響する可能性がある

これらの点を踏まえ、看護師が登録しておきたい転職サイトを選びましたので紹介します。どのサイトも登録は無料です。


サイト
総合評価
転職サポート
公開求人数

担当者と
2人3脚

現場知る担当に
会って相談

約2万5000件

求人数多く
担当も経験豊富

面接・書類対策
手厚く支援

約9万件

求人は少ない
大手のサイト

専属担当が
対策/交渉支援

約7500件

差別点欠ける

専任担当が
求人を紹介

約1万5000件


なるべく多くの求人情報と触れたり、より自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけるためにも、必ず2社以上の転職サイトに登録するようにしましょう。


他の看護師への引き継ぎと退職前の手続きの手順



退職の意思を上司(師長)に伝え、口頭で了解を得られたら手続きを始めましょう。

退職届を提出する
この場合、双方の合意が得られた状態での退職手続になりますので「退職願」ではなく「退職届」になります。

一般的な書式はネットなどで検索するとすぐに見つかりますが、勤務先によってはすでに既定の書式ができていて、サインだけすれば良い場合もあります。

この段階では、ほとんど病院の事務方とのやり取りになります。手続き上必要な書類等は、きちんとそろえてくれるはずですから特に心配はいりません。

病院から貸与された仕事道具を返却する
退職日に、ユニホームやロッカーのカギ、IDカードといった病院から貸与されたものは必ず返却しなければなりません。

当日あわてて返却忘れがないように、事前にチェックしておくようにしましょうね。

他の看護師に自分の業務を計画的に引き継ぐ
気が重いのが、病棟での残務整理や業務の引き継ぎです。

引継ぎを受ける側の状況を配慮して、受け持ち患者さんの看護計画の変更や退院時指導などは、少し先を見越した準備を心がけましょう。

またプリセプターや学生指導などの役割についても、慎重に引き継ぐ必要がありますが、時間的な制限の中で自分の都合ばかり優先するわけにはいきません。

後任の勤務スケジュールと調整しながら早めに準備を始めましょう。

年金や保険はどうする?看護師の退職・転職に伴う手続きとは



年金や健康保険の仕組み、手続きといった複雑な仕組を理解するのはとても難しいですね。

結婚、転職といったライフイベントに遭遇しない限り、あまり知るタイミングもないことかもしれません。

でも、避けて通ることのできない大切な事項ですから、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

退職後、転職までにブランクがあく場合
退職後14日以内に居住地を管轄する市町村役場に出向き、国民健康保険、国民年金の加入手続きをしなければなりません。

退職日で社会保険の資格喪失となっていますから、わずかの期間といっても無保険状態となります。

万が一のケガ、病気などの場合、全額自己負担となりますので、なるべく速やかに手続きを完了させましょう。

ここで覚えておきたいことは、失業状態であっても、国民健康保険料は納入しなければならないということです。

具体的な保険料は市町村によって多少違いがありますので、役場の窓口で試算してもらいましょう。

その他、2年間に限り、社会保険の任意継続被保険制度を利用することもできますが、こちらも保険料の支払いは発生しますから、試算上どちらがよいか考えてみても良いかもしれません。

まず、退職したら年金手帳と退職したことを証明できるもの(離職票や健康保険被保険者資格喪失届など)を準備して、役場に相談に行くことをお勧めします。

転職先が既に決まっている場合
転職先が決まっている場合は、入職先で手続きをしてくれます。

結婚に伴う退職の場合は、夫の扶養家族になることができますので、夫の勤務先で手続きをしてもらうことが多いでしょう。そのため、自分で手続きをする必要はありません。

看護師を退職・転職したら失業保険や税金の手続きはどうする?


それでは、失業保険や税金の手続きについても確認していきましょう。

失業保険はハローワークで手続きをする


退職後、雇用保険が適応されていた場合、雇用保険被保険者証が発行され、失業手当を受給することができます。

これは自己申請になりますので、必要があれば居住地を管轄するハローワークに出向き手続きをしましょう。

ただ、実際に失業手当が支給されるまで日数がかかりますし、認定日にはその度、ハローワークまで足を運ぶ必要がありますので、それなりの労力を要することになります。

しかし、一定の条件をクリアできれば再就職の際にお祝い金として、再就職手当を受給できる場合があるので、確認してみましょう。

税金の手続きは退職時の源泉徴収票が重要


所得税は退職時に源泉徴収票を受け取っておきます。

年内に転職した場合は入職先で年末調整してくれますが、失業中の場合は自分で確定申告しなければなりません。

ただし、所得税は前払いなので、確定申告によって払いすぎた分を還付される可能性があります。

一方、問題なのは住民税です。これは後払いなので、1月から5月の間に退職する場合は最終月の給与から一括天引きされるのです。

6月から12月の場合は退職時に一括で天引きするか、あるいは個人で分割納付するか選択を求められることになります。

つまり失業中で無収入であっても納税義務は果たさなければならないというわけです。

保険や納税に関する手続きはわかりにくいものです。最低限必要なことは退職時に説明を受けるはずですが、疑問に思うことは管轄するハローワーク、税務署などで相談してみましょうね。

転職のブランクで忘れがち!看護師免許の変更申請手続きに注意



ところでみなさんは看護師免許の保管はどうしていますか?とっても大切なものなのですが、意外とかさばってしまい、ぞんざいな扱いになっていたりしませんか?

転職の際には必ず提示を求められますから、あわてないように準備しておきましょう。

結婚や離婚をした場合は変更申請が必要

もし、結婚・離婚などで姓や本籍地が変わった場合、変更後30日以内に管轄地の保健所で看護師免許の変更申請手続きをしなければなりません。

ブランク中であったとしても、変更手続きは必要ですから忘れないようにしましょう。

実は私は結婚後、これを数年間放置してしまい、遅延理由書を提出して、何とか受け付けてもらえたという経験があります。

一応、裏面に更新手続き申請中と印を押してもらいましたが、新しい免許証が届くまで1〜2ヶ月かかったと記憶しています。

幸いブランク中だったので、問題はありませんでしたが、転職が決まっていたらあせってしまいましたね。

また、万が一、紛失してしまった場合でも再交付は可能ですが、必要書類、手数料等についての詳細は保健所に問い合わせてみて下さい。

変更申請手続きには戸籍謄本または抄本が必要になる場合がありますがこれは本籍地の役場から発行してもらわなければなりません。

遠方の場合、郵送で取り寄せになるので時間がかかります。本籍地の市町村役場ホームページ等で確認してくださいね。

看護師の転職手続きを終えれば新しい職場へ!



いよいよ新しい職場へ入職です。ブランクがあって入職する場合は、余裕をもって準備できるはず。でも退職後すぐに入職する場合には、かなりハードな状況が予想されます。

退職ギリギリまで夜勤や引き継ぎを行い、休む間もなく入職し新しい環境へ適応しなければなりません。場合によっては転居を伴うこともあるでしょうから、十分な体調管理に心がけることが必要ですね。

ただ、なかには残務整理などが間に合わず、入職予定日が遅延するなどといったトラブルもおこっているようです。

これは、前職にも入職先にも影響してしまうことになりますので、入職予定日に向けて計画的な準備をすすめるように心がけてください。

以上が退職から入職まで、心がけたいチェックポイントです。ブランクあけか、継続して働くかによって、多少の違いはあると思いますが、それぞれ心機一転、前向きに前進できますよう頑張ってくださいね。